本日は、週に一度の作業を行う日でした。

   いつも、この作業の日を楽しみにしています。

 日ごろは、机について、ひたすらキーボードを打っていますので、手足の力仕事にはなりません。

 これは、頭仕事といってよいでしょう。

 この作業日の仕事の中心は、機械装置の組み立て、すなわち、ポンプをボックス内に組み込む作業です。

 具体的には、ポンプの架台への設置、その位置決めをしてのボルトナット固定、ポンプの吸い込み側でエルボとストレート管の据え付け、水漏れ危険個所へのシリコーン塗布、ボックスカバー装填、配線プラグの組み立てなどを行います。

 これらは、主に指先を動かしての手作業になりますので、頭の指令通りに指が円滑に動いてくれるかどうかが問題になります。

 齢を重ねると、この手作業がスムースにできなくなります。

 目も悪くなり、先日は、ボックスの上にできていた細かい傷を見分けることができませんでした。

 目のいい家内に、何度も、その傷の箇所を指摘されました。

 ようやく自分の目で確かめ、その傷を紙やすりで消そうとしました。

 しかし今度は、その表面を削りすぎて、新たな細かいひび割れが出てきて、結局は、そのボックスを新たに取り換えることになりました。

 指を巧みに動かし、工具を用いて、この細かい作業を進めていく、この過程において、歳を重ねていえることで、その作業能力が落ちていることを感じています。

 そのリハビリのために、この手作業が非常に有効であることを知る、ここに、本作業の重要性があります。

 もともと、私は、このような職工的作業が好きなので、それを厭(いと)うことはないのですが、それだけでなく、齢を重ねることで落ちてきている作業能力のリハビリを行うのは持ってこいと思っていますので、ますます、この作業を行う必要性を感じています。

 ですから、この作業の日には、ひたすら、それらの部品を前にして黙々と作業を楽しむことにしています。

 週に一度は、このように労働者としての作業訓練を行いながら頭を鍛える、このようなボケ防止の作業があってもよいのだと思います。

 しかも、この組立に慣れてくると、かつては非常に難しかったことがより簡単になり、作業を前に進めることができますので、これも重要な喜びになります。

 これを「技能的熟練の喜び」とでもいうのでしょうか。

 若い頃は、この遠くなるような単純作業であっても、私は他人よりも喜んで実践することを好む傾向がありました。

 じつは、その作業を行うと、その最中に頭がよく動くようになり、あれこれとよいアイデアが出てきたからであり、それを嫌がってイヤイヤの作業をしていると、そのアイデアが少しも湧いてこなかったからでもありました。

 この作業の極意を、私が尊敬していたK先生やS先生から学びました。

 「どうして、このような単純作業を続けられるのであろうか、嫌ではないのか!」

とふしぎに思っていました。

 そして自分もやってみると、手足の作業は、頭の使いようによって変わることをしりました。

 じつは、手足を動かすほど「頭はよく回る」のであり、これも「頭脳の体操」であることを知りました。

 単純作業をしていると、私の周囲には、すぐに音を上げて「こんな作業はやりたくない」という若手に出会うこともありました。

 「そうか、この方は、手足を動かしていても、頭の方は動いていないのだ」

と思ったりしていました。

 さて、本日の作業は、予定の1時間を超えて2時間にもなり、区切りのよいところで終わりました。

 しかし、頭のなかに、その余韻が残っていたのでしょうか。今度は、緑砦館に入って少しばかりの作業を行いました。

 まず、先日ホームセンターから買ってきた園芸用のアーチ型フレーム棒を細工して、栽培水槽上に据え付けました。

 運悪く、そのフレームの直径と水槽側の孔の径が合わず、フレーム側によりサイズの小さい管を差し込むことで、その設置を可能にしました。

 ひとまず、2本を仕上げ、水槽に挿しこんで、その上に透明ビニール袋を被せて完成させました。

 明日は、もう一組、その作業を行うことで作業が完成することになります。

 次の作業は、緑砦館Aレーンにおいて、上流側にある光マイクロバブルの装置を2つ取り外し、そのパイプの先端を封じる金具を取り付けました。

 これは、Aレーンに配備されているポンプの能力(圧力と流量)が低いために、光マイクロバブルの発生量が少ないので、この2つの発生装置を取り外すことで、各発生装置にかかる厚力を増やした方がよいと判断したからでした。

 この取り外しで、他の装置からの光マイクロバブルの発生量がより増したようでした。

 これも、2つでは不十分のようで、明日は、その止め金具を探し出して、さらに二つの発生装置を取り外す予定です。

 結果的に、合計で4つの発生装置を取り外しますが、それによって、残りの発生装置にかかる圧力が増します。

 その結果として流量も多くなりますので、1個当たりの光マイクロバブルの発生量が増加することになると思います。

 この作業に1時間を要し、それが終わる頃には夕方になっていました。

 折から、「お茶の時間ですよ」といわれ、タイミングよく休憩することができました。

 出された紅茶は、ヌワラエリア(セイロン)のクオリティ茶であり、これにウイスキーを数滴垂らして、おいしくいただくことができました。

 「おかげで、今日は楽しい一日になった。来週からは、週に一度ではなく、二度に増やそうか?」

 来月、再来月と、この組立作業が増えそうなので、それを見越して準備しておくのがよさそうだと思いました。

 手足を動かし、ついでに頭も大いに使用して、身体全体を鍛えることにしましょう。

 これによって人生をより豊かに、そして、より「ゆかいに」することができそうですね(つづく)。


akapi-mann
赤ピーマン