沖縄3日目は、午前10時からの現地実験を行うために、不足していたホースを買いにホームセンターに行きました。

 9時過ぎに近くのホームセンターに立ち寄ったところ開店が9時半ということで、そのまま開店を待っていると約束の時間に間に合わないので、より現地に近いホームセンターに行くことにしました。

 そこで、ホースの不足分を購入し、現地には約束の10時を少し過ぎて到着することができました。

 すでに実験の用意はできていましたので、早速、その開始のための準備と点検を行いました。

 「実験は、このような要領で行います」

 こういいながら、その手順を説明し了解を得て、その実験が開始されました。

 結果は、事前に予測したていたよりも早く良い傾向が現れ、ここにも光マイクロバブル装置の優位性が示されていました。

 こうして、予定していた時刻よりも、やや早めに実験が終わりました。

 その実験後、今後の取り組みについて協議し、これを条件を変えて繰り返していくことが決まりました。

 これによって、沖縄に「新たな橋頭堡」が築かれていくことを期待したいと思います。

 昼前に実験を行った現地を離れ、恩納村の植物工場に向かいました。

 昨年の8月以来、ここに光マイクロバブル装置を導入し、その成果が生み出されていますので、その様子を観察し、装置の点検も行うことにしました。

 ここでは、立派に育っているレタスの様子を観察しました。また、装置については、毎日の点検をしていただいて、その正常な発生状況を調べていただくことをお願いしました。

 これで、その日の懸案事項は終了することになりましたので、近くにある名護市の道の駅「許田」に向かいました。

 そこで、いつものように名物の「三矢のサータアンダギー」を買うためでした。

 ここは、いつ行ってもお客さんが多く、この三矢の前ではお客さんが、その名物を買われていました。

 丁度、店員さんが、そのプレーンが入ったアンダギーを新たにボックスに入れていたところでしたので、

 「これを50個ください」

というと、彼女が驚いてしまって、パニック状態になっていました。

 おそらく、その50個という数の多さに驚かれ、それが50個もあるかどうかを心配されたからでしょうか、どぎまぎされていました。

 私の相棒が袋をもらって、その50個を10個ずつ小分けにしながら袋に詰めていきました。

 しばらくして、売り子の彼女も冷静になられたようで、その袋詰めを手伝ってくださいました。48個しかなく、残り2つは別の種類のものを補填したそうです。

 「これで、最高のお土産を確保することができたね!」

 当初の予定は、名護市役所前の「宮里そば」屋で沖縄そばを食べる予定でしたが、どうやら時間が無くなったようで、その道の駅のなかにある食堂で「沖縄そば」を食べることにしました。

 ここは、道の駅に向かって右側の奥にあり、かなりの人数が食事をすることができるスペースを有していました。

 「ここが広いので、逆に売店部分がせせこましくなっていたのか!」

 その全体設計の様子を初めて理解することができました。

 ここでは、沖縄そばとともにステーキが売りのようでしたので、

 「仕事も上手くいったので、ステーキもいただいたら?

と相棒に促すと二つ返事で「いいですね」という返事がありました。

 沖縄にいた時には、ステーキが安くておいしかったので、よく食べていました。

 今でも、その名残があるのではないかと思って、相棒に、それを勧めたのでした。

 沖縄そばは、まあまあの味でしたが、「宮里そば」の方が上質でしたので、やや心残りを覚えました。

 ステーキは、おいしかったとのことでした。

 私の相棒にとっては、めったにない「沖縄そばとステーキ」で豪華版となりました。

 実験が上手くいったので、これくらいのプレゼントは良いのではないかと思いました。

 最後に、野菜売り場で野菜を買いました。

 ここは、パイナップルの生産地に近く、その熟したものが売られていて、それを小さなパックに入れた切り身をいつも買って、二人でおいしく食べてきましたので、それを買いました。


 そのおいしさが気にいったのでしょうか。

 相棒は、熟したパイナップルを丸ごと購入したようで、これもよいお土産になりました。

 帰りの車中、孫の話になり、「まだ、沖縄のどこにも連れて行っていないので、きれいな海を見せてやりたい」と相棒がいっていましたので、「それはよいことだ」と賛成して帰りを急ぐことにしました。

 こうして宿舎に帰ると、孫も含めて、これからみんなで「ステーキを食べに行く」とのことで、海に行く案は流れてしまいました。

ーーー そうか、同じようにステーキを食べることが重なっていたようだね!

 そんなわけで、私と相棒はしばらくの間留守番ををすることになりました。

 そこで、この時間を利用して、近くの「ジミー」に行くことを提案しました。

 ジミーは、洋菓子屋さんで、ここのアイスコーヒーとケーキセットがおいしいので、これを勧めました。

 私は、ジャーマンケーキとアイスコーヒーのセットを注文しました。

 このジャーマンケーキはドイツ風のケーキのことではなく、アメリカ人のジャーマンさんが作られたケーキのことです。

 チョコレートの生地の上にココナッツが載せられているジミーの看板ケーキのひとつです。

 これを格別に風味のあるアイスコーヒーといただくのがよく、よい午後のコーヒータイムとなりました。

 あまりのアイスコーヒーのおいしさに、2杯目を注文いたしました。

 以前は、何倍も「お代わり」ができたのですが、現在は、それができなくなったそうで少し残念でした。

 夜は、家内が腕を振るってみなさんに手料理を振る舞い、それが大好評でした。

 そのなかで、メバチマグロとミーバイの刺身が出てきました。

 後者は、沖縄独特の魚で、その刺身を初めていただきました。

 「これは旨い!豊後水道の鯛よりもはるかに上品だ、すばらしい味だ。また、沖縄のおいしい味をひとつ見つけた」

と感激しました。

 みなさんは、このミーバイの粗を用いたジューシー(混ぜご飯)が大好評であり、お代わりが相次いでいました。

 聞くところによれば、5合炊きを二回も行ったそうです。

 夕食後は、みなさんの歓談が続き、12時を過ぎても終わることがありませんでした。

 夜長談義、これも沖縄の良い風習であり、それがしっかりと今に生きている、と思いました(つづく)。

mituya
   
道の駅「許田」の三矢の前