昨日、第51回マイクロバブル研究会が開催されました。

 
今回のゲストは、地元で菓子屋さんをなされているTさんでした。

 この2カ月、Tさんとは菓子づくりに関する共同研究を行ってきました。

 とても研究熱心な方で、

 「私どもが関わった饅頭が一日1万個売れるようになりました。あなたもそれにチャレンジしてみませんか」


と呼びかけると、

 「ぜひ私もやりたいです」

ときっぱり決意を示されましたので、その共同が始まることになりました。

 
そこで、それぞれの役割分担を決めました。

 
その私の役割は、重要な地域資源材料の一部を提供することでした(ここでは、彼女との共同研究の内容を尊重する立場にありますので、「地域資源材料」という用語で表すことにします)。

 それを用いての菓子づくりを彼女が行い、二人でそれを試食、評価することにしました。

 
私は、その役割を果たすために、4つの材料を試すことにしました。

 かつて一度取り組んだ課題でもありましたので、今度は、そのTさんの熱意に応えて、それをより一層発展させようと思いました。

 
そのために、4つの材料を調べることにしました。

 この材料、それが存在している場所によって微妙にことなりますので、それらを得ては、試験することにしました。

 それらの特徴を簡単に示しましょう。

 地域資源材料A:地元でも評判の材料であり、これまでもその良さを確認していました。

 地域資源材料B:今回別の共同研究を実施したことで新たに獲得できるようになりました。これが意外に高品質で役立ちそうでした。

 地域資源材料C:Tさんが、これまでに用いていた材料でした。

 地域資源材料D:簡単に手に入れることができる材料です。

 これらを光マイクロバブル技術を施すことによって、その試験と評価を行うことによって、それらの優劣が徐々に明らかになってきました。

 その順位は、上記の通りでした。

 第1位と第2位ではあまり差がありませんでした。

 AとBが断トツに優れ、他の3つとは大きな差異がありました。

 そこで、手に入りやすいBを中心にして、その菓子づくりの方法を試していただき、その味評価を行ってきました。


 最初は試行錯誤で、これまでの製造方法における拘りもあって、あっち行き、こっち行きの迷いが入り込んでいました。

 これは、当初においてよくあることですが、実際はかなり大きな違いであるにもかかわらず、その認識が不十分なために、わずかな違いとしか把握されないことが多いのです。

 ここが、光マイクロバブルに詳しい専門家と素人の分かれ目でもあるのですが、そのことをよく説明してあげる必要があります。

 そうでないと、袋小路に入ったままで、その位置が解らなくなってしまうのです。

 そんなときに外部からの情報が入ってくるとますます混乱してしまうことが起こる場合も多々あるようです。

 それから、食べ物の味評価は微妙であり、その時のわずかな条件の違いが味にかなり影響することが多々あります。

 ある時、その味評価において、それまでとはまったく正反対の評価をしたことがありました。

 「なぜ間違えたのであろうか?」

と思いながら、その経時変化をたどっていくと、その理由が解りました。

 時間経過とともに、徐々に味が変化していって、これまでの味と同じになっていったことを確認できたからでした。

 また、ある時はTさんが思い詰めて来られたこともありました。

 今にも、目から液体が流れ出しそうでした。

 その心境を察し、

 「これは、今までと同じルートをあなたが歩まれているから起こることなんですよ。そうでなければ、そのように苦労されることは起こらないのですよ」

といい、丁寧に、彼女が置かれている状況を説明することで納得していただくことができました。

 このような経験を踏まえながら、徐々に、そのお菓子の味が向上するようになりました。

ーーー だいぶ良くなってきましたね。
 

と思える状況に至りましたので、マイクロバブル研究会にゲストとして招き、みなさんの前で試食会を開催しました。

 これまでにも何度か同様の試食会を開催してきましたので、その度ににぎやかな研究会になりましたが、今回も同じ現象が起きました。

 「香りが、こんなに違うとは思わなかった。ふしぎです」

 「味が上品でおいしい」

 「塩気が出ているのとそうでないで区別できる」


 これらの試食の結果を総合すると、光マイクロバブルを用いた方の特徴は、次のようでした。

 
①香りが強く、よい匂いがする。

 ②味がよく、より上品なおいしさがある。

 ③塩気が少ないように感じる。

 これらの違いは、どのようにして生まれたのでしょうか?

 新たな課題の出現で、ますますおもしろさが増してきたようで、今後の共同研究の楽しみが増してきたように思いました。

 その後、他の参加者からは、今年の農作物の出来具合や最近の自治体と協力しての高齢者の排泄問題に関する取り組み等が紹介され、さまざまな意見交換がなされました。

 また、その後は、別の農作物の試食会もなされたことで、ますます盛り上がることになりました。

 結局、今回も会が終了したのは22時前のことでした。

 楽しくて有意義な研究会が続いていますね(つづく)。

kunoura
国東市来浦の農村風景(両側に丘があり、その合間で稲作がなされている)