本日は、朝の会議の後に組み立て作業を1時間、午後からは、県の職員の方々が続けて二組来られました。

 前者は、「ゆけむりアクセラレーションプログラム」が3月で終了するにあたり、その成果に関するヒヤリングでした。

 ここでは、このプログラムによって、6つの具体的な成果の説明がなされました。

 まず第1に、大分県や福岡県を中心にして多くのメンター(アドバイザー的助言を行う方)やデロイト・トーマツの方々の紹介を受け、多くの方々との面談が可能となり、同時にそのことによって光マイクロバブル技術の宣伝普及が可能となったことが指摘されます。

 おかげで、ベンチャービジネスやスタートアップ事業の最前線に関する生の情報と見識を学んだことが、今後の事業における知的財産として大いに役立つことになりました。

 具体的には、相棒を中心にして、中堅どころのベンチャーキャピタル、大手の広告会社、商社、ユニークな中小のスタートアップ企業などと知り合いになり、そのチャンネルが築かれたことは、非常に重要な橋頭堡になったことを意味していますので、貴重な体験をしたことになります。

 第2は、デロイト・トーマツのメンターの方々の指導を受けて、ホームページを一新させたことです。

 すでに、株式会社ナノプラネットの方は、その第1次が完成し、続いて間もなく、株式会社ナノプラネット研究所の方も、その更新がなされる予定です。

 第3は、光マイクロバブル技術による2つの新型装置の開発を終え、いずれも、そのモニター試験を開始したことです。

 これらの試験データを集め、それを次の事業化に役立たせることにしていますので、可能なところから、そう遅くない時期に、その商品化を図る予定です。

 本開発は、練りに練って工夫をし、商品化に適したモデルづくりを行いましたので、それを近々、世に問うことになるでしょう。

 第4は、光マイクロバブル技術の導入促進を図ったことで小さくない成果が生まれ、それが、増設、さらには、新設に結びついたことです。

 これは、大分県を越えて他府県に、さらには外国にまで及ぶようになりましたので、そこでの事情を踏まえた持続的な開発が、より発展していくことが期待されます。

 第5は、地元において、ゆけむりアクセラレーションプログラムが採択された企業同士の連携が開始されたことです。

 その企業は、独特の農法を独自に開発されてきましたが、その内容が光マイクロバブル技術と、その主体者の姿勢がよく適合していますので、これが連携の技術的土台となりました。

 また、地元で開業されるレストランのシェフとも話が合い、このスタートアップ事業への支援を行うことも決まりましたので、これも小さな支援ですが、大きな意味を有していると思います。

 以上のように、本プログラムは、未だ細やかな一歩にすぎませんが、非常に重要な意味のある取り組みになりましたので、今後も、この「ゆけむり」をより熱く、そしてより高く上げていく必要があります。

 なぜ、このような、私どもにとっては、決して小さくない成果が生まれたのでしょうか?

 これは、決して偶然ではなく、そこには、次の普遍的な法則が横たわっているのではないか、と考えています。

 ①世の中とマイクロバブル技術がより深く同調し始めた。

 今の時代は、インターネット、IoT、AIなど、情報通信技術を、だれでも利用できる時代になり、それを軸にしたスタートアップや技術開発がなされるようになりました。

 しかし、一方で、かつての「ものづくり大国」は徐々に影を薄め、停滞から衰退へと向かうようになりました。

 それは昨今の電機産業を見れば明らかなことであり、次は自動車ではないかといわれるなか、そのトップは相当な危機感を抱いて対応されています。

 しかし、光マイクロバブル技術による「ものづくり」においては、この衰退事情とは本質的に異なる特質を有しています。

 それは、「命と健康の『ものづくり』」が可能であり、これでは、かつての生産方式や商品利用方式が、ある意味でほとんど通用しなくなってきつつある現象を示しています。

 命と健康は、個人の問題であり、それを自分で守り、維持する時代になってきましたので、それには、その個人にあった方法を考案し、支援してあげる必要が出てきたからです。

 この新たな開発においては、これまでその主役を担ってきた大企業や大都会の諸機関が必ずしも有利とはかぎりません。

 むしろ、それらに制約されずに、自由に、そして、のびのびとゆかいに地方で開発に取り組むほうが適していると考えることもできます。

 なぜなら、地方に存在しているさまざまな不利が、それを克服するヒントになり、それを十二分に有利にまで変えることができるからなのです。

 このようなことが、大企業や大都会の諸機関で、本当に可能でしょうか。

 私が観てきたものには、せっかくの有利がありながら、それがどこかでつまづいて、最後には一歩も進めなかった、このような事例が少なくありませんでした。

 現に、かつてのテレビでは、かれらの大活躍ぶりがにぎやかに紹介されていましたが、今は、どうでしょうか。

 これほどまでに、どうしてなってしまったのであろうか?

 私には、このように思えてならないのです。

 どうか、ゆけむりを大分で上げるだけでなく、大都会でも、どでかいものを遠慮せずに上げていただきたい、そして、かつての「ものづくり大国日本」を取り戻していただきたい、そうしないと、日本は、ますます窮地に陥ってしまうでしょう。

 次回は、②の主体的力量の形成問題に分け入りましょう(つづく)。

sakura0309