久しぶりの再開です。

 本日12時の気温は11℃、だいぶ寒くなってきました。

 この寒さになると、植物は成長を取りやめ、必死で、その生命維持のみに努めるようになります。

 これは、「低温障害」とも呼ばれ、農作物はほとんど育たなくなり、これから正月に向けて野菜の値段も上がっていきます。

 しかし、緑砦館では、この自然の状況とは異なった様相を帯びており、野菜たちがすくすくと育っています。

 合計で約250本のセロリは、すべて順調で、その背丈は最大のもので65㎝を越えました。

 この様子ですと到達目標の70~80㎝は、もうすぐです。

 昨夜は、このセロリを特別セミナーの塾生のみなさんに賞味していただきました。

 最初は生で、そして残りを鍋で食べていただき、そのおいしさに吃驚、そして感激されていました。

 私も一緒にいただき、「本当においしくなった」ことを再認識させられました。

 農薬成分が抜けるだけでなく、ここには旨み成分の蓄積があるはずであり、この実証が必要ではないかと思いました。

 さて、本日は、その緑砦館で育っているスペアミントについて紹介することにしましょう。

 前庭に自生していたスペアミントを根ごと2本引っこ抜いてAレーンに入植したのが、今年の晩夏のころでした。

 これが育ってきて、あちこちに若葉が生えた茎が顔を出してきました。

 最近は、緑砦館に入るたびに、このミントの葉を1枚千切っては試食しています。

 それは、何ともいえない柔らかさと香りを放っているからで、それを口のなか入れると、いいようもない、ここちよさを感じるからです。

ーーー このようにすばらしいスペアミントが育ったのは久しぶりだ。これを大切に育てよう。

 これを近所のみなさんほかに、持って行ってあげたいと思ってはみたものの、あるいは家内から日出にある素敵なケーキ屋に持っていったら、きっと採用されるはず、といわれながらも、そうするには、育てているミントの量が相当に少ないと思っていました。

ーーー この状況を打開するには、新たにスペアミントを移植するしかない。

 こう思って先日、前庭に育っているミントを数本を根ごと引き抜いて緑砦館Cレーンの第3水路に入植しました。

 これが、背が高くなっている部分は枯れてしまいましたが、根っこの部分から新たに若葉が出てきて立派に定着し始めました。

 「これはしめた」と思って、さらに増やそうとしていた矢先、Aレーンのポンプが故障し、それを取り換えるまで、光マイクロバブルの供給ができなくなりました。

ーーー このまま枯れずに、生き続けてくれたらよいのだが。 

 そう思う一方で、Cレーンには未だ入植が可能な空間が残っているので、今日明日にでも、その移植を行なおうということになりました。

 思えば、3年前、たまたま、小さな水槽でスペアミントを育てていたところ、上板の水中のなかでスペアミントがよく育っていたのを見つけました。

 それを簡易ハウスの水槽に移植したら、それこそ、すくすくと育ち始め、その葉っぱの長さが15㎝にも巨大化したことがありました。

 この時の良いイメージがあり、それを再現させようとしたのですが、その後は、それが実現できませんでした。

 その原因は、根を丸ごと引き抜いて育てていなかったことにあり、この教訓を生かして今回は大きく、そして大量に育てようという計画を立てることにしました。

 今日は、天気も回復してきたことから、その意味では、絶好のミント移植日になりそうなので、午後から、それで一汗かくことにしましょう。

 これが成功すれば、この春の緑砦館では、ミントの香りで溢れることになるでしょう。

 その折には、ミント茶、ミントサラダ、ミントケーキなどで楽しい一時を設けてみたいですね。

minnto1214
新たに出てきたミントの若葉

 (つづく)。