昨日は、朝から中津へ出かけました。

 前の日に、交通の便を調べると、大分空港から中津に向かう午前中のバスの便はなく、杵築からJRで向かうしかありませんでした。

 国東から杵築駅までは車で送ってもらい、9時35分発の特急ソニック26号に乗り込みました。

 特急代金を含む電車代は1550円でした。この切符を買うときに、目に前の台の上に大きなカバンが置かれたままでした。

 おそらく、誰かが置き忘れたものであろうと思って、それをJR職員に知らせると、彼は急いで、そのカバンをかかげて、まずはプラットホームへ向いて「だれか、このカバンを忘れた方はいませんか?」と大声をかけていましたが、反応なし。

 続いて切符売り場でも反応なし、最後に待合室でようやく、その持ち主が見つかりました。

 やれやれ、これで一安心、待っていた列車がやってくる数分前の出来事でした。

ーーー これで、少しは人さまの役に立つことができた、今日は幸先よいな!

 気分よく列車に搭乗、約29分で中津着、訪問先はW歯科。予約の11時には、まだかなり時間がありました。

 早速、構内の地図掲示板で調べると、目的地までは約1.5㎞、歩いて行けない距離ではない。

 先ほどの「カバン忘れ」での貢献で気分がよかったことに加えて、初めての探索を楽しもうかという気持ちが湧いてきて、私にしては珍しい歩きを敢行することにしました。

 出だしは快調で、1.5㎞なんのそのでしたが、そのうち炎天下の直射日光が気になり始め、距離のあることを感じ始めました。

 こうなると、少しでも短距離を歩こうという意識が働き、「通り抜け禁止」という看板があったところも無事通り抜けることができました。

 これに気分良くして、次に広い庭がある公共施設らしい建物の前を通り抜けようとしたのですが、ここには、その通り抜ける通路がなく、ここでしばしストップ。

 目の前には、通り抜けを禁ずる赤白の棒が2本、生け垣の合間に渡されていました。

ーーー ここで引き返すとかなりの遠回りになる。この棒を超えて前に進むしかない。

 こう決めて、そこを通過してみたものの、そこは家の境界であり、その狭い道を通っていくと約50㎝もの段差がありました。

 ここをなんとか踏ん張ってやっとこさで登り上がり、狭い通路を進むと、ようやく広い道路にでることができました。

 これで一安心といいたかったのですが、何しろ炎天下ですので、木陰を求めて歩くしかありませんでした。

 ようやく左手にテニス場が現れました。

 夏休みのクラブ活動なのでしょうか、軟式テニスを熱心に練習している生徒の姿が見えました。

ーーー これは高校生か、それとも中学生か?高校生にしては身体が小さすぎるようだが・・・。

 こう思いながら歩を進めていると前に大きな校舎が現れました。

 高校か、中学校か、これが私にとっては大問題でした。

 前者であれば、私の行く目的地が近いことになります。

 しかし、それは中学校でしたので「がっくり」、思い直して、その前を通過しました。

ーーー あのテニスの生徒は中学生、高校生にしては身体が小さいなと思っていた。

と、勝手に納得して前に進んでいると、ここで違う道に迷い込んだらしく、途中でそれに気づき、ここは逆戻りしました。

 遠くを見渡すと、高校の校舎らしきものが見えてきましたので、今度は間違いないと思って時計を取り出して時刻を確認すると10時40分、どうやら11時ぎりぎりには到着できそうでした。

 この高校の前を通り過ぎようとしたときに、次の大きな垂れ幕がかかっていました。

 「北高生よ、大海原をわたる風になれ!」

 これを見て、なんだか私も元気づけられたようで、ここまで歩いてきた疲れが和らいだようでした。

ーーー そうか、海を渡る風になれか、すばらしい励ましの句だ、これを毎日見て通う高校生は、さぞかし元気づけられるであろう。

 この中津北高の正面入り口の前に、本日の目当てのW歯科がありました。

 私は、幼いころから歯が弱く、いつも歯科医に通ってきました。数少ない私の弱点が、私の歯でした。

 こちらに来て、こちらの方に良い歯医者さんを紹介していただきました。

 そこは杵築市にあるH歯科でしたが、ここが歯科医師の高齢化のためでしょうか閉院となり、次を探していました。

 その近くに新設の医院があり、そこを尋ねて、歯の応急措置を依頼したところ、若い女性の歯科医が出てきて、いきなり歯を全部抜いて入れ歯にせよ、といわれました。

 こちらは、歯の固定に関する応急措置を頼んだだけなのに、しつこく歯を抜け、入れ歯をせようと何度も迫ってくるので、とても違和感を覚えました。

ーーー 近頃の歯医者さんは、あのように入れ歯を勧めたがるのか?

 こう思いながら、そこで積極的に歯の治療を行うことを躊躇していました。

 「そろそろ、歯の治療をした方がよいですよ」

と家内から忠告を受け、今度は、行きつけの内科医の先生に、よい歯医者さんを紹介していただきました。

 早速、ここで診療を受けると、ここでも同じことをいわれました。

 「奥歯が食べ物を噛むところ、前歯だけでは、食物を十分に噛むことはできません。全部抜いて入れ歯にしたらどうでしょうか」

 こういわれ、いったん私も観念して「入れ歯もしかたないか」と思いつつ、「入れ歯にするための治療には、どのくらいの治療期間が必要ですか?」と尋ねてみました。

 その返事は「5か月」でした。

 そんなに長くはかけられないと思い、「少し考えさせてください」といって猶予をいただきました。

 ここでも、治療者の意向よりは、自分の考えを示すだけの歯科医に会ったようで、これが今風の治療方法なのかと思いました。

 家に帰ってから家内に相談すると、「すぐに入れ歯にせよという歯科医は止めたほうがよいですよ」といって、独自に中津に良い歯科医があることを調べていたようでした。

ーーー そのような歯科医がいるという中津は、歯科に関する先進地域なのかもしれない。

 このように思い始めていたら、同じ中津のK整形外科病院付属施設NのOマネージャーから、口腔ケアに関する「排泄フォーラム」があり、そこでW先生が講演をされるとの紹介がありました。

 次回は、このフォーラムでの講演の内容に分け入ることにしましょう。

 なお、今回の3700回記念においては、「おもしろくゆかいな」話を集めて、みなさまにお届けすることにしました。

 そのためには、私も、ますます「おもしろくゆかいな」人生を歩む必要がありますので、それに勤しみたいと思っています(つづく)。

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モンキアゲハ蝶