今年も大晦日を迎えました。

 今年最後の日ぐらいは、ゆっくり身体を休ませようと、のんびり過ごすことにしました。

 先日の内孫100日のお祝いが、年の瀬のピークであり、食事も、あれ以上のものはなく、質素な大晦日もよいのではないかと思いました。

 さて、前回に記した幸運論の続きを紹介することにしましょう。

 ビジネスの極意は、クライアントの人生の成功を支援する商品を創り出し、購入していただくとともに、その支援を持続的に行うことにある、これが、ジェイ・エイブラハムの「卓越論」で強調されていたことでした。

 わかれば、至極当然のことですが、このような商品づくりを行い、それを拡販したことはありませんでした。

 このエイブラハムを紹介していただいたのは、わが家の建築を担っていただいたプラスエム設計の山中省吾さんであり、かれは、それを実践されて大きく成功させた方でもありました。

 この場を借りて、山中省吾さんに深く感謝申し上げます。

 私どもは、ようやく、この極意を理解したところであり、来年からは、それを実践することにしています。

 また、この観点から、もう一つの福祉用具の商品開発を行い、それが来年早々試作品モデルとしてでき上ることになります。

 わが国は、すでに超高齢化社会に突入し、いわゆる団塊の世代が70歳台になってきました。

 そして今や、その高齢者の二人に一人が認知症を患うようになり、その要介護者と介護者の両方において深刻な問題が出現しており、先日のNHK特集「人生100年時代」は、その問題を克明に報道していました。

 これに、どう立ち向かったらよいのでしょうか?

 私もの、その高齢者の一員になっていますので、これは他人事ではありません。

 この問題を革新的技術で解決していく、ここに切り込んでいく必要があると思って数年が経過しました。

 そのきっかけは、私自身の68日間の入院にありました。

 私にとっては、二度目の入院であり、その最初は18歳のときでした。

 ヘルニアで腰を痛め、一時は立てない状態にまでなりました。

 若くて未熟な頃でしたので、これで暗い人生を歩むのかと卑屈になりかけましたが、退院後は、それが教訓になったのでしょうか。

 以前よりは真面目に勉強するようになり、大学に進むことができました。

 病気が、私を戒め、よりまともにしてくれました。

 その2つ目が、その68日間でした。

 さすがに、歳を過ぎてからの入院でしたので、ますます自分にとってはプラスになり、生まれ変わったような気分で退院することができました。

 以来5年、2つの関係補助金の採択もあり、念願の医療機器・福祉用具の開発に取り組むことができました。

 とくに後者については、NEDOからの研究開発補助金が採択され、それを踏まえて、さらに洗練させた商品開発を行うことになりました。

 幸いにも、その簡単な試作機での試験において十分に手ごたえのある結果が得られましたので、その商品モデルの製作依頼を行うまでに至りました。

 これは、要介護者と介護者の両方において、その健康を改善するとともに、その仕事を手助けするものとして、その関係者の生活を支援するという幸運の機会を得ることができるのではないかと思っています。

 さて、今年の大きな出来事の3つ目は、自前の「大成研究所」を設立したことでした。

 これは、定年退官後の私の夢でした。

 それが、その6年目にして、ひょんなことから実現することになり、真に人生は不思議だと思いました。

 すでに述べてきたように2012年4月に、ここ国東に自宅を新築し、入居を済ませていました。

 ところが、私の入院中に、なぜか隣の土地を購入した方がよいと思い、それを速断しました。

 その後、熊本・大分地震がありました。その直後に姉を訪問し、話が盛り上がり、姉と一緒に新居を設けることで話がまとまりました。

 しかし、この話が流れてしまい、これで新居の終わりかと思っていたら、2つの借金が返済され、それで研究所兼新居を設けることが可能になりました。

 どんなに小さくても、研究所は研究所であり、私の念願であった研究を行う拠点ができたことには間違いはありませんでした。

 この拠点において、当面の4課題(ペット洗浄・温浴装置の開発、光マイクロバブル植物活性工場の開発、介護福祉装置の開発、沖縄プロジェクト)に取り組むとともに、中長期的課題の研究を開始することができるようになりました。

 そして、これらの課題の実現とともにそれらに関する研究も徐々に進展しはじめた、これがこの1年の出来事でした。

 なかでも、緑砦館は、光マイクロバブル植物活性工場の典型的モデルとなりはじめ、私も、そこで植物たちと触れ合うことが毎日の楽しみになりました。

 このまま書き進めると、相当に長くなりそうなので、この辺で今年最後の記事とします。

 次回は、年を越しての元旦に執筆することにしましょう。

 それでは、みなさん、良い年の瀬とご幸福の正月をお迎えください(つづく)。

akaretasu1230
赤レタス(緑砦館)