昼過ぎに植物工場の作業を終えてから、昼食をどこに行こうかという話になりました。

 この度は、東京からVBのSさんも参加されていました。そのSさんが初めての沖縄訪問でしたので、まずは、近くの名護市の案内を兼ねての昼食がよいということになり、「宮里そば」屋が選ばれました。

 ここは「名護そば」として古くからの有名どころでしたが、最近は、名護市役所の近くに移転して大きなそば屋に更新されています。

 昼過ぎでありましたが、この食堂内は数十人のお客さんで満員になってになっていました。

 最悪相席は仕方がないかと一端、その席に座っていたら運よく空席ができましたので、そこに移動しました。

 そして同行の3名が注文したのは、みな同じ「ソーキそば」でした。

 聞くところによれば、この「ソーキそば」の発祥は名護だそうで、これが沖縄全体に広がったのではないかと思います。

 「ソーキ」とは、骨付きに豚肉のことであり、これを柔らかく煮て食べやすくしたものです。

 この宮里「ソーキそば」の写真を示しましょう。

miyazatoそば
               宮里そば(ソーキそば)
 
 この写真で明らかなように、この宮里の「ソーキそば」の特徴は、肉厚のソーキが4切れもそばの上に載っていることにあります。

 この味付けがよく、このソーキを食べながらそばをいただくのが、ソーキそばの独特の食べ方なのです。

 また、柔らかく煮られた大きな昆布が2つ添えられています。

 この大きな煮昆布が添えられているのも宮里そば独特であり、これもおいしくいただきました。

 因みに、ここでは「昆布そば」というメニューもあり、それには同じ煮昆布がたくさん載せられていました。

 赤いのは紅ショウガであり、これがそばの味を引き立てています。

 実際に、このそばを食べる前に、「コーレーグース」と呼ばれている香辛液(赤トウガラシを泡盛に入れて作った透明の液体)を入れてかき混ぜながら、そばを食べていきます。

 ここでまず、そばの汁も吸うことになりますが、これが意外とあっさりしていて、ここがラーメンとは大きく異なっています。

 また、塩気も少なく、この薄味の味付けが何度も繰り返して食べるのに適しているのだと思います。

 さらに、麺についてもあっさり味で食べやすく、この薄味とあっさり麺の組み合わせがよく、これが、この優れたおいしさの特徴といえそうです。

    「どうでしたか?名護名物の宮里そばの味はいかがでしたか?満足できましたか?」

 「はい、おいしかったです。満足です。これやばいですね」

 面が割と細いせいでしょうか、これを平らげるとおなか一杯になりましたので、次の目的地である道の駅「許田」に向かいました(つづく)。