「用語の解説(3)- 4-5」を以下に示します。

用語の解説(3)- 4-5

  光マイクロバブルの「3物理現象」:光マイクロバブルの収縮運動、収縮に伴う負電位増加、発光の特性を有する3つの現象のことである。
   
 上記に関連して、教え子さんから下記のコメント(青字)と質問が来ていますので、その解説と回答をしておきましょう。

 「収縮については、小生が毎日入る『光マイクロバブル風呂』においても上昇するバブルと収縮するバブルが確認できますね。

 一方で、ドクターにとっては別の話になるのかも知れませんが、1日に同じお湯で4回入るとして、1回目は明らかに光マイクロバブルの発生(わずかな白濁)が確認できるのですが、3回目あたりになると光マイクロバブルの発生が見えにくくなる(が、間違いなくバブルは発生委し続けている)という不思議な現象をどう考えたら良いのか?
 別の機会にご教授をお願いします」

 上昇するバブルと収縮するバブルの両方を確認できる?

 すばらしい目と眼力ですね。

 上昇するバブルは、気泡が大きいので、すぐに見分けることができます。一方、収縮する光マイクロバブルは、直径が65㎛以下です。

 この大小で見分けるのであれば、それは可能ですが、収縮の詳しい過程をお風呂で識別するのは、相当に観察力を持っていないとできないことです。

 お風呂のなかは照明が明るくなく、上からしか見ることができないからです。

 「確認」がどの程度になされているかの問題はありますが、収縮するバブルの確認ができるということなので、相当によい目を持たれているといってもよいでしょう。

 次は、お風呂に4回も入る、これもすばらしいことです。

 かつて、私も、1日に4、5回入ることがよくありました。

 心身を酷使していたので、その度に光マイクロバブル入浴を求めていたからだと思います。

 最近は一日1回が多く、これも歳のせいでしょうか。

 よく効く話は、歳を重ねると入浴が面倒になってきて徐々に風呂から遠ざかるようです。

 これだと健康に背を向けることになるので、一日一入浴を心がけています。

 次の質問は、同じお湯の場合、回を重ねるごとに、光マイクロバブルの発生数が少なくなっているのではないか、また、それは、なぜなのか?

ということですが、それは、次の二つの現象が起こるからだと思います。

 ①新鮮な水道水のお湯を入れた時には、光マイクロバブルがたくさん出ます。

 これは、そのお風呂のお湯が飽和していないからであり、このとき、その白っぽさを増しているように見えます。

 この場合、その飽和とは溶存酸素のことであり、溶存窒素については、これまでほとんど解明されていません。

 いつぞや、この飽和を廻って学会でちょっとした論争がありました。

 光マイクロバブルの飽和に関する質問に対して、それは酸素なのか、それとも窒素についての飽和なのかについて、逆に、それを質問したことがあります。

 私としては、それを明確にして返答したかったのですが、その質問者は、それに答えることができませんでした。
 
 光マイクロバブルの場合、空気中の酸素と窒素の両方が溶けていきますので、その酸素分において、それが飽和しているか、しないかで光マイクロバブルの見え方が若干異なるのではないかと思います。

 ②光マイクロバブルの発生は、液体の温度にもよっても異なります。

 すなわち、温度が40℃に近づくにしたがって、その発生量が若干減る傾向にあります。

 教え子さんが入っているお風呂のお湯の温度も関係しますので、温度が上がり気味なのか、下がり気味なのかによっても微妙に泡の発生の具合が変わりますので、そのことがやや影響を与えている可能性はあります。

 このように、光マイクロバブルの発生は、お湯の溶存酸素の飽和度、温度に若干の影響を受けますので、それが教え子さんの観察にも影響したのだと思います。

 長い間、光マイクロバブル入浴に親しまれ、何度かの窮地を救った光マイクロバブル風呂ですから、今やかれの身内同然、なくてはならない存在になり切って、かれの健康に役立ったいるようです。

 毎夜のごとく飲み歩くのが好きだったかれが、最近は、ほとんど、それがなくなったそうで、これも私流に解釈すれば、光マイクロバブル入浴のおかげではないかと推察しています。

 それだけに、光マイクロバブルを科学の目で観察してみたい、その気持ち、同じ光マイクロバブル入浴愛好者としてはよく理解できます。

 私も、この光マイクロバブル風呂に毎日救われています。

 おそらく、これがあるかないかで、相当に寿命に影響しそうです(つづく)。

shasinn
シャインキス(大成研究所セミナー室)