先日は、若いお客さんが、朝から断食をしてきてくださるとのことで、久しぶりに、国東安岐港によい魚を手に入れていただくことにしました。

 「せっかくだから、おいしそうな魚をお願いします」

 こう頼んでおいたので、家内が頑張ってくれたそうで、手ごろな鰆(さわら)が手に入ったそうです。

 鰆は夏の魚ですが、秋になると脂が乗ってきてよりおいしくなります。

 やや小ぶりでしたが、その写真を示しましょう。

sawara


 それでも体長は約50㎝もありました。

 「鰆は久しぶり、とても新鮮でおいしそうだね。これ、いくらだった?」

 「競り値で400円でした」

 ということは、3割アップと消費税が買値ですから、552円で買ったことになります。

 朝釣れた新鮮鰆が500円弱、とても信じられない価格です。

 これが、国東の地元スーパーでは、その2倍、大分市に行くと3倍、東京では、さらに4倍以上になるでしょう。

 しかも、鰆を生でいただくことはめったに出会えないことであり、この高級魚が誰でもかえるのですから、ここに国東の豊かさがあります。

 さて、その鰆の刺身の味はどうだったか?

 その身は、とても柔らかくて、脂が乗った深い旨みがあり、「旨い!」と、一同が感嘆の声を挙げました。

 若いがゆえに、食べっぷりもよく、あっという間に、鰆の刺身が平らげられました。

 私には、専用の小皿に家内が盛り付けをしてくださいましたので、それをゆっくり賞味することができました。

 この鰆のおもてなし、断食までしてきた若人にとっては、最高に近い「おもてなし」になったようでした。

 秋の鰆、また市場に行って手に入れたくなりました(つづく)。