先月の26日、第47回マイクロバブル研究会が開催されました。

 諸事情があり、少し遅れての報告をいたします。

 今回のゲストは、大分県のスタートアップセンター長の櫻木祐宏さんでした。

 かれは、大分県の中小企業のために大活躍されている方で、熱心に企業のスタートアップやベンチャービジネスの起業を支援されています。

 温厚な性格、かつて銀行の職員としても企業支援を行ってきたベテランでもあり、大分県には無くてはならない侍のお一人です。

 大分にやって来るまでは長崎県において企業支援をなさっていて、その長崎という地域においては、亀山社中の坂本龍馬のような役割を果たされた、いわゆる「仕掛け人」でもありました。

 その櫻木さんに、最近における財団法人「ダイバーシティクラスター機構」の準備状況と、そのなかでの国東の役割について語っていただきました。

 この動きを聞くのは初めての方も少なくなく、みなさんは最初から興味津々、よく耳を傾けておられました。

 この「クラスター機構」は、大分の岡病院の統括院長であった森照明先生を中心にして、その設立準備が進められていて、地域的には、その拠点を大分市のほかに臼杵市にも置く話が出てきていました。

 また、そのなかから国東にも拠点があったらよいですねという話も出てきて、その可能性を検討することになったようです。

 国東といえば、スタートアップセンター長の櫻木さんが住んでおられるところでもあり、この「クラスター機構」の立ち上げは、規模の大きなスタートアップそのものですから、かれにとっても重要な位置づけがなされていました。

 まず、この機構設立準備の様子が紹介されました。

 それは、本体の機構のもとに著名な多くの専門家のみなさんが集まり、その核として15の研究会づくりが進行していることが示されました。

 その総称が「ダイバーシティー研究会」であり、そのなかの一つとしてマイクロバブルダイバーシティー研究会も発足させることになりました。

 そして、これらの研究会を発展させることによって、そこから新たなベンチャービジネス企業をいくつも創生させていくことによって財団の活動を多様に展開させていくことが指向されていることが示されました。

 このベンチャービジネスダイバーシティービレッジ構想の拠点のひとつが臼杵市にあり、その中心が株式会社Hであり、その動きも紹介されました。

 この話題提供を受け、議論は、国東において、臼杵と連動した「ベンチャービジネスダイバーシティービレッジ」の実現が可能か、そのためにどう準備していくのかについての議論がなされました。

 これに関して櫻木さんは、次のような指摘をなされました。

 ①国東には、臼杵にはない「地の利」がある。

 なんといっても、国東の地の利は、大分空港があることです。

 私どもが、この国東に移転してきたのも空港があったからであり、すぐに東京、大阪に行けることは何といっても魅力的でした。

 しかし、これは私どもの事情でしかありませんでしたが、逆に東京、大阪からは、飛行機でさっと国東までやって来れますので、これも便利なことで、実際は、私どもが出かけるよりも、来ていただく方が増えることになりました。

 臼杵の場合は、どうでしょうか。

 臼杵から大分市に行くには約1時間かかります。

 たしかに、大分市に行くには便利ですが、大分空港に行くには、その倍以上の時間を要します。

   この地の利を、全国的視野から、どう、とことん生かすアイデアを生み出すのか、この検討が改めて非常に重要です。 

 ②国東には、「有能な人材」が揃っている。

 これについては、第47回目を迎えたマイクロバブル研究会における真摯な議論が役立っています。

 おそらく、櫻木さんも、その議論の中で成長してきたみなさんのことが念頭にあってのことだったのでしょう。

 私も、これについては同感であり、ある意味では、本研究会における議論の積み重ねが、このようなベンチャーダイバーシティービレッジ構想を産み出す基礎になったのではないかと思われます。

 この構想の実現は、地域の個性を活かし、それを担う人々の思いが集中し、高まっていくことによって可能となっていくのではないでしょうか。

 この2つの「地の利」と「人の和」を可能なかぎり生かしていくことによって、国東、臼杵、そして大分を、とことん蘇生させていきましょう(つづく)。

akaihana0705
クロコスミア