今回は、先日において示した4つの命題のうちの2つ目について考えてみましょう。

 2.「卓球は脳を活性化し、ボケを予防する」

 卓球は、どのように脳を活性化するのでしょうか。

 また、その活性化によって、どのようにボケを予防できるのでしょうか。

 森先生らのレポートによれば、全国の卓球の選手3000人にアンケート調査を行った際に、同時に「かな拾いテスト」が行われた結果も明らかにされています。

 このテストは、文章中における「あいうえお」の各文字を拾って、その数を調べるというもので、これによって文字の認識速度がわかります。

 この結果によれば、第1に、卓球選手と一般の方とでは、その数が大きく異なっていました。

 とくに、若い年齢層においては約2割の違いであったのに対し、高齢者になるにしたがって、その差が4~5割も拡大していることが明らかになっていました。

 齢を重ねると速読力が落ちる、この傾向のなかで、卓球選手は、その低下が大きく緩和されていました。

 すなわち、年代別におけるデータにおいて、卓球選手の方が、その「かな拾い」においてはるかに高いのですから、これは「ボケ防止にもよい」ということに結びつきます。

 「かな拾い」は、読んでいる文章のなかから、「あ、い、う、え、お」という文字を拾い、丸を付けていくテストですので、打ったピンポン球が打ち返されてくるのを目で見て、再度打ち返すという動作とよく似ています。

 2分間における「かな拾い」の数の満点は61点、最も点数が高かったのは16~19歳の女性選手で平均51点、最も低かったのが70歳代の男性で平均33点だったそうです。

 とくに、卓球をしない方との比較において最も顕著な差を示したのが、40~50歳代の女性選手だそうで、その活躍ぶりが実際の活動においても証明されているようです。

 第2に、「かな拾い」テストの結果は、前述の性格テストとの相関性があるようで、「好奇心が強い」、「積極的」、「気が強い」と回答した方が多い傾向が認められていました。

 この相関性も、おもしろいですね。

 このように、脳と卓球には重要な関係が明らかなようですので、それを光マイクロバブルとの相関性においても考察してみましょう。 

 この脳と光マイクロバブルの関係において、もっとも解りやすい事例が、光マイクロバブル湯における脳反応です。

 じつは、以前より、少なくない光マイクロバブル湯入浴者から、次のようなコメントが寄せられています。

 それらを列挙しながら、卓球との関係を考察してみましょう。

 ①光マイクロバブル湯における最大の特徴は、その格別の「ここちよさ」にあります。

  しかし、この「ここちよさ」は緩和的であり、卓球の球を打ち交わして相手を負かす時のようなダイナミックスさはありません。

 その意味で、この両者には大きな「違い」がありますが、それをやや長時間のスケールで考えてみると、卓球で勝ち続けることの「ここちよさ」と光マイクロバブル風呂を入り続ける「ここちよさ」には、何か共通のものがあるように思われます。

 ある方は、「光マイクロバブルは、もう離せない」、「病みつきになった」、「光マイクロバブルがない生活は考えられない」といい始め、とことん光マイクロバブル湯の生活に突入していきます。

 ②この持続的な「ここちよさ」を求め続けることによって「新たなプラス思考」が生まれます。

 これは、①の「ここちよさ」を覚え、認識することが最初であり、それが生活の中で常識化していくと、今度は、それをさらに深く探究しようとするようになります。

 卓球の場合は、新たな技を磨き、それを特訓して有力な武器にしようとしますが、光マイクロバブルの場合はどうでしょうか。

 まず、その入浴法が次のように変化していきます。

 1)光マイクロバブル入浴時間が変化していきます。

 最初は15分の方が、30分、60分へと増えていき、その長時間入浴が習慣化するようになります。

 そのために、かなりの家族のなかで入浴時間に関する「争い」が起こります。

 たとえば4人家族の場合、一人15分の入浴で済んでいたのが4時間に変ってしまうのですから、かならず誰かが入りたいときに入れいないという現象が勃発してしまうのです。

 2)入浴時間が変化します。一般に、お風呂に入るのは夕食後ですが、そのなかから、朝風呂を好む方が生まれてきます。

 夜型の利点は、ぐっすりよく眠れて寝起きが爽やかになることにあります。

 一方、朝方は、まだ眠気が残っている心身が解されることによって、一日の開始における覚醒が起こり、やる気が出てくるようになります。

 この朝型が気に入ると、一日のサイクルが早くなり、早寝早起きがますます進展するようになります。

 3)一日における入浴回数が増えてきます。

 ある研究者は、むずかしい論文を書く時には、1日5回も入浴して頭の疲れを解すといっていました。

 あるビジネスマンは、就社前に2、3度入浴すると仕事が捗るといっていました。

 また、ある企業の上役は、自宅に光マイクロバブル湯がないので、わざわざ遠回りをして根岸にある「萩の湯」に入ってから出社すると調子がよいといわれていました。

 さらに、あるIT企業の社長さんは、光マイクロバブル湯にパソコンを持ち込んで5、6時間も仕事をなさっていると聞きました。

 このように、形態はさまざまですが、これらは、入浴法そのものに対して「プラス思考」が発現してきた証拠であり、ここに卓球において勝ち続けることに似た「おもしろさ」があるのではないかと思います。

 ③心身を共に鍛えることです。

 卓球の場合、ピンポン球を強く打つための筋力、来た球を打ち返す判断力と瞬発力、動く球を視る動体視力、粘り強く打ち返す忍耐力、新技を考案する創造力などが重要であり、これらを鍛えるために、気の遠くなるような修練を重ねていきます。

 しかし、光マイクロバブルの場合は、風呂に入るだけですから、そのような凄まじい修練を必要としません。

 真に、心身を鍛える必要がない方にとっては、光マイクロバブル湯は、ただ入ってここちよさを感じ、リラックスするだけの入浴でしかありません。

 ところが、日本人の多くは、このリラックス派に収まらず、心身を共に鍛えたいという方々が少なくないのです。

 卓球と同じように、筋力、判断力、瞬発力、視力、忍耐力、創造力を修練したい、そのために修行を厭わないと思っておられるのです。

 たとえば、筋力についてスポーツ選手は、筋肉を柔らかくしたいと思っています。

 そのために、専任のトレーナーを雇っておられる方もいます。

 試合で1時間以上も懸命に球を投げ続けると、その2、3倍の時間をかけてマッサージを行い疲労の回復を図っているでしょう。

 ある打者は、球筋を見極め、バットの芯にいかに上手く当てるか、その振り方を黙々と練習のなかで体得されたそうですが、ここには忍耐力も必要でした。

 また、年々体力が変化していきますので、それに則した練習法や投球法、打法を開発していく創造力も重要になるでしょう。

 先日のソフトバンクの和田投手の二年ぶりの勝利、それを可能にした投球術はすばらしく感動いたしました。

 ここで、非常に重要なことは、その心身を鍛錬する卓球に、そして他のスポーツにおいて、あるいは苦労を伴う仕事において、光マイクロバブル浴が加わると、それはどうなるのかという問題です。

 はたして、諺のように「鬼に金棒」になるのかどうか、この場合の「鬼は卓球」、「金棒は光マイクロバブル」を想定しますと、どんなすこぶる力を発揮できるようになるのでしょうか。

 これは興味の尽きない話になりそうなので、次回は、そこにより深く分け入ることにしましょう(つづく)。

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雨に濡れたアガパンサスの花