昨日、「国東下村塾光マイクロバブル技術特別セミナー」の第7回が開催されました。

 いよいよ、今回から光マイクロバブル技術の「核心」に相当する「光マイクロバブルの物理的特性」に分け入りました。

 始まりは、それぞれに課した宿題に関する応答を行ったことでした。

 「ホジュン」は、第1巻から第4巻までを一度見てきたそうで、その最初の導入部の粗筋に基づいての感想を述べていただきました。

 当時の韓国では身分制度が厳しく施工されていましたので、賤民の生まれで、しかも妾の子であったホジュンは、それに嫌がり、身を崩して放蕩かぎりを尽くしていました。

 このホジュンが、ひょんなことから密貿易をしようとした両班の娘を助けます。この娘の父親は政府を追われた重罪人となり、隠れ先で死んでしまいます。

 この娘も追われる身に変わりはなく、ホジュンに救われた娘は、ホジュンの愛を受け入れて、身分の掟を破って結婚の約束をします。

 しかし、ホジュンは密貿易を行なおうとして捕らわれてしまいます。

 この最悪の事態に追い込まれたホジュンは、これからどうするのか、これが大きく問われます。

 ここまでが、第4巻までの粗筋であり、この出だしの部分について感想を述べ合いました。

 次は、「春風伝」についても読後感想を尋ねました。

 最初の30pあたりまで読み進めたそうで、ここまでは松下村塾における吉田松陰と高杉の「やりとり」が中心になって展開されています。

 そこで、まだ「春風伝」の読了は出だしのところですので、吉田松陰について、とくに幼き頃に勉学に励んだことについて語り合いました。

 松陰は、幼くして長州藩の殿様の前で講義を行うほどに利発な子供でした。

 これに大きな影響を与えたのが、叔父の教えでした。

 かれは、学問においては非常に真摯で厳しい方でしたので、松陰は、その教えを徹底的に受けました。

 時には泣き出すほどの厳しい教えでしたが、それに構わず、徹底的に学習させられたのでした。

 この厳しさに耐え、やがて、それが積み重なって、殿様の前で講義を行うまでに育っていったのでした。

 長州藩の学校であった明倫館においては秀才となった松陰は、その叔父が開設した松下村塾を受け継ぐことになり、ここに高杉らが集うことになったのです。

 松陰は、その幼きころに叔父から厳しく教えられた学問の成果を、苦しみながらも、それを活かし、よい方向に展開できる資質を持っていたのだと思います。

 そのことが松陰の人格形成にもよく作用し、その魅力によって多くの若者たちが集まってきたのだと思います。

 ホジュン、春風(高杉晋作の別名)については、まだ最初の出だしの頃ですので、引き続き、これらの議論を積み上げていきたいと思います。

 かれらが何に悩み、それをどのように克服し、大きな事業をなしたことは、非常に有用な教材であり、それをやさしく、そして深く考察し、議論を豊かにしていくとが大切です。

 次回は、光マイクロバブルの核心のひとつである、光マイクロバブルの物理的特性について報告しましょう。

 第8回の特別セミナーは、12月13日(木)18時から、大成研究所セミナー室(TEL:0978-97-2123)で開催することになりました。

 また、12月20日(木)18時から、忘年会、親しい人の送別会を兼ねて記念のパーティを開催することになりました。

 遠隔地の塾生のみなさん、ご都合が付けば参加を検討されてください。ご参加の場合は、前日か翌日に特別レッスンを行いたいと思います。

 国東・大分の若者、そして全国の若者のみなさん、途中からの参加でもかまいませんので、国東下村塾生になって、ご参集くださることをご検討していただけますと幸いです。

 また、全国の遠方の方には、インターネット通信方式の参加の仕方もありますので、ご検討をよろしくお願いいたします。

 技術を学ぶことに関しては、老若男女を問わずですので、小学生から超高齢者の方々でも対応可能です。

 気軽に、下記まで、ご相談ください。

 info@nanoplanet.co.jp  国東下村塾・塾長 大成博文

 (つづく)。

turumurasaki
ツルムラサキの茎の先端