しばらくの間、デスクワークが続いていましたので、緑砦館に入って作業をすることができませんでした。
 
 懸案続きの仕事のせいとはいえ、毎日の手入れができなくなると、なんだか野菜たちに申し訳なく思っていました。

 その間にも、野菜たちはすくすくと成長していたようで、今朝は、その様子をゆっくり観察することができ、再び親近感が湧いてきました。

 まずは、セロリが大きく育ってしまい、そろそろ御仕舞の頃になってきましたので、その整理を兼ねて、すでにレタスなどが植わっている周辺のセロリを収穫しました。

 少し見ない間に、このサニーレタスやサラダ菜、赤サンチュなどがよく育っていました。

 やはり春もたけなわになり、植物にとっては一年中で一番の育ちざかりになり、毎日をさぞかし楽しんで成長しているのでしょうか。

 このように育ちの良い野菜に直に触れ合うと、こちらもなんだか楽しくなります。

 その触れ合いのなかから、私は、これまでにない「重要な何か」を学んでいるのではないかと思い続けてきました。

 野菜を育てること、これは、作業としてはそんなに難しいことでもなく、大変なことではないのですが、しかし、そこには、野菜を気遣ってやるやさしい気持ちと、それを不断に粘り強く施してやる根気が必要になります。
 
 もしかしたら、これが、農家の気持ち、農業精神なのでしょう。

 幼いころから、このような精神を養ったことがなかったことから、そして仕事をするようになってからも、それは同じでしたので、それを、この緑砦館ができてから初めて貴重だと思うようになりました。

 もともと野菜たちは優しい植物ですので、その気持ちがないと育てることはできません。
 
 また、その気持ちで収穫し、それを感謝しながらいただくこともできないはずです。 

 おそらく、このような気持ちを養成することは、人間としての幅を広げ、より人間らしくなるために必要なことなのでしょう。

 そう思いながら、修行のつもりで野菜たちと触れ合うと気持ちが、なんだか楽になります。 

 今日は、これから、十分に立派に育った野菜たちを収穫し、その後に移植できるように掃除もしてやろうと思っています。

 久しぶりの緑砦館作業、これで、少々根を詰めて行ってきた文書づくりの疲れを少しづつ解していくことにしましょう。

 緑砦館のなかは、すでに初夏のようでポカポカ気分、よい汗をかきたいですね。

kuresonnohana0420
 満開のクレソンの花