静かな日曜日の朝です。
昨日までは、学会の準備に専念していました。
やはり、学会となると少々頭を使って準備をすることになりますので、その分余計に疲労も溜まってくるようです。
これに備えて、光マイクロバブル入浴を朝方に切り替え、体力を確保しながらの取組になりました。
この作戦が功を奏したようですが、それでも何かと仕事があり、来客への接待もあり、それらの合間に準備を重ねてきました。
おかげで、なんとか、みなさんに少なくない刺激と影響を生み出すような内容に仕上げることができました。
そのため昨夜は遅くまでかかってしまったので、今朝は9時30分過ぎに電話がかかってくるまで安眠をむさぶっていました。
やや遅い朝食を済ませ、このところ日課となっている緑砦館に入り、野菜を観察しました。
この入館前に外気の温度を調べると約8℃であり、だいぶ寒くなりました。
しかし、緑砦館のなかは約20℃と温かく、まるでオアシスのような「ここちよさ」でした。
ここで、各水槽を点検し、光マイクロバブルを発生させるスイッチを入れ、一部の苗の移植などの作業を行いました。
さて、久しぶりの「日曜日の朝」の記事ですから、本日は、光マイクロバブル技術に関する最近の話題を紹介しておきましょう。
その第1は、沖縄での植物工場の成果が出始めたことです。
先日は、この結果を踏まえて、さらに隣の土地に1320㎡の植物工場の増設を決めたとの報告を受けました。
「そうですか。それはよかったですね。今度は、もっと光マイクロバブルの性能アップを考えましょう」
このように返事をすると、先方は、とても喜ばれていました。
この沖縄では、明後日に、私どもと外国企業を含めた視察を行う予定であり、この視察と協力が前に進むことを切に願っています。
これまでの成果を踏まえると、この沖縄での植物工場の実績は、今後の重要な橋頭堡になるのではないかと思います。
周知のように沖縄は、南の国々に近いという地理的利点があり、それらの国々から多くの観光客を集めるようになっていて、その数はハワイのそれを抜いたとも報じられています。
新知事も、この地の利を生かしてトップセールスを行いたいと積極的な姿勢を示されています。
食糧自給率はわずかに6%しかない沖縄において、とくに、野菜の事情はよくなく、これを根本的に変えていく必要があります。
今回の沖縄での植物工場の成功は、今のところ、その一里塚でしかありませんが、これが、今後の発展に重要な影響を与えていくことになるでしょう。
第2は、大分県の「ゆけむりアクセラレーションプログ」の採択によって、さまざまなチャンネルが開かれるようになってきたことです。
これに伴い、私どもの仕事に関する認知度も深まってきました。
これには、次の2つのパターンがあるようです。
(1)企業間の情報交流、連携が徐々に進展し始めた
スタートアップを行ったベンチャー企業、銀行、大手企業、商社など、多種多様な情報交流がし進んでいます。
また、本「プログラム」に選ばれた5社同士が親しくなり、そのなかで本格的な連携を探る動きが出てきました。
この連携の基本は、まず、こちらが支援し、それを相手側が応える、これが成り立つことによって、こちらも支援を受けるようになることにあります。
今月には、そのために、その企業を訪問、視察し、その具体化を図ることになるでしょう。
(2)大分県、大分県内の企業の認知度が深まった
山口県周南市から、ここ国東市に移転して6年半が経過し、ようやく地元大分での認知が本格的に進み始めました。
これに伴って、さまざまな情報が得られるようになり、少なくない方々の訪問を受けるようになりました。
そして、この度、新たなテーマで「経営革新」の認定をしていただくことができました。
これは、山口県においてなされた実績があり、二度目の認定となりました。
これから、より弾みが生まれてくるではないでしょうか。
また、別の申請においては、第1次審査の合格という知らせもあり、やや追い風が吹いてきたのではないかと思います。
第3は、国内外の企業との共同研究が徐々に進行していることです。
これは、個々の事例において、さまざまな問題や展開具合がありますので、一概にいうことができませんが、紆余曲折はありながらも、全体としては前に進んでいるのではないかと思われます。
ここで重要なことは、このそれぞれにおいて、光マイクロバブル技術の真価が問われることから、そこで、どのように知恵を絞り、工夫を凝らすか、これに努めています。
その一つに、外国との企業の事例があります。
私にしては、久しぶりの本格的な開発になりそうで、それが、系統的に、そして持続的に進展していくことに楽しみを覚えています。
第4は、上記の「経営革新」に関係する開発において、その基本設計がほぼ終わり、そのモデル製作が始まることです。
すでに、手作りの簡易装置を製作し、それでかなり優秀な作用効果が生まれることを確かめていますので、これを現場に持ち込み、試験をしていただくことになります。
おそらく、小さくない反響が生まれるであろうと予想していまが、これも楽しみですね。
すでに、この持ち込み先とは、この数年間にわたって共同研究を展開してきていますので、「ツー、カー」の仲を築くことができています。
そして、私どもの研究開発において厚い信頼を寄せていただいていますので、今回も、現場で苦労されている皆様方に、大いに喜んでいただけるでしょう。
まだいろいろありそうですが、長くなりますので、この辺で留めておきます。
本日は、これから、野菜の苗の移植を行い、野菜たちとの触れ合いを楽しむことに
します。
みなさん、よい日曜日をお過ごしください(つづく)。
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