昨日は、朝から国東来浦地区の農家を訪ねました。
先日農家のMさんが、同じく農家のNさんと一緒にナノプラネット研究所に来られました。
かれは、Nさんの農法に賛同されていて、それを具体的に実践されていましたので、話がとんとんと進むことになりました。
かれの前で、光マイクロバブルの農業への適用事例をいくつか紹介しながら、悪戦苦闘をなさって、少なくない問題を抱えておられることについて、私どもの解決法を明示すると、目を丸くされ、まさに吃驚仰天されていました。
夏場はハウス内が高温になり、その障害のために出荷ができなくなっていました。
ご周知のように、ビニールハウスで野菜を育てようとすると、ハウス内40~50℃に、おなり、野菜の成長がストップし、さらにその状態が悪化すると枯れ始めるという最悪の事態に陥ってしまいます。
野菜は高価なものではありませんので、それを大量に栽培しながら、毎日出荷を可能にして薄利で生計を立てていくしかありません。
しかし、それが夏場の高温障害と冬場の低温障害の両方の影響を受け、その収穫と出荷が数か月間、場合によっては半年間もの間停止せざるをえなくなる、これが日本の農業における大きな問題になっています。
これらの障害によって品質が落ちると、その販売先の農協からクレームが付き、販売停止をいいわたされますので、この問題を解決することは、農家にとっては大きな悲願そのものといってもよいでしょう。
「その高温障害問題、解決できますよ!」
いとも簡単に、こう返事をしたことで、かれには二度目の吃驚現象が訪れていました。
早速、昨年8月から始まった沖縄でのレタス栽培工場の事例を紹介しました。
ここは、私どもが実際に体験したハウス内気温47℃の世界でしたので、かれにとっては非常に説得力がある事例になったようでした。
「実際に、このハウスのなかで作業を行いましたが、私は1時間の作業が限度であり、危うく熱中症になるところでした。
しかし、レタスは、このようにぴんぴんしてて新鮮そのもので、少しも萎れていませんでした」
論より証拠、百聞は一見に如かずで、Mさんは、この結果を受け入れざるとえませんでした。
それでは、Mさんにおいては、この技術をどう適用すればよいのか?
国東の方が、沖縄よりははるかに良い条件を備えていますので、「ここはなんとかしなければならない」と思われたはずです。
そこで、Mさんの農場の設備について次のように質疑応答を行いました。
●光マイクロバブルを用いる場合に、その有無の比較実験は可能ですか?
□はい、可能です。それぞれ1棟を用意していますので、光マイクロバブル用とこれまでの方法の両方を比較することができます。
●それはいいですね。大規模な比較実験が現場で可能になりますね。潅水用のタンクがあると聞きましたが、どのくらいの容量ですか?
□はい、10トンタンクです。地下水をくみ上げて使用します。一日で10タンクの水をほぼ使い切ります。
●地下水をポンプアップしているそうですが、電力は200Vですね。この電源を光マイクロバブル用として利用できますか。
□利用できると思います。
●タンクの入り口の直径、地下水の温度、散水時の水温を調べて教えてください。
□はい、わかりました。
後に、その直径は60㎝、水温は、それぞれ、20℃と23℃であるという報告を受けました。
現場では、このタンクを見学し、水温20℃も水が、今回の光マイクロバブル実験において最適であることについて詳しく解説しました。
それらを箇条書きにして列挙しておきましょう。
①水温20℃は、植物の成長において最も適しており、その水をふんだんに利用可能である。
②すでに各ハウス内には、このタンク水の噴出装置が配備されているので、これを用いて散水すればよい。
③水質がよければ、その光マイクロバブル化によって、さらに適した水になる。
そこで、その地下水を口利きで試すことにしました。
この国東地方の水は、よてもおいしい水が多く、これまで富来る地区ほかの地下水を試飲し、非常に良い結果が出ていました。
大分県で有名な湧水は、近くの二子山麓にある走水観音湧水、竹田の河宇田湧水などですが、それらに近い味の地下水が出ていますので、個々もそれに近い水質ではないかと予想していました。
一度、二度と試飲し、その味を確かめました。
ーーー 柔らかい水だ!それにほのかな甘みもある。硬質の嫌味成分がほとんどない。渋みや雑味もないピュアな味でる。
しかし、私が感激するほどの水の味ではありませんでした。
これまでたくさんの水を味見してきましたので、この水は上位に属するもので、その上の極上までには至っていないように評価したしました。
いずれにしても、この水であればよい結果が出そうなので安心いたしました。
野菜のほとんどは水分ですので、どのような水で育てるかがとても重要なので、このように水に拘っているわけです。
これで最初の現場視察は終わり、次回までに専用の光マイクロバブル装置を手配することにしました。
また、この試験栽培をMさんを中心にNさんと私どもで実行していくことも確認いたしました。
これは、すでに述べてきた「ゆけむり連携」の一環でもあり、それがさらに新たな展開いせ始めたことでもありました。
この視察には、Mさんの可愛い娘さん(小学1年生)も作業服を着て参加され、頼もしさを感じました。
最後に、来浦地区の農村風景を示しておきましょう
のどかで典型的な国東地方の農村風景です(つづく)。
