すでに別稿において紹介されていますが、先日の佐賀行きは小さくない余韻を残したようです。

 食器や花器は日々の生活のなかにあるものであり、奇を衒わず、普段のなかに「ここちよさ」を見出せるものがよく、一方で何かがあるときには、そこに目立つ芸術性が際立つようにな
っていったのでしょう。

 作品とは、このように分化し、それぞれの世界で洗練化されていくのでしょう。

 それが個性であり、おもしろさなのでしょうか。

 前回は、ある浄化装置の話でしたが、これについては、その現場における操作性のに関するすり合わせを終え、最終設計に入ったところです。

 ただし、サイズ問題や処理能力については、その試験を経て決めていく必要があり、そのためのいくつかの場合を想定して、幅のある試験ができるようにいくつかの工夫を施しておきました。

 さて、本日は、当面の課題における2つ目に関して、その概説を行っておきましょう。

 これは、「命と暮らしの『ものづくり』」に関する主力になっていく可能性がありますので、あれこれと展開していく要素を有しています。

 その直接の開始は2013年ごろからであり、その開発動機は恥ずかしいことに私の長期入院によって形成されたものでした。

 その退院後には、その病院との共同研究が始まり、この間、2つの大型補助金をいただき、その探究を深めてきました。

 とくに、2013~2015年の新エネルギー技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けての開発においては、目いっぱいの種類の製品開発を試みたことが、今頃になって生きてきたようです。

 前者の開発を「生成期」とすれば、今は「発展期」の様相を帯びてきて、それが「命と暮らしの『ものづくり』」として具現化され始めています。 

 この種の開発は、なかなか一朝一夕でできあがらず、時間をかけて、そして工夫を凝らして商品化に向かう過程を辿っていくようです。

 上述のNED開発製品を第一次とすれば、現在は第二次に入っていて、その第1号機での試験を終え、それを改良して第2号機の試験が始まっているところです。

 ひとつのモデルができ上ると、それを踏まえた改良は、ある意味において容易であり、これによっていくつもの改善が可能になります。

 今回の改善は、次の通りでした。

 ①光マイクロバブル発生装置の位置を被噴射部位に則して変更し、より効果を出やすくした。

 ②装置サイズをより小型化し、操作性を改善した。とくに、光マイクロバブルを発生させる際の液体容量の最適性を解明した。

 ③付属部品を新たに設計して試験し、その有効性を確かめた。

 これらは、試験という側面においてはわずかな改善ですが、実用的には小さくない改善になりますので、これらが、次の商品化の際には非常に役立つことになります。

 ところで、この試験においては、その被験者によってさまざまな化があり、それらをよく理解しておく必要があります。

 その変化は、次の2つに大別されます。

   1)装置の性能をよく知って試験を行う。

 2)装置のことは何も知らず、初めての試験を体験する。

 前者については、専門的な要素をかなり含んでいますので、ここでは、とりわけ重要な問題をひとつだけ解説しておきましょう。

 それは、この試験を継続していくと何が起こるかという問題に出会うようになることです。

 この製品の特徴は「ここちよさ」にあります。

 これが、その継続的体験において、徐々に変化していくことに格別の「おもしろみ」があります。

 おそらく、その「ここちよさ」を認識するヒトの脳において、その変化が起こるからではないかと思われます。

 もちろん、その間の身体の変化も重要な影響を与えているのでしょう。

 後者については、ヒトによってさまざまなパターンがあります。

 次回は、そのいくつかを具体的に紹介しましょう(つづく)。
 
siroihanatosizuku0909
白い花と雨のしずく