人生において何かの目標ができると、それを達成しようという気持ちが出てきて楽しくなることがあります。

 そのひとつが「私の光マイクロバブル入浴研究」です。

 私が、光マイクロバブル入浴を開始したのは1995年の冬のころでした。

 阪神淡路大震災の被害を受けた関係者からの問い合わせがきっかけとなって、その入浴における作用効果を自分で試してみようと思ったからでした。

 人様に勧めるには、自らの検証が必要と思ったからでした。

 このころ、研究会の席で「光マイクロバブル入浴」を話題にしたところ、ある方が血相を変えて、いきなり「それは危険だ、すぐに老人になってしまう」と大きな声で、私の話題を打ち消す発言がありました。

 「そうでしょうか、私がすぐに老人になるか、それとも逆に若返るかどうか。それは、すぐに解ることですので実際に試してみましょう」

 こう返すと、その方は、すぐに黙ってしまいました。

 後で、かれの発言の理由を考えてみました。

 「おそらく、光マイクロバブル入浴によって活性酸素が大量に発生し、それが老化を促進させると推測していたのではないか。かれは、マイクロバブルを詳しく研究していたわけではなく、その場の思い付きで発言したのであろう」

 この思い付きは、まったくの杞憂に終わりました。

 まず、光マイクロバブルの発生によって、空気中に約20%存在する酸素を水中に効率よく溶解させますが、もともと水道管を通って噴出してくる水道水の酸素濃度は通常の場合ほとんど飽和に近く、それ以上に酸素が、特別の操作を施さない限り溶け込むことはありません。

 それから、空気中の酸素をマイクロバブル化して水中で溶かすという現象において、活性酸素が発生するのかどうか、これも明らかにされていませんでした。

 また、かれの「軽はずみな予言」が的中すれば、私は老人になることを代償にして、きわめて重要な科学的発見と体験をすることができたはずでしたが、実際には、それは、まったくの的外れでした。

 私が好んで老化したかったわけではありませんが、これは、ある意味でがっかりの結果であり、しかし別の意味でとても重要な結果といえました。

 それでは実際はどうなったのか。

 それらを具体的に示していきましょう。

 その第1は、老化とは逆の現象が起こったことでした。 

 今風の言葉でいえば、アンチエイジング、昔からの言い回しでは、「若返り」が起きたのでした。

 こういえば大半のみなさんが、

「そんなバカなことが起こるはずがない。嘘ではないkか、信用できない」

と思われることでしょう。

 それが、これまでの常識といってもよいでしょう。

 しかし、光マイクロバブルの場合は、その常識を覆す非常識が度々起こることがふしぎでおもしろいことなのです。
 
 そこで、光マイクロバブル入浴における「若返り現象」を具体的に示すことにしましょう。

 最初は髪の毛の事例です。

 「若いころはフサフサしていた」、「こんなに禿げていなかった」、「麗しの黒髪だった」

と回顧される方もおられるでしょう。

 豊かな髪の毛の持ち主にとっては笑い話にすぎませんが、それが貧しい方々にとっては、深刻で悩ましい問題といえるのではないでしょうか?

   その貧しい髪の毛が豊かに増えていくこと、これは、フサフサしていた若いころに戻っていく現象ですので、まさに「若返り」ではないでしょうか。

 これが、どのように変わっていったのでしょうか。

 次回は、その変化についてより詳しく説明することにしましょう(つづく)。

momisa ミモサ