3つめは、エネフォーレストの木原寿彦社長に講演をしていただきました。

 本企業は、ゆけむりアクセラレーションプログラムに選ばれた5社のうちの一つであり、これを通じて株式会社ナノプラネット研究所の大成由音社長との交流が深まり、本研究会に招くことになりました。

 本企業のホームページの第一面には、次のメッセージが掲載されています。
 
 エネフォレスト株式会社は「感染対策事業」と「エネルギー事業」を通して、『人々が安心して毎日を過ごせる環境づくり』のお手伝いをしています。

 空気感染対策として「UVGI方式=紫外線による空気殺菌」を採用した殺菌装置の開発、販売を行っています。

 エネルギー分野では、当社が建設した小水力発電所は九州内8ヶ所で既に稼働しております。
 また、地熱発電においても、日本で有数の温泉地である大分県独自の資源を生かし、地域の方々と連携した地熱発電所の建設プロジェクトを推進しています。

 私たちは世の中の役に立つ新しい価値を提案し続け、一人でも多くの方のお役にたちたいと願っています。
 正しいと思った道を、諦めずにまっすぐ進んでいきます。


 かなり手広く仕事をなされていて、真に興味深い内容ばかりですが、本研究会では、上記の「感染対策事業」を中心にしての紹介がありました。

 この事業における技術的核心は、「UVGI方式=紫外線による空気殺菌」にあります。

 紫外線には、その波長によってABCの3種類あり、このうち「紫外線C」が、この装置に配備されています。

 この紫外線は、その波長が280nm未満であり、殺菌性が強いことを特徴としています。

 この紫外線をカビや細菌が舞っている空気空間に照射し、それによって、それらの細菌類を殺傷し、空気を正常化する、この技術的工夫が巧妙になされたことに、本技術の特徴があります。

 細菌やカビは空気中に舞い、漂っていますので、常に流動化していますので、これに対し、紫外線の照射は、安全な空間に水平方向に照射し続ければ、その殺菌を自動的に行うことが可能になります。

 ここに、本技術の最大の特徴があります。

 時代の進展に伴って、ますます、細菌やカビが蔓延り、漂う空間が増えています。

 そして、その空間のなかで人々が集まり、仕事や生活をしています。

 当然のことながら、そのために感染症が頻発するようになり、人々は苦しむことを余儀なくされています。

 この時代の流れに沿った新技術が、このエネフォーレストの発明であり、それが着実に普及していく根拠が存在しているように思われます。

 これらに関して具体的な事例がいくつも紹介されましたので、みなさんの関心は大いに高まりました。

 したがって、この講演を受けての討議も大いに弾みました。

 福祉施設への普及は、まだこれからだそうで、大いに宣伝する必要がある、共同研究を行っている福祉施設や病院に紹介しましょうかという意見も出されました。

 また、本技術の次の世代における新技術の在り方についても意見交換がなされました。

 さらに、国東を中心にして、臼杵地区と連携した新ベンチャービレッジ構想についての紹介もなされ、エネフォーレストへの協力のお願いもなされました。

 今後、このベンチャービレッジ構想をより豊かに発展させて、お互いに大いに連携していこうという意向が示されました。

 こうして、第46回研究会も大いに有意義な報告と討論がなされました。

 また、ゲストとしてご協力いただいた木原寿彦さん、どうもありがとうございました。

 これを契機に、より一層の「ゆけむりアクセラレーションプログラム」連携の発展をめざすことにしましょう(つづく)。

sakurawaka
桜の若葉