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長野のリンゴ(サンフジ)
 
 昨年末に長野のKさんから、地元産の相当に高級なリンゴが届きました。

 同じサンフジでも、こちらのスーパーで売られているものとは大きく違うことが、それを賞味して、すぐにわかりました。

 リンゴの中心部が塾生して、いわゆるミツが大きく形成されていました。

 こちらのものは、ほとんどそのミツ形成がありません。

 なおかつ乾燥気味で、水分量豊富な瑞々しさもありません。

 おそらく、このような高級リンゴは、大都会で消費されるようになっていて、それらとは比較にならないほどの低品質のリンゴしか、九州の片田舎のスーパーには流通していないのだと思います。

 ですから、日ごろは、あまりリンゴを食べないようになってしまいました。

 昔は、リンゴは健康の素といわれていましたので、今よりは頻繁に食していました。

 長野の方の話によれば、リンゴの消費量は最盛期の1/10にまで減少しているそうです。
 
「これを、なんとか解決する方法はないのか?」

 このリンゴをいただきながら、ふと、そんなことを考えてみました。

 これには、次の必要条件があるように思いました。

 ①リンゴをより高級なおいしさを付加する。その場合、おいしいリンゴはより高級のおいしさを加え、さほどおいしくないリンゴでも、よりおいしくできるようにする。

 ②聞くところによれば、リンゴの出荷は11月、12月だそうで、その出荷後は冷蔵庫に入れて3月、4月に再出荷できるようにしているようです。この冷蔵庫保管によって、リンゴの味が多少劣化するそうで、この劣化防止を防ぎ、その再出荷時には、第1次出荷のときと同様の味にする、あるいは、それ以上にする。

 ③さらには、4月で終わりにせず、7月、8月まで出荷できるように延長させる。この場合、温かくなると冷蔵庫保管において電気代が増えますので、それ以上の付加価値を有するリンゴになるようにする。

 ④リンゴ品質の高級化によって、より優れた加工を可能にする。

 このような必要条件を実現することは可能でしょうか?

 また、そっらに必要な新技術の切り札はあるのでしょうか?

 「そんなことは、できるはずもない!」

 こう切り捨てられてしまう、世の常識に囚われていると、たしかにその通りでしょう。

 これでは、まず、リンゴ農家が、いつまで経っても浮かばれません。

 リンゴ好きの消費者も、なにかと困ってしまうでしょう。

 「この難題のどこかに、それに分け入る糸口があるのではないか?このおいしいリンゴを飛び切りおいしくする方法はないのか?」

 初春に、頭のなかをグルグル回して考えてみました

 まだ、そのおいしいリンゴは、まだたくさん残っています。

 しばらく、このおいしいリンゴをいただきながら、その行く末を考える「ゆかいな時間」を持つことができそうです。

 なにせ、リンゴを食べると頭がよくなると、母から聞いていましたので、それにも大いに期待することにしましょう(つづく)。