この数日間、緑砦館での作業を約二カ月ぶりに再開しています。

 一昨日は、赤サンチュの苗を、昨日は、青サンチュの苗を入植しました。

 まだわずかな入植数に過ぎませんが、これから徐々に緑を増やしていく予定です。

 今年の夏は、水耕栽培の水温が30℃を軽く超え、しかもハウス内の気温が40数℃にもなり、この対策に追われました。

 あれこれと対策を講じましたが、決定的な方法を見出せないままでしたが、最終的には、その核心的方法を見出すことができました。

 これから、その対策をどう具体化していくかが、重要な課題になっています。

 さて、もうひとつの再開の要因は、ヘチマの光マイクロバブル水耕栽培で、思わぬ感激がありましたので、ここで、それを紹介することを思いついたからでした。

 このヘチマ栽培が、約2カ月の遅れであったにもかかわらず、入植後は順調に推移してきたことは、別稿『ヘチマだより2018』において逐一報告されています。

 「少し収穫が早いかな?」

 と思いながら、若いヘチマの実を1本収穫しました。

 これを家内に頼んで「煮込み料理」していただきました。

 「これは、若すぎる!」

 ヘチマの皮を剥きながら、家内は驚きの声を発していました。

 若すぎるとは、種が一つもなく、とても柔らかいことを意味していました。

 「そうでしょう、収穫するときに触ってみたけど、とても柔らかかったよ」

 この時は、それ以上に会話が弾まず、しばらくして例の煮込み料理が出てきました。

 ヘチマが少なかったので玉ねぎが刻んで入れられていました。

 また、ヘチマの煮込みには付き物のスパムも添えられていました(こちらでは、このスパムの値段が高く、沖縄の2倍以上していますので、なかなか買うことができません。このスパムは、沖縄から送られてきたものです)。

 その写真を示しましょう。

hetima0924
ヘチマの煮込み
 
 やや緑がかったものがヘチマの実です。

 これを見る限り、通常のヘチマの煮込みと何ら変わりはありません。

 ところが、その一切れを口に入れた瞬間に、その事情は一変しました。

ーーー こんなにおいしいヘチマは食べたことがない。何ともいえない柔らかさとほのかな上品な甘み、これはすごい。

 真に吃驚仰天であり、すぐに感激が身体のなかから沁み出してきました。

 この感激が漂うなか、もう一口を味わい、その感動をさらに確かめました。

 「これは旨い。すごいね!」

 「そうでしょう、柔らかさが違っていました」

 料理を行った家内の声も弾んでいました。

 「これまで、幾度となく、光マイクロバブル水耕栽培のヘチマを食べてきたけど、このような絶品の味ではなかった。何が違うのだろうか?」

 その答えは、すぐに解りました。

 それは収穫時期が異なっていて、これまではかなり大きくなってからの収穫を行っていて、今回収穫した実とは、その大きさにおいて随分違っていました。

 長さで比較すると、これまでは30~40㎝長、今回は22㎝前後でした。

 収穫時にヘチマの実を押さえてみると、相当に柔らかいなと感じていました。

 「そうか、この絶品の味は、この柔らかさに起因していたのか。気づかなかった!」

ーーー おそらく、ほとんどすべての方が、このように柔らかくて何ともいえないおいしいヘチマを食べたことはないであろう。

 もちろん、露地栽培では、このように柔らかいヘチマの実が生ることはない。

 水耕栽培においても、私たちだけが取り組んできたことから、他には耳にしたことがない。

 とすれば、誰よりも早く、私たちが、この絶品の味を知ったことになる。

 こう考えているうちに、感激が感動に移行していました。

 「これであれば、どこに出しても、この感動を呼び起こすであろう。すばらしい味の食材を見出した!」

 「今年は、2カ月も遅れているから、無理ではないか」、こういわれたこともありましたが、それでも粘ってやってきたかいがありました。

 そこで諦めていたら、この感激も感動も生まれてこなかったのです。

 これは、きっと、どこかで女神が微笑んだからでしょう。

 それゆえに、今年の「ヘチマの里づくり」は、例年にない成果が生まれ始めたといってもよいでしょう。

 これは、私にとって小さくない激励となりました。

 これから、これをさらに発展させるか。

 これが、より大きな問題として浮上してきたようです。

 もちろん、これまで以上に光マイクロバブルを与え続けますが、ここに知恵と工夫をどう巡らすか。

 大いに、思案を深めながら、光マイクロバブルへちま栽培に勤しむことにしましょう(つづく)。
maq2025
まだ可憐に咲き続けているマリーゴールド(大成研究所前庭)