「用語の解説(3)- 4-9」を以下に示します。
用語の解説(3)- 4-9
光マイクロバブルの「3物理現象」:光マイクロバブルの収縮運動、収縮に伴う負電位増加、発光の特性を有する3つの現象のことである。
発光に関する「教え子さん」の質問を青字で、以下に示します。
光マイクロバブルが直径10~13㎛サイズで「破裂」する。
実はこのことで小生の頭の中が整理できるのです。
そもそもそうでなければ「発光」という「現象」が説明できないとずっと考えておりました。
さらに、もう一つのキーワードは「振動」という「現象」でしょうか。
さらに、もう一つのキーワードは「振動」という「現象」でしょうか。
ドクターの研究報告によると、確か9ヘルツの「振動」が起こることによって、光マイクロバブルが収縮しながら、高温高圧化をたどる過程を明らかにされていたと記憶しております。
さて、ドクターの「ナノバブル生成仮説」。古くて新しい仮説だと考えます。
さて、ドクターの「ナノバブル生成仮説」。古くて新しい仮説だと考えます。
これまでは、数十μサイズのバブルが「収縮」することによってnサイズのバブルに変化し「消滅」する(したように見える)というこれまでの概念をまさに覆すものだと察します。
未だ、光マイクロバブルについてはドクターでさえ解明できていない「現象」が多々あるということが面白いですね。早いうちに続きをお願いする次第です。ではでは。
未だ、光マイクロバブルについてはドクターでさえ解明できていない「現象」が多々あるということが面白いですね。早いうちに続きをお願いする次第です。ではでは。
科学的に厳密にいうと、直径が13㎛に光マイクロバブルにおいて内部気体が噴出する事例を見出したことから、その噴出は気液界面の破裂によって起こったと考えられます。
その結果、さらに急激な収縮が起こり、収縮速度が急増する、この過程で発光するのではないかと推測しています。
しかし、これがすべてではなく、他の発光のメカニズムもありうるのではないかとも思っています。
なぜなら、上記のような噴出の事例はあまり多くなく、逆に発光に関する現象は、その連続撮影画像から判断すると、かなり頻繁に起こっているからです。
ですから、破裂から発光というパターン以外にも、発光パターンがありうる可能性があります。
その場合、別のメカニズムを有した「破裂・発光」のパターン、あるいは「破裂なしの発光」のパターンもありうるかもしれません。
これらについては、不明な点が多く、未解明の課題となっていますので、「謎」のままです。
この問題を考える際に、もうひとつの不可欠な現象が、「光マイクロバブルの振動現象」です。
この振動数は、直径が20㎛以下の気泡においては9ヘルツ程度ですが、もう少し大きい光マイクロバブルをくわえると、やや、これよりも小さい振動数になるのではないかと思って再調査をしています。
そこで、上記の「破裂・発光」の関係を考察しますと、この振動が、この「破裂・発光」に重要な影響を及ぼしているのではないかと考えています。
厳密にいうと、この振動において大きな振動、すなわち、収縮から急膨張に至る過程で大きな振幅で振動する際に、その内部エネルギーを解放して発光することがありうるのではないかとも想像しています。
実際の観察によれば、光マイクロバブルの発光は頻繁に起こっていますので、「最後に破裂して発光する」という考えは、実際の現象に則していません。
たくさんある発光現象のうちで、それは400回、500回のうちの一つ程度の出来事であるように思われます。
ただし、収縮運動の後期過程においては、収縮速度が10倍程度に増大しますので、それだけ光マイクロバブル内の高温押圧化も進展していて、その時のエネルギーの高まりがどの程度かという問題の解明も残っています。
光マイクロバブルがナノバブル発生の引き金となり、親(光マイクロバブル)が子(ナノバブル)を生み出すという私の仮説において、重要な注目点は以下の通りです。
①個数の少ない光マイクロバブルから圧倒的に個数の多いナノバブルがどうして生まれるのか。
このなぞ解きをしないときちんとした究明には到達できません。
②光マイクロバブルは、固有の化学反応を起こすほどの高温高圧場を形成しますが、ナノバブルには、それを起こすほどの物理化学的活性がなく、自らを長時間維持することを特徴としています。
この両者の違いをより明瞭にする必要があります。
最後のご指摘は、私がいくつもの未解明の課題を抱えているということですが、その通りで、私の光マイクロバブル人生は、それに向かって突撃を繰り返しているようなものです。
時には、それが幻のように正体を見せないものですが、そのうちに朧気ながら解りだし、そして、ある日突然に、その女神が現れて微笑んでくれるのです。
「科学は長し、人生は短し」
前回も、この言葉を添えましたが、人生は短しでも、「喜びは多し」といってもよいでしょう。
これも、光マイクロバブルのおかげです(つづく)。
コメント
コメント一覧
さて、本日のドクターの記事からですが、『破裂から発光というパターン以外にも、発光パターンがありうる可能性があります。その場合、別のメカニズムを有した「破裂・発光」のパターン、あるいは「破裂なしの発光」のパターンもありうるかもしれません。これらについては、不明な点が多く、未解明の課題となっていますので、「謎」のままです。』
ここでドクターの言う「発光現象」のパターンが幾つかあると仮定すると、その「本質」のパターンも幾つかあるということにはならないでしょうか?そもそも、「発光現象」が動植物等々の生物へ与える何らかの影響があり、人が健康になったり、植物の成長が早まったり、味がおいしくなったりするとなれば、このパターンはこれに効果的でもう一つのパターンはそれに効果的である・・・。考えると何か面倒くさいですね。
もう一つ、『たくさんある発光現象のうちで、それは400回、500回のうちの一つ程度の出来事であるように思われます。』というドクターの観測結果についてもふーんと考えてしまいます。当時の計測機器や映像機器ではそうなのかもわかりませんね。とはいうものの、研究費の少ない地方の高専の実験室でこれだけの成果を上げたわけですから敬意を表する次第です。
では、次なるターゲットは何か?次なる一手は何か?何を探るのか?。そーっと教えてほしいものです。ではでは。