「用語の解説(3)-2」を以下に示します。

用語の解説(3)-2

 光マイクロバブルフォーム(あるいは、マイクロバブルフォーム):シャンプー液を含む液体中でマイクロバブル(光マイクロバブル)を発生させたときの気泡である。
 
 ここでは、「光マイクロバブルフォーム」と「マイクロバブルフォーム」は同義語であることをことわっておきます。

 因みに、「マイクロバブルフォーム」は(株)ナノプラネットによって、「光マイクロバブル」は(株)ナノプラネット研究所によって商標取得がなされていることも付け加えておきます。

 上記の定義をよりわかりやすく解説すると、光マイクロバブルフォームとは、光マイクロバブルを発生させる装置を用いて、大量発生させたシャンプー泡(フォーム)のことです。

 水道水に、シャンプー液を少量混ぜますと、液体の表面張力が小さくなって泡が出やすくなります。

 お風呂に入って頭を洗う時に、シャンプーを頭にかけてから、ゴシゴシと揉んで、泡立てる、この動作を何気なく行っておられるでしょう。

 これによって泡がよく出てきます。

 この泡が、髪の毛に付着した汚れに付着し、さらに、その泡をゴシゴシ揉むと、泡が汚れを落とすことによって髪の毛がきれいになっていきます。

 わずかな量のシャンプーしかかけないときは、泡立ちが悪く、髪の毛の汚れが落ちず、そのまま洗い流してしまうと、痒みや臭いが残ってしまって嫌な気分になったこともおありでしょう。

 一方で、力を入れすぎてゴシゴシ揉み過ぎると、今度は髪の毛を痛めることになります。

 そのため、髪の毛のことが気になる方は、シャンプーを選ぶことにも気を使われているようです。

   そこで、光マイクロバブルフォームの特徴を次のように整理して示します。
 
 ①泡のサイズが非常に小さい。

 最も多く発生している光マイクロバブルフォームのサイズは約60㎛です。光マイクロバブルの最頻値の直径は約30㎛ですので、その2倍の値を示しています。

 これには界面活性剤によって表面張力が低下したことが影響しています。

 また、この泡が小さいことによって、その表面張力が大きくなり、その結果として洗浄力が急激にアップします。

 通常の手もみの泡の直径は500~600㎛程度ですので、光マイクロバブルフォームは、その約10分の1です。

 表面張力の大きさは、直径の2乗に比例しますので、この場合、気泡の直径が10分の1小さいということは、その表面張力は、その2乗で作用しますので、約100倍ちがうということになります。

 この表面張力の大きさが洗浄力に匹敵すると考えられることから、マイクロバブルフォームの洗浄力は、手もみ泡と比較して約100倍の洗浄力を有しているといってよいでしょう。

 ②ほとんど小さい泡のみが発生する。

 これは、光マイクロバブルフォームの発生機構と関係していています。

 それは、流体力学的に安定した光マイクロバブルおよび光マイクロバブルフォームの発生機構を有しているからであり、詳しくは、次回の記事で解説いたします。

 ③大量に発生する。

 1秒間に約500回という超高速で水と空気を回転させて、光マイクロバブルフォームを発生させます。

 仮に1回転において100個の光マイクロバブルフォームを発生させているとすると、1秒間では、100×500=50000個のマイクロバブルフォームが発生することになります。

 これが、1回転で1000個発生するのであれば、1000×500=500000個 の発生量になります。

 実際には、もっと多いでしょうから、この超高速の旋回速度によって、大量のマイクロバブルフォームの発生が可能になる、これが光マイクロバブルフォームの大きな特徴ということができるでしょう。

 このような泡の大量発生装置は他には見つけることができません。

マイクロバブルフォーム6
光マイクロバブルフォーム


 ④泡が発生しても、液体の性質がほとんど変わらない。

 これも非常に重要な特徴といえます。

 なぜなら、光マイクロバブルと光マイクロバブルフォームの発生メカニズムがほぼ同一であることからであり、これによって光マイクロバブルフォーム洗浄と温浴が同時に可能になるという重要な特徴がを生み出すことができます。

 これは結果的に解ったことではありますが、この2つの方法を同時に適用可能にしたことは、「離れ業」の技術といってもよいでしょう。

 光マイクロバブルフォームで、ワンちゃんをきれいにし、同時に、その温浴で元気にするという一挙両得現象は、トリマーや飼い主のみなさまに非常に喜ばれています。

 ⑤シャンプー液が少なくても、大量の泡が発生する。 

 ここで、非常に重要なことは、この光マイクロバブルフォームの発生は、超高速旋回式発生装置にのみによって発生可能だということです。

 それはなぜでしょうか?

 その理由も、次のように要約されます。

 ①毎秒500回転という超高速旋回によって光マイクロバブルを発生させる方式によってのみ、光マイクロバブルフォームの大量発生が可能になる。

 ②光マイクロバブルの大量発生は、上記の超高速旋回を行う旋回空洞部の流れ方向における旋回速度差による切断・粉砕によって可能になる。

 その際に、その旋回速度差によって光マイクロバブルのサイズが決定され、さらに、その切断・粉砕の際の強力な摩擦が、マイクロバブルフォームやそれを含む液体の性質を変える。

 ③光マイクロバブルの発生原理が光マイクロバブルフォームの発生に、そのまま適用されているので、液体の性質は、シャンプー液を含まない場合とほとんど変わらない。

 この①~③については、次回においてよりわかりやすく解説することにしましょう(つづく)。
hu0602
光マイクロバブルフォーム洗浄中(噴出ノズルは「光マイクロバブルP4」)