昨日は、久しぶりのやや遠出、福岡県苅田と大分県中津に出かけました。

 苅田には西日本工業大学があります。

 ここには、十数年間、非常勤講師として講義を行ったことがありましたので、懐かしく思いました。

 キャンパスが随分ときれいになって、今風になっていました。

 ここのT教授への面会、これが訪問目的でした。

 先生は、最近高専から赴任されてきたそうですが、その前の職場の時よりも、心なしか解放感が出ておられたのでしょうか、明るく伸びやかになられていました。

 さっそく、いくつかの課題について、共同研究の可能性に関する意見交換を行いました。

 先生とは、以前にも共同研究を行っていましたので、かなりフランクに話し合うことができました。

 今後、共同研究の可能性を探ることになりますが、前職場のときよりは、伸びやかに仕事をなされている先生のお姿が印象的でした。

 N工大を後にして中津入り、K整形外科病院のN介護老人福祉施設での会合に参加しました。

 この会合には、同施設のOさんほか、大分の病院のM先生、臼杵のH社のKさん、大分県関係のSさん、そして私どもが参加しました。

 このN施設は、数々の先進的な介護が行われていて、そのなかに私どもの足浴装置もあり、それらの成果が披露されました。

 その後、同施設内の見学がなされ、各種の足浴装置の体験実演もなされました。

 そのなかでM先生は、足浴の最中に、右腕の肘関節付近が痛いという障害を抱えておられましたので、今度は、その肘浴をなされました。

 その数分後に、「痛みはなくなりましたか」と尋ねると、「少し良くなっている」とふしぎな顔をなされていました。

 夜からは、K整形外科病院のトップの先生方3名とM先生、Kさん、Sさん、私どもで懇親の会が開催されました。

 M先生からは、財団法人「ダイバーシティークラスター機構」設立の動きが披露されました。

 また、そのなかに「マイクロバブルダイバーシティー研究会」を発足させることも明らかにされました。

 その発足に伴い、K先生に、ぜひともご参加、ご支援をいただきたいとの申し入れがなされ、K先生もご快諾されました。

 これによって、実質的に同財団における本研究会が発足することになりました。

 「マイクロバブルのダイバーシティー」、マイクロバブルにとっては、真にふさわしい用語であり、これから、そのダイバーシティー性、すなわち多様性に関するさまざまな研究が発展していくことになるでしょう。

 私どもが取り組んでいる「命と健康の『ものづくり』」も、この動きと連動していくことになります。

 私どもも、その隊列の一員として積極的に参加していくことになりますので、これも、「命と健康の『ものづくり』」の第二ステージの本格的な連動の一つとなっていくでしょう。

 よく考えてみると、これは、光マイクロバブルが誘起させた現象であるともいえ、ここで、これから起こる有機的化学反応が、どのように起こるようになるのか、そのことを想起すると、なんだかワクワクしてしまいます。

 もしかしたら、国東に来て7年の活動は、この研究会の発足、そして研究会から学会への発展のためにあったのかもしれない、このような反芻と展望が脳裏を過っていました。

 「命と健康の『ものづくり』」の第二ステージ、いよいよ愉快になってきましたね(つづく)。

gibousi
ギボウシの花