先日農家のMさんが、同じく農家のNさんと一緒にナノプラネット研究所に来られました。
かれは、Nさんの農法に賛同されていて、それを具体的に実践されていましたので、話がとんとんと進むことになりました。
かれの前で、光マイクロバブルの農業への適用事例をいくつか紹介しながら、悪戦苦闘をなさって、少なくない問題を抱えておられることについて、私どもの解決法を明示すると、目を丸くされ、まさに吃驚仰天されていました。
夏場はハウス内が高温になり、その障害のために出荷ができなくなっていました。
ご周知のように、ビニールハウスで野菜を育てようとすると、ハウス内40~50℃に、おなり、野菜の成長がストップし、さらにその状態が悪化すると枯れ始めるという最悪の事態に陥ってしまいます。
野菜は高価なものではありませんので、それを大量に栽培しながら、毎日出荷を可能にして薄利で生計を立てていくしかありません。
しかし、それが夏場の高温障害と冬場の低温障害の両方の影響を受け、その収穫と出荷が数か月間、場合によっては半年間もの間停止せざるをえなくなる、これが日本の農業における大きな問題になっています。
これらの障害によって品質が落ちると、その販売先の農協からクレームが付き、販売停止をいいわたされますので、この問題を解決することは、農家にとっては大きな悲願そのものといってもよいでしょう。
「その高温障害問題、解決できますよ!」
いとも簡単に、こう返事をしたことで、かれには二度目の吃驚現象が訪れていました。
早速、昨年8月から始まった沖縄でのレタス栽培工場の事例を紹介しました。
ここは、私どもが実際に体験したハウス内気温47℃の世界でしたので、かれにとっては非常に説得力がある事例になったようでした。
「実際に、このハウスのなかで作業を行いましたが、私は1時間の作業が限度であり、危うく熱中症になるところでした。
しかし、レタスは、このようにぴんぴんしてて新鮮そのもので、少しも萎れていませんでした」
論より証拠、百聞は一見に如かずで、Mさんは、この結果を受け入れざるとえませんでした。
それでは、Mさんにおいては、この技術をどう適用すればよいのか?
国東の方が、沖縄よりははるかに良い条件を備えていますので、「ここはなんとかしなければならない」と思われたはずです。
そこで、Mさんの農場の設備について次のように質疑応答を行いました。
●光マイクロバブルを用いる場合に、その有無の比較実験は可能ですか?
□はい、可能です。それぞれ1棟を用意していますので、光マイクロバブル用とこれまでの方法の両方を比較することができます。
●それはいいですね。大規模な比較実験が現場で可能になりますね。潅水用のタンクがあると聞きましたが、どのくらいの容量ですか?
□はい、10トンタンクです。地下水をくみ上げて使用します。一日で10タンクの水をほぼ使い切ります。
●地下水をポンプアップしているそうですが、電力は200Vですね。この電源を光マイクロバブル用として利用できますか。
□利用できると思います。
●タンクの入り口の直径、地下水の温度、散水時の水温を調べて教えてください。
□はい、わかりました。
後に、その直径は60㎝、水温は、それぞれ、20℃と23℃であるという報告を受けました。
現場では、このタンクを見学し、水温20℃も水が、今回の光マイクロバブル実験において最適であることについて詳しく解説しました。
それらを箇条書きにして列挙しておきましょう。
①水温20℃は、植物の成長において最も適しており、その水をふんだんに利用可能である。
②すでに各ハウス内には、このタンク水の噴出装置が配備されているので、これを用いて散水すればよい。
③水質がよければ、その光マイクロバブル化によって、さらに適した水になる。
そこで、その地下水を口利きで試すことにしました。
この国東地方の水は、よてもおいしい水が多く、これまで富来る地区ほかの地下水を試飲し、非常に良い結果が出ていました。
大分県で有名な湧水は、近くの二子山麓にある走水観音湧水、竹田の河宇田湧水などですが、それらに近い味の地下水が出ていますので、個々もそれに近い水質ではないかと予想していました。
一度、二度と試飲し、その味を確かめました。
ーーー 柔らかい水だ!それにほのかな甘みもある。硬質の嫌味成分がほとんどない。渋みや雑味もないピュアな味でる。
しかし、私が感激するほどの水の味ではありませんでした。
これまでたくさんの水を味見してきましたので、この水は上位に属するもので、その上の極上までには至っていないように評価したしました。
いずれにしても、この水であればよい結果が出そうなので安心いたしました。
野菜のほとんどは水分ですので、どのような水で育てるかがとても重要なので、このように水に拘っているわけです。
これで最初の現場視察は終わり、次回までに専用の光マイクロバブル装置を手配することにしました。
また、この試験栽培をMさんを中心にNさんと私どもで実行していくことも確認いたしました。
これは、すでに述べてきた「ゆけむり連携」の一環でもあり、それがさらに新たな展開いせ始めたことでもありました。
この視察には、Mさんの可愛い娘さん(小学1年生)も作業服を着て参加され、頼もしさを感じました。
最後に、来浦地区の農村風景を示しておきましょう
のどかで典型的な国東地方の農村風景です(つづく)。
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