今回のセミナーは、5月に東京で開催したセミナーの内容を基本骨格にして講演がなされました。
そのプログラムを改めて示しておきましょう。
プログラム
第1日目(14日)
13:00~13:30 受付・あいさつ
13:30~14:20 講演①「光マイクロバブル技術の基礎」 大成由音(ナノプラネット研究所)
14:20~15:10 講演②「光マイクロバブル発生技術の特殊性」大成由音(ナノプラネット研究所)
15:10~15:30 休憩
15:30~16:20 記念講演① 「光マイクロバブル技術の『核心』」 大成博文(大成研究所)
16:20~17:10 記念講演② 「光マイクロバブル技術の『革新』」 大成博文(大成研究所)
17:10~17:30 休憩
17:30~19:30 交流会(いつも大好評の国東の海の幸が出されます)
第2日目(15日)
08:30~09:20 講演③ 「光マイクロバブル技術によるペット洗浄・温浴」大成由音(ナノプラ
ネット研究所)
09:20~10:10 講演④ 「光マイクロバブル技術による健康・介護用装置」大成由音(ナノプラ
ネット研究所)
10:20~10:30 休憩
10:30~11:20 記念講演③ 「光マイクロバブル技術における『確信』」大成博文(大成研究所)
11:20~12:10 記念講演④ 「光マイクロバブルによる『緑砦館物語』」大成博文(大成研究所)
12:10~12:30 総合討論・閉会挨拶 今回は、講演が4つ、記念講演が4つの8講演でした。
セミナーも14回を経験することになりましたