前回の記事において示した4つの「仮説」を、順次より詳しく解説していきましょう。
青字が、その仮説、下の黒字に記したのが解説です。
(1)光マイクロバブルは、犬とヒトの両方に「ここちよさ」を与えることができる。この「ここちよさ」を深く味わうことによって、ストレスの改善が可能になるのではないか。
光マイクロバブル温浴やマイクロバブルフォーム温浴を、ヒトやワンちゃんが好きになる現象が各地でよく発生しています。
それは、共に独特の「ここちよさ」を感じることによって、それを追い求めるようになるからです。
ヒトの場合は言葉を持っていますので、「ああ、気持ちがよい」、「リラックスできる」、「病み付きになった」、「これなしでは生きていけない」などという感想が述べられています。
しかし、ワンちゃんには、ヒトのように便利な言語能力がありませんので、それを動作や顔の表情によって表すしかありません。
その特徴的な動作を紹介しておきましょう。
①トリマーをじっと見つめるようになる
犬は、まるで言葉を投げかけるようにじっと飼い主を見つめます。
これはマイクロバブルフォーム洗浄・温浴時のトリマーに対しても同じで、その時にじっと見つめる現象が確認されています。
この行為は、犬の愛情表現であり、その時に犬の体内に、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が発生することが見出されています。
このじっと見つめる行為によって、今度は見つめられているトリマーや飼い主側にも重要な変化が現れ、その体内に愛情ホルモンである「オキシトシン」が生成されるようです。
これは、ヒトの場合において、赤ちゃんと母親の相互間に同じホルモン発生が起こるようで、互いに真正面から見つめ合うことが非常に重要な行為と見なされています。
これらの行為が、「ここちよい」という脳の反応によって誘起されていることも大いに注目されるべき現象といえます。
すなわち、「ここちよい」という知覚によって「愛情ホルモン」が、それぞれの体内に生成されるという、極めて特異で貴重な作用が生まれているのです。
しかも、この知覚体験には、それを繰り返すことによって学習効果が働くようになりますので、これも、非常におもしろい現象として注目される必要があるでしょう。
②マイクロバブルフォーム洗浄・温浴が終わっても再び浴槽に入ろうとする
たとえば、ワンちゃんの場合、マイクロバブルフォーム洗浄・温浴を済ませて、ワンちゃんを浴槽から出した時に、すぐに、その浴槽に自分で入り直そうとするワンちゃんが出てきています。
これは、その温浴時の「ここちよさ」の記憶が脳内に刻まれていて、それを再度味わいたいと思ったからであり、その学習効果が現われた行為のひとつということができるでしょう。
おもしろいことに、ヒトにおいても同じような行為に出くわしたことがあります。
そのひとつは、私自身の体験によるものです。
長野県の阿智村に「ゆったりーな」という公衆浴場があります。
ここの露天風呂に光マイクロバブル装置が設置され、その入浴を行った時でした。
あまりにもここちよかったので、いつも1~2時間の入浴を行うのが普通でした。
この時の湯音は41℃(これは、そこの温泉の決まりでしたので常にその温度に設定されていました)でした。
通常、この温度における入浴時間はせいぜい4、5分ですので、私の入浴時間は、それを大幅に超えていました。
なぜ、そのような超過入浴が可能になったのでしょうか?
その長時間入浴には、「ここちよさ」が関係していました。
より長い光マイクロバブル入浴において、その「ここちよさ」がより自覚され、記憶としてもより明確に脳内に刻み込まれるようになります。
その結果、次のような人間の行為が生まれてくるのです。
その大幅な長時間入浴を行う理由は、次のように考えられます。
41℃に設定された場合の入浴時間が4、5分程度であることは、各種の入浴実験を行っている入浴剤メーカーによっても確かめられていることです。
これは、その比較的高温入浴によって体内が温められ、4、5分もすると、それ以上に身体が熱くなることを回避しようという意識が生まれるからで、私も実際の温泉入浴で、そのことを確かめました。
また、その際に他の温泉客の入浴時間を調べましたが、みなさんもぴたりと同じで、4、5分で出浴されていました。
公衆浴場の光マイクロバブル風呂であっても、お湯の温度は41℃に設定されていますので、入浴後4、5分で身体が同じように温まり、その後は出浴したくなります。
時には、この出浴したいという気持ちが膨らむと違和感、つまりは嫌な気持ちになることもあります。
実際には、この「違和感」と光マイクロバブルの「ここちよさ」が脳内で攻め合うようになり、その結果として、身体を浮かせて足だけ温泉に浸かるという動作に移行していきます。
その光マイクロバブル湯が露天の場合には、涼しい風が吹いてきて、その違和感を覚えた身体を冷やすことができます。
一方で足は光マイクロバブル湯に浸かったままですので、それによる「ここちよさ」は所属していて、これに身体を冷やす「ここちよさ」も加わって「二重のここちよさ」が醸し出されてくるのです。
こうなると、「違和感」よりも「ここちよさ」の方が断然勝るようになり、それが1時間、2時間の長風呂を平気でするようになることに結びついていくのです。
実際、私自身も、その長時間入浴後に出浴しようと歩き出して、そこから引き返して、再び光マイクロバブル湯に逆戻りしたことが何回もありました。
また、私の友人は、一緒に、その光マイクロバブル湯から出浴して脱衣場で服を着始めていたら、「もう一回入ってきます」といって服を脱ぎ、戻っていきました。
この私どもの行為とまったく同じことが、ワンちゃんの場合においても出現しています。
これは決して珍しい話ではありません。
ワンちゃんも、光マイクロバブルの「ここちよさ」がわかり、それを求めているのだと思います。
この「ここちよさ」をたっぷり味わうことで、心身がリラックス状態になり、その結果としてストレスが解消されるのではないでしょうか。
「ここちよさ」が弱い水準の場合には、そのストレスの改善力が弱いことが推測されます。
今後も、この「ここちよさ」と「ストレス改善」の重要な関係をより深く究明していくことが重要だと思います。
次回は、前回示した第二仮説について深掘りをすることにしましょう(つづく)
青字が、その仮説、下の黒字に記したのが解説です。
(1)光マイクロバブルは、犬とヒトの両方に「ここちよさ」を与えることができる。この「ここちよさ」を深く味わうことによって、ストレスの改善が可能になるのではないか。
光マイクロバブル温浴やマイクロバブルフォーム温浴を、ヒトやワンちゃんが好きになる現象が各地でよく発生しています。
それは、共に独特の「ここちよさ」を感じることによって、それを追い求めるようになるからです。
ヒトの場合は言葉を持っていますので、「ああ、気持ちがよい」、「リラックスできる」、「病み付きになった」、「これなしでは生きていけない」などという感想が述べられています。
しかし、ワンちゃんには、ヒトのように便利な言語能力がありませんので、それを動作や顔の表情によって表すしかありません。
その特徴的な動作を紹介しておきましょう。
①トリマーをじっと見つめるようになる
犬は、まるで言葉を投げかけるようにじっと飼い主を見つめます。
これはマイクロバブルフォーム洗浄・温浴時のトリマーに対しても同じで、その時にじっと見つめる現象が確認されています。
この行為は、犬の愛情表現であり、その時に犬の体内に、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が発生することが見出されています。
このじっと見つめる行為によって、今度は見つめられているトリマーや飼い主側にも重要な変化が現れ、その体内に愛情ホルモンである「オキシトシン」が生成されるようです。
これは、ヒトの場合において、赤ちゃんと母親の相互間に同じホルモン発生が起こるようで、互いに真正面から見つめ合うことが非常に重要な行為と見なされています。
これらの行為が、「ここちよい」という脳の反応によって誘起されていることも大いに注目されるべき現象といえます。
すなわち、「ここちよい」という知覚によって「愛情ホルモン」が、それぞれの体内に生成されるという、極めて特異で貴重な作用が生まれているのです。
しかも、この知覚体験には、それを繰り返すことによって学習効果が働くようになりますので、これも、非常におもしろい現象として注目される必要があるでしょう。
②マイクロバブルフォーム洗浄・温浴が終わっても再び浴槽に入ろうとする
たとえば、ワンちゃんの場合、マイクロバブルフォーム洗浄・温浴を済ませて、ワンちゃんを浴槽から出した時に、すぐに、その浴槽に自分で入り直そうとするワンちゃんが出てきています。
これは、その温浴時の「ここちよさ」の記憶が脳内に刻まれていて、それを再度味わいたいと思ったからであり、その学習効果が現われた行為のひとつということができるでしょう。
おもしろいことに、ヒトにおいても同じような行為に出くわしたことがあります。
そのひとつは、私自身の体験によるものです。
長野県の阿智村に「ゆったりーな」という公衆浴場があります。
ここの露天風呂に光マイクロバブル装置が設置され、その入浴を行った時でした。
あまりにもここちよかったので、いつも1~2時間の入浴を行うのが普通でした。
この時の湯音は41℃(これは、そこの温泉の決まりでしたので常にその温度に設定されていました)でした。
通常、この温度における入浴時間はせいぜい4、5分ですので、私の入浴時間は、それを大幅に超えていました。
なぜ、そのような超過入浴が可能になったのでしょうか?
その長時間入浴には、「ここちよさ」が関係していました。
より長い光マイクロバブル入浴において、その「ここちよさ」がより自覚され、記憶としてもより明確に脳内に刻み込まれるようになります。
その結果、次のような人間の行為が生まれてくるのです。
その大幅な長時間入浴を行う理由は、次のように考えられます。
41℃に設定された場合の入浴時間が4、5分程度であることは、各種の入浴実験を行っている入浴剤メーカーによっても確かめられていることです。
これは、その比較的高温入浴によって体内が温められ、4、5分もすると、それ以上に身体が熱くなることを回避しようという意識が生まれるからで、私も実際の温泉入浴で、そのことを確かめました。
また、その際に他の温泉客の入浴時間を調べましたが、みなさんもぴたりと同じで、4、5分で出浴されていました。
公衆浴場の光マイクロバブル風呂であっても、お湯の温度は41℃に設定されていますので、入浴後4、5分で身体が同じように温まり、その後は出浴したくなります。
時には、この出浴したいという気持ちが膨らむと違和感、つまりは嫌な気持ちになることもあります。
実際には、この「違和感」と光マイクロバブルの「ここちよさ」が脳内で攻め合うようになり、その結果として、身体を浮かせて足だけ温泉に浸かるという動作に移行していきます。
その光マイクロバブル湯が露天の場合には、涼しい風が吹いてきて、その違和感を覚えた身体を冷やすことができます。
一方で足は光マイクロバブル湯に浸かったままですので、それによる「ここちよさ」は所属していて、これに身体を冷やす「ここちよさ」も加わって「二重のここちよさ」が醸し出されてくるのです。
こうなると、「違和感」よりも「ここちよさ」の方が断然勝るようになり、それが1時間、2時間の長風呂を平気でするようになることに結びついていくのです。
実際、私自身も、その長時間入浴後に出浴しようと歩き出して、そこから引き返して、再び光マイクロバブル湯に逆戻りしたことが何回もありました。
また、私の友人は、一緒に、その光マイクロバブル湯から出浴して脱衣場で服を着始めていたら、「もう一回入ってきます」といって服を脱ぎ、戻っていきました。
この私どもの行為とまったく同じことが、ワンちゃんの場合においても出現しています。
これは決して珍しい話ではありません。
ワンちゃんも、光マイクロバブルの「ここちよさ」がわかり、それを求めているのだと思います。
この「ここちよさ」をたっぷり味わうことで、心身がリラックス状態になり、その結果としてストレスが解消されるのではないでしょうか。
「ここちよさ」が弱い水準の場合には、そのストレスの改善力が弱いことが推測されます。
今後も、この「ここちよさ」と「ストレス改善」の重要な関係をより深く究明していくことが重要だと思います。
次回は、前回示した第二仮説について深掘りをすることにしましょう(つづく)
マイクロバブルフォーム洗浄・温浴中にトリマーを見つめている様子
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