本日は、午前9時30分から15時20分まで、外国から来られたお客さんとの協議がなされていました。

 今回は、有能な通訳さんを交えていたこともあって、かなり込み入った話になり、その合意にまで漕ぎつけることができました。 

 今後、このビジネスチャンスをより活かして、具体的な実践を図ることになっていくことになりますので、追々、本ブログにおいても紹介できるようになるでしょう。

 さて、この数日来、「命と健康の『ものづくり』」に関する具体的な実践が始まりました。

 これは、「ゆけむりアクセラレーションプログラム」の一つとして位置付けられておりますので、そのプログラムとしての実施がなされたことでもありました。

 この開発と事業化の流れは、この数年間において次の準備がなされてきました。

 きっかけは、中津市になるK整形外科病院の付属施設である介護老人保健センターNとの共同研究を行うようになったことにありました。

 ここでは、そのセンターに入院されている方々の95%が女性高齢者であり、そのほとんどが歩行に何らかの障害を有しており、日常的にはほとんど車イスを利用しての生活をなされていました。

 ここで、私どもは、高齢者介護の現状を学ぶことができ、「生活リハビリ」という重要な概念と課題を教えていただきました。

 この施設では、家で通常の生活が困難な方々を受け入れて、短期間において(3か月程度)自分で生活ができるようになるために「リハビリ」を行うことを「生活リハビリ」と呼んでいます。
 
 これを可能にし、さらに発展させるために、光マイクロバブル技術を巧みに適用することが重要な課題となりました。

 その際、ほとんどすべての方々が車イスを利用した女性の高齢者であったことから、次のアイデアと課題を盛り込むことにしました。

 ①車イスに座ったままで、足、手などの必要な部位の介護浴を可能にする。

 ②ほとんどの要介護者の足指が白癬菌に犯されていたので(いわゆる「水虫」)、その改善を図る。

 ③痛みの緩和、腫れ・冷えの改善、筋肉の柔化、皮膚の改善など、足や手の美容に関する皮膚の改善を図る。

 ④歩行や動きなどの改善を図る。

 ⑤介護浴中の精神状況の改善を図る。とくに、「ここちよさ」の具合を調べる。

 これらの課題を解決するためには、光マイクロバブルによる大幅な血流促進とそれに伴う特別の「脳への働きかけ」を明らかにさせることが、その技術的核心問題でした。

 そこで、前者に関しては、皮膚表面付近の末梢血管における血流促進量の目標を次のように設定しました。

 通常の温浴装置における血行促進量:1~2倍

    光マイクロバブルによる血行促進量:2~4倍
 
 また、後者に関しては、次の感想を尋ねることにしました。

 通常の温浴:温かいことでここちよいか、そうではないなのか

 光マイクロバブル温浴:温かさ以外のここちよさを感じたか

 この開発の結果(NEDO採択の研究開発事業)、上記の血流促進量の目標は達成され、「ここちよさ」に関しても光マイクロバブル特有のものが確認されました。

 このように、この開発は、当初の目標を十分に達成させましたが、次の新たな課題を出現させました。

 ①血流促進量において、より高性能化をめざす。

 とくに、光マイクロバブルの発生量を上記開発装置において光マイクロバブル発生装置の配備数を減らしながら、そのより高性能化が可能かどうかを検討する。

 ②光マイクロバブルによる脳への作用の一現象である「ここちよさ反応」をより深く究明し、さらに「ここちよさ」の感受強度を増加させる方法を検討する。

 これらは、より高度で、ある意味では「離れ業に近い」開発目標ということができます。

 この目標を踏まえて、その腫れ技に近い、優れた開発を試みる、それが新たに挑んだ「命と健康の『ものづくり』」の開発であると位置づけることにしたのでした。

 その結果は、どうだったでしょうか。

 これから、その検証を本格的に開始しますが、最初の「試し」においては、「かなりよいのではないか」という感想を得ることができました。

 今年の「命と健康の『ものづくり』」の開始、まずは、順調な滑り出しですね(つづく)。

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桜の花
(裏庭の土手)