指を用いてシャンプー液における泡立てを行なう際の指の速さは、せいぜい1秒間に2回程度でしょう(実際は、もう少し多いのでしょうが、単純化して考えることにしました)。
これが、指を使った泡立て方法の限界です。
天才的なトリマーがいて、さらに指を速く動かしたとしても、もう1回増えて毎秒3回が限度です。
これに対して、光マイクロバブルP4を用いた場合には、どうなるのでしょうか。
この光マイクロバブル発生装置の旋回速度は、毎秒500回転です。
この機械装置を指にたとえてみましょう。
この機械装置の指は、1秒間で500回動かすことができますので、1秒間で500個の泡を作り出すことができます(これも、実際は、もう少し多いのでしょうが、単純化して考えることにしました)。
指を単に動かすだけの手工業では秒速2個、しかし、機械工業としての泡づくりでは秒速500個ですから、その差は250倍になります。
この250倍を達成したことこそ「革命的」作用ということができるでしょう。
しかし、この革命性は、それだけに留まりません。
それは、生成される泡の小ささがまったく異なっていたことにありました。
私たちは、まず、マイクロバブルフォームのサイズとエアストーンを用いて製造した泡の比較を行いました。
後者の泡は、手指でゴシゴシと泡立てた泡とほぼ同じではないかと見なしました。
それらの泡のサイズを、マイクロスコープという顕微鏡のようなレンズを用いて撮影しました。
結果は、次のようでした。
マイクロバブルフォーム 50~60㎛
マクロフォーム 500~600㎛
エアストーンを用いて作った泡は大きいので「マクロバブル」と呼ぶことにしました。
これより明らかなように、それぞれの泡の小ささは、約10倍異なっていました。
じつは、泡の小ささが、ペットやヒトの被毛の洗浄力において深く関係しているのです。
すなわち、小さい泡ほど優れた洗浄力を産み出し、大きい泡ほど洗浄力が小さいのです。
この洗浄力の大小と泡の大小には、どのような相互関係があるのでしょうか?
次回は、その「違い」についてより深く考察してみましょう。
光マイクロバブルフォーム洗浄・温浴によって眼つきが落ち着いてきたワンちゃん
マイクロバブルフォーム洗浄・温浴によってここちよさを感じるようになるとワンちゃんの眼つきが変わり、それが続くと、このように落ち付いた眼つきになります。
これは、マイクロバブルフォーム洗浄・温浴を行なう前や開始当初の眼つきと明らかに異なっています。非常におもしろい現象として注目されます(トリマーはTM氏、撮影は、大成由音氏)。
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