2つ目の訪問目的は、次の研究展開と研究会組織を立ち上げに関することでした。

 ②新たな研究展開と研究会の立ち上げに関する協力依頼

 まず、新たな装置において、こちらでの予備試験の結果を報告しながら、その研究展開の道筋に関する説明を行いました。

 それは、光マイクロバブルの脳刺激作用に関することでした。

 その作用効果が、今回の新型装置においては、より強く現れたことで、この問題がいよいよ明確になったことを報告いたしました。

 K先生は、この件にとても興味を示されていました。

 また、この度、脳を含めた身体のリハビリ部門を強化されるために、新たな部門と施設を設けることも検討されていることを示されました。

 こうなると、私どものリハビリ機器の開発指向と符合することにもなります。

 そして、その持続的開発がより展望を開いていくことにもなりますので、重要な示唆を受けたことになりました。

 また、K先生は、大分県医師会の会長もなされていますので、私どもとの共同研究のことを他の医師のみなさんにも紹介されてくださっているようでした。

 とくに、O病院の院長さんとは、長い間交流をなさってきた仲でもあり、その方との話し合いの中で、私どもとの共同研究のことを話題にされたそうでした。

 どうやら、先日のO病院訪問の陰には、この示唆があったようで、改めて、K先生の「思いやり」に感謝いたしました。

 さて、その折に、マイクロバブルに関する研究会を立ち上げる話が出てきましたので、その事情をK先生に報告しました。

 すでに、およその事情を察しておられたのでしょうか、私が、その研究会への協力の依頼を行うと、二つ返事で快諾され、次のように激励してくださいました。

 「O病院と私どもが協力して参加するということになりますと、これは小さくない動きになり、とても喜ばしいことです」

 なるほど、これを深慮遠望というのでしょう。

 さすが、大局を観ておられるなと思いました。

 この返事を受けて、「これは冗談ですが」と前置きをしながら、私は、次のように述べました。

 「じつは、今日は、あの『薩長同盟』が必要になるのかと思っていたのですが、そうでもないようで・・・」

といい始めると、先生は、

 「薩長同盟は、以前から、すでにでき上っていますよ!」

と、にこやかに語っておられました。

 これで一安心、K先生の度量の大きさに感心し、同時に敬服いたしました。

 いよいよ、これで「マイクロバブルダイバーシティー研究会(仮称)」の基礎が確立したことになりました。

 その後、K先生は、最近興味を持たれて研究をなさっているアンデス産ヤーコンの話を紹介されました。

 このヤーコンの栽培が豊前市において盛んに行われるようになり、それを購入して料理に用い、栽培も試みられているそうで、そのことを投稿された新聞記事も拝見しました。

 このヤーコンは、非常に栄養価も高く、免疫細胞の強化にも結び付くようで、この栽培の成功によって、それが、先のノベール医学生理学賞をいただいた本庶佑(ほんじょたすく)特別教授の研究に結びついたことも教示していただきました。

 「このヤーコンを、光マイクロバブルで育てることができたら、おもしろいことになるのではないですか?」

という示唆をいただきました。

 ヤーコンは、根が発達して芋状になったものですから、この根菜類の栽培は未だ実施したことがありませんので、「ひとつやってみる価値はありそうだ」と思いました。

 私は、光マイクロバブル栽培において、常々、次のように考えてきました。

 1)第一段階:野菜などを無農薬、低肥料で育て、大きく、そして早く成長させ、さらにおいしくする。

 2)第二段階:薬草など、より高価なものを効率よく、そして高品質で栽培し、その栽培効果を高める。

 3)第三段階:バイオテクノロジーを駆使して、栽培速度を飛躍的に増大させる、収穫量を拡大させる、効果的に目的物質を抽出可能にするなどの高度な栽培・抽出法を開発するる。

 このヤーコンの試験栽培を行うとしますと、上記の2)に該当するのではないかと思いました。

 以上のように、なかなか充実した面談となり、お互いにゆかいになることができました。

 次回は、この面談において出てきたエピソードを紹介しましょう(つづく)。
 
chuurippa
春への前奏(チュウリップ)