「用語の解説(3)」を、以下に示します。

用語の解説(3)-1

 光マイクロバブル:直径1~65㎛の、自ら収縮するマイクロバブル(新物質)である。
 
 光マイクロバブルは、単なるマイクロサイズの気泡とは異なっていて、1)直径が1~65㎛であること、2)自ら収縮すること、3)新物質であることに重要な特徴があります。

 1)については、直径65㎛が、気泡が収縮する最大値であり、これ以上の気泡は、逆に膨張してしまいます。これを「限界気泡径」と呼んでいます。

 したがって、直径が65㎛以上の光マイクロバブルは存在しないことになります。また、光マイクロバブルは、その収縮によってナノバブルへと変化していくと推測されています。

 このプロセスについては、いくつかのパターンがあるようで、その仮説も示されています。

 2)については、自ら収縮するか、しないかで区別されます。したがって、収縮しないマイクロバブルは光マイクロバブルではありません。

 また、その自ら収縮する際には、その収縮時間や速度が問題になります。光マイクロバブルの収縮時間は比較的に短くその発生から消失までの寿命時間は約50秒です。

 これに対し、収縮する気泡であっても、その寿命が数分間もかかるという観察事例もあります。これは、アクティブではないマイクロバブルの挙動といえ、光マイクロバブルとはいえない範疇の気泡ということができるでしょう。

 したがって、光マイクロバブルとは、数十秒間の寿命を有する急激な収縮を行う気泡のことをいいます。

 このような1)と2)の特徴を有するのが「光マイクロバブル」であり、このような物質は、自然界にはなかなか存在していません。

 通常の海岸における観測では、この光マイクロバブルよりも大きなサイズのマイクロバブルの観察事例はありますが、直径が1~65㎛の光マイクロバブルの自然界における観測例はほとんどありません。

 たとえば、海流が激しく衝突している崖の下の海域や大きな滝の下の滝つぼなどにおいて光マイクロバブルが発生している可能性はあるかもしれませんが、その寿命が数十秒程度ですので、それを現地で観測するのは非常に困難であると思います。

 しかし、そのうち、意欲的な研究者が、その現地で光マイクロバブルの発生を実証するような時代がやってくるのかもしれませんね。

 私は、この光マイクロバブルが生命現象の誕生問題に関係しているのではないかと思っていますので、その自然界における光マイクロバブルの発見が、その生命現象と結びつけて究明されるとますますおもしろいことになりそうです。

 光マイクロバブルは、特殊な自然界以外のところでは、ほとんど発生していないように思われますので、これは「新物質」であるといってもよいでしょう。

 光マイクロバブルは、私どもが開発した超高速旋回式発生装置で、簡単に、そして大量に発生させることができます。

 ここに、本技術を支える最大の「拠り所」があります。

 しかも、この新物質は、後に詳しく解説しますが、とてもすばらしい「革新的機能性」を有しています。

 この新物質は、自然界には、ほとんど存在していないこと、真に素敵な革新的機能性を有していることという「二重の意味」ですばらしく、この地球が存在するかぎり、その恩恵を人類に与え続ける可能性があります。

 その意味で今世紀は、「光マイクロバブルの時代」の幕開けといってもよく、これから、そのことが、より一層明らかになることでしょう。

 以上のように、光マイクロバブルは、超高速旋回式発生装置以外の装置によって発生したマイクロバブルとは大きく異なる特性を有していますので、その識別が重要になります。

 単に、マイクロサイズの気泡であれば、その性質はみな同じと考えてしまう研究者や技術者が数多くいますが、それは小さくない誤りであることをしっかり認識しておくことが重要です(つづく)。

2018-09-30 (3)

海水光マイクロバブルと淡水光マイクロバブル