今度、下記の要領で開催される東京でのセミナーの案内に関する解説の続報です。

 ●日時 2019年10月25日(金) 10:00-16:40
 ●会場 [東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)6階 F会議室

≪未来を切り拓くイノベーション戦略≫

光マイクロバブル技術の核心と展望

~新たな「命と健康の『ものづくり』」をめざして~


セミナー内容

2.光マイクロバブルと光マイクロバブル水
 2-1 気泡の定義と意味
  2-1-1 光マイクロバブルとマイクロバブル
  2-1-2 光マイクロバブルとナノバブル
 2-2 光マイクロバブル発生装置の開発
  2-2-1 発生装置の特徴
  2-2-2 発生メカニズムの重要性
  
2-2-3 発生装置の進化(M1~M5型へ、そしてM6型をめざして)
 
2-3 光マイクロバブルの物理学的特性
  2-3-1 自己収縮運動(マイクロバブルからナノバブルへ)

  2-3-2 負電位特性(収縮しながら負電位を増す特異な現象)
  2-3-3 自発光現象(収縮しながら何度も発光を繰り返す)
 2-4 光マイクロバブル水の化学的特性
  2-4-1 ふしぎな水、光マイクロバブル水とは何か
  2-4-2 高温高圧化による化学反応特性
  2-4-3 光マイクロバブル超臨界現象(新提案)


■解説:

 前回の記事と若干重なる部分がありますが、それは気にせずに解説を行うことにしましょう。

 第二章に入り、いよいよ重要な核心部分へと突入していきます。

 今回は、上記の赤字の部分の解説を行います。

 まずは、光マイクロバブルとナノバブルにことに触れておきましょう。

 周知のように、ナノバブルは、ナノサイズの気泡のことです。

 このサイズの気泡が、電子顕微鏡において撮影されたことにより、その実体が明らかになってきました。

 どうやら、このサイズの気泡は簡単に製造できるようで、ある研究者の解説によれば、わずかな界面不安定によって形成可能であるとのことでした。

 また、その特性は、その界面不安定を発生させる材料の違いによって、それがマイナスとプラスに電位操作ができるという説明もなされていました。

 これはよくある話ですが、その発生装置が非公表のままですから、その発生メカニズムを詳しく検討することができず、したがって、その結果を全面的に信用することはできません。

 一方、一昨年のマイクロ・ナノバブル学会においては、ミキサーを並べてナノバブルを発生させたという発表もありました。

 このミキサーには羽がありますので、それで水と空気の界面を切断していくという方式でナノバブルを形成させていました。

 これは、ある意味で簡単な製造法式ですが、ナノバブルの数を増やすには、そのミキサーを難題も並べては発生させる必要があるとのことで、ここでは6台が使用されていました。

 羽による空気と水の界面切断という簡単な方式ですが、それには6連のミキサーが必要というのですから、それはあまり簡単な発生方法とは言えないようです。

 こうして、ナノサイズの気泡が存在することは明らかになってきました。私どもも粒子径アナライザーを用いて、ナノバブルが存在することは以前から確かめていました。

 しかし、その存在は確かめられたものの、それがどのような作用効果を持つのかに関しては、今の時点においても十分に合点が得られていない、科学的な確かな説明がないというのが、私の正直な思いです。

 学会や講演会の折に、それに関していろいろと質問をしてみましたが、むしろその疑問は拡大するばかりであり、よりきちんとした検証が重要なように思われます。

 とくに、ナノバブルに関する最大の問題は、それに革新的な機能性があるのかどうか、それとも単なる小さな泡の残り物ようなものなのか、その科学的な究明が求められています。

 さらに、ナノバブル研究者の問題は、光マイクロバブルやマイクロバブルのことをあまり深く研究していないようであり、それでは、科学的な論争が起こり得ません。

 私どもは、光マイクロバブルが収縮してナノバブルへと変化していく過程があるのではないかという仮説を示し、その検証を開始しています。

 すでに説明をしてきたように、光マイクロバブルは、自ら収縮運動を繰り返してマイクロサイズからナノサイズの気泡へと短期間に小さくなっていきます。

 ここに、光マイクロバブルの最大の特徴があり、これによって独特の革新的機能性が生まれることが注目されています。

 このように自ら、短時間に収縮するマイクロバブル(「光マイクロバブル」と命名)を大量発生させる装置は、私どもが開発した「超高速旋回式発生装置」のみなのです。

 本装置における光マイクロバブルの発生原理は、水と空気という二相流体を高速で旋回させ、その中央部の旋回空洞部を高速で切断・粉砕することによって光マイクロバブルを大量発生させることにあります。

 私どもは、その装置開発の担当者でもありますので、その不断の開発によって、装置の開発を持続してきました。

 また、それらの装置を用いて、個別の用途に応じた専用装置の開発も行ってきました。

 セミナーの当日は、それらの装置を詳しく紹介いたします


 さて、私どもは、この光マイクロバブル発生装置を1995年に国内外に先駆けて公表しました。

 ですので、この1995年が、光マイクロバブル、マイクロバブル技術の誕生の年といえます。

 以来、さまざまな装置が世に出てきて、今日のマイクロバブル社会の下支えになっています。

 そのなかにはは、まがい物といってもよいものが少なくなく、その典型が「白い泡」を発生させる装置です。

 この泡は、溶存酸素濃度をそれなりに向上させる機能を持っていますが、洗浄や生理活性についてはほとんど機能性がなく、それらを購入した方々に小さくない失望をもたらしています。

 また、白い泡が出ない装置であっても、もっともらしい説明をして、さも効能があるような宣伝がなされていますが、これにも注意が必要です。

 その意味で、マイクロバブルやナノバブルに関する装置を購入されようとする場合には、その性能をよく調べ、それが購買目的に適しているかどうかをよく確かめる必要があります。

 そのことがよく解らない場合には、私どもに問い合わせをしてみるのもよいでしょう。

 問い合わせ先は、㈱ナノプラネット研究所およぶ㈱ナノプラネットのホームページにありますので、それを利用してください(つづく)。

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昼下がりのコスモス