昨日は、朝からO県とE県から3人のお客さんを迎えて賑やかな一日でした。

 どうやら、O県の植物工場を見学され、そこでの光マイクロバブル水耕栽培に興味を抱かれたようで、それが訪問の意図だったようです。

 「マイクロバブルで酸素供給を行うのですか?」

 「そうではありません。酸素が不足している場合には酸素供給としての意味はありますが、通常は溶存酸素はかなりありますので、それが問題になることはありません」

 こう説明すると、かれらは非常に怪訝な顔をし、「酸素でなければ何なのか?」という疑問が湧いてきたようでした。

 これは無理もありません。

 多くの農業関係者がそう思われていることです。

 しかし、その常識が「光マイクロバブルの非常識」によって覆されることになりました。

 私は、こう続けました。

 「光マイクロバブル水耕栽培では空気を用いますので、その空気には酸素と窒素が約4対1の割合で含まれています。

 この酸素と窒素の両方を利用するのが私たちの技術であり、栽培方法なのです。

 とくに、窒素については、これまでほとんど利用されてきませんでしたので、その重大性を考慮すると、光マイクロバブル水耕栽培技術は窒素制御技術であるといってもよいと思います」

 こういっても、なかなか理解ができないようで、次の質問がありました。

 「窒素にはアンモニア体窒素と硝酸体窒素がありますが、そのどちらですか」

 「アンモニアの方です。しかし、それらは、窒素成分が多すぎて汚れの原因になる場合の問題であり、ごく微量の場合は、植物にとって栄養といいますか肥料になりますので、それを空気から生み出すというところに光マイクロバブル技術の核心問題があります」

 それでも、にわかには信じがたかったようで、その後も、次々に矢継ぎ早の質問が飛んできました。

 そのなかに、次のような「やり取り」がありました。

 「通常は、栽培改善において2割のアップを目標に取り組みますが、この場合の目標はどの程度を目標にされるのでしょうか?」

 「その程度の目標では、今の農業を変えることはできないと思います。

 先日、北海道、東北に冷却装置を納入されている会社の社長さんが来られました。

 今の農家のみなさんが口を揃えていわれることは、①後継者を確保したい、②家族経営ができるようにしたい、の2つであると強調されていました。

 おそらく、この2つを実現するには、2割程度の改良では十分ではないと思われます。

 やはり、その10倍、20割が必要ではないでしょうか。

 その2倍化を達成する、このような革新的技術が求められているのだと思います」

 こういうと、かれらは、ますます目を丸くされていました。

 「すでに、あなた方が見学されてきたO県の植物工場では、その1.5倍化が達成され、目標の2倍化に近づこうとされています。

 これが達成されると、O県のみならず広範囲の地域に影響を与えることになると思いますよ」

 そばで聞いていたO県から来られた訪問者のお一人が、静かに、にんまりとされていました。

 この後、緑砦館で育った野菜と国東の海の幸で「おもてなし」を行いました。

 光マイクロバブル野菜の最高水準のおいしさを確かめられ、私の解説したことをご自分で納得されたようでした。

 もちろん、国東の海の幸も大いに喜ばれていました。

 帰り際に、そのお一人の社長さんが、「目から鱗がおちました。ありがとうございました」いわれていたことが印象的でした。

 この訪問を受けて、「非常識の光マイクロバブル水耕栽培技術」をもっともっと広く普及させる必要があり、それを常識にしていくことが重要であると痛感いたしました。

 若い後継者が、この技術で胸を張って後継者になることができるように、家族でも立派に経営ができるようにする、この目標を達成することが光マイクロバブル技術に課せられた使命であることを再認識いたしました。

 ところで、本日は、これから、ある企業からの訪問、その後外国からのお客さん、マイクロバブル研究会と続きますので忙しくなりそうです(つづく)。

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緑砦館で紅くなり始めたミニトマト