今度、下記の要領で開催される東京でのセミナーの案内に関する解説の続報です。
●日時 2019年10月25日(金) 10:00-16:40
●会場 [東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)6階 F会議室
≪未来を切り拓くイノベーション戦略≫
光マイクロバブル技術の核心と展望
~新たな「命と健康の『ものづくり』」をめざして~
光マイクロバブル技術の核心と展望
~新たな「命と健康の『ものづくり』」をめざして~
セミナー内容
1-3 光マイクロバブルの試練
1-4 光マイクロバブルは「未来材料」
2.光マイクロバブルと光マイクロバブル水
2-1 気泡の定義と意味
2-1-1 光マイクロバブルとマイクロバブル
2-1-2 光マイクロバブルとナノバブル
■解説:
光マイクロバブルの試練は、次々に現場で起こる光マイクロバブルの吃驚現象を科学的に解明できないことで発生しました。
「なぜ、それが起きたのか?」、「これは、いったい、どう考えたらよいのか?」、「それにしても、ふしぎだね」、「ひょっとしたら、光マイクロバブルには思わぬ力が潜んでいるのではないか?」
このような疑念が次々に湧いてきました。
ここで重要なことは、その「謎」のなかに、そこはかとない「魅力」を感じたことでした。
それは、ある時は、広島江田島湾のカキ養殖筏の上で、ある時は、北海道噴火湾の洋上で、そして三重県英虞湾で阿古屋貝を開いた時に見事に輝く真珠の花珠がひょっこり出てきた時でした。
これらをどう考え、どう科学的に究明していけばよいのか、いつも、この思いを頭の中でめぐらしていました。
「これは、単なる小さな気泡ではない。これまで考えられてきた気泡の概念を大きく塗り替える『重要な何か』が潜んでいるのではないか?」
こう思いながら、悩み続けていた折に、ある化学者と次のような会話をしたことがありました。
「光マイクロバブル水が弱アルカリ化しますが、それが、なぜか、よく解りません」
こういうと、かれは即座に、こう答えました。
「それはアルカリ化物質があるからではないですか」
化学者としては、ある意味で当然のことを何気なく、さらりと仰られたわけで、それに深い意味があったわけではありませんでした。
しかし、化学は素人の私にとって、この何気ない示唆がとても重要なこととなりました。
「そうか、弱アルカリ化物質を探せばよいのか。それを探してみよう!」
こうして、その探索が始まったのですが、徐々に、その秘密のベールが1枚、1枚と剥がされることによって、そこには重要な「革新的機能性」が存在していることが明らかになっていきました。
「革新的機能性」とは、これまでにない新しい作用効果を発揮させる性質のことであり、これに基づけば、新しい技術を生み出すことができることを示していました。
優れた「革新的機能性」を有する新たな物質、それが光マイクロバブルであり、それを材料工学的には、「未来材料」とも呼べるものでした。
未来の技術を生み出す基礎となる材料、それが未来材料ですので、光マイクロバブルは、それにふさわしいものといえました。
しかし、それは、どのように優れた革新的機能性を発揮できるのかに関わりますので、その科学的究明をコツコツと地道に積み重ねていくことが最短の道であり、まさに「急がば回れ」でした。
そんななかで、「世界最小水準の気泡」と題しての日刊工業新聞1面トップ記事が掲載されました。1998年7月24日のことでした。
この当時、マイクロバブルという用語は、超音波学会の一部において使用されているだけで、ほとんどのみなさんが知らない、使用していない用語でした。
そこで、それまでのミリサイズの気泡して用いられていた「微細気泡」と区別して、マイクロサイズの気泡、すなわち「マイクロバブル」を使用するこよにしました。
また、この用語については、上記の学会で使用されていたこともあり、その商標登録を行うことについては控えることにしました。
しかし、私どもの研究成果が皮切りになって多くのみなさんが、マイクロバブルという用語を使用するようになってより一般化されましたので、それらと区別する特別の性質を有するマイクロバブルとして、「光マイクロバブル」という用語を用いることにしました。
また、㈱ナノプラネット研究所を通じて、その商標登録も済ませました。
そこで、光マイクロバブルの新たな定義法が必要になり、従来のマイクロバブルの定義とは異なる定式化を行いました。
また、マイクロバブルの一定の普及が、さらに細かいナノバブルの研究を生み出しました。
当初は、そのナノバブルを正確に測る装置がなく、それをどのように計測し、ナノバブルとしての判断が問われることになりました。
同時に、ナノバブルの特徴は何なのか、マイクロバブルや光マイクロバブルとどう違うのかも問題になりました。
前者については、およその特徴が明らかになってきたものの、後者については、未だほとんど正確で科学的な比較検討がなされていないように思われます。
もし学会関係者の方で、ご関心の方がおられましたら、ここは、マイクロバブル研究者とナノバブル研究者の公開討論会を企画されたらどうでしょうか。
少なくない方々が、この世界初の議論対決を「これは、おもしろそうだ」と興味を示されるのではないでしょうか。
もちろん、その機会があれば、私も、マイクロバブルの関係者の一人として、その議論の渦のなかに加わることも可能です(つづく)。
コメント
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今朝の「おしん」関東大震災で焼き出され、行きたくもない旦那の実家佐賀で姑にいびられ続ける毎日ですが、吹っ切れたような本日の最後シーンでした。この「おしん」が放映されたのが1983(昭和58))年4月~1984(昭和59)年3月末です。、最高視聴率62.9パーセントを記録し、「オシンドローム」と呼ばれるほどの大反響を呼んだ化物番組です。「おしん」終了後は、朝ドラ100回目の「なつぞら」であります。今朝は主人公「なつ」が陣痛となり、産婦人病院へ行くのですが、その院長が「少女期から晩年前までのおしんを演じた田中裕子」でした。36年も経つというのに、劣化してないので、やっぱり女優って化物ですね。
さて、『東京セミナー「光マイクロバブル技術の核心と展望」の案内』ですが、2カ月後に迫りましたね。セミナー当日の前日24日は小生のバースディになりますので、自分で自分へのプレゼントを何にしようか思案中であります。
「マイクロバブル論者」と「ナノバブル論者」の公開討論会についてですが、ドクターは「マイクロバブル論者」であると自画自賛しているものの、小生はそうではなく、「光マイクロバブル論者」でありますので、ミサイルを撃ち込む相手は「エセマイクロバブル論者」と「ナノバブル論者」と「ファインバブル論者」の三者であります。
もはや小生は「平家であらずんば・・・」と同様に「光マイクロバブル論者であらずんば・・・」の極致なのですが、ただ、「平家」と違うところは驕らないところであります。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の華の色、盛者必衰の断りを・・・」ではでは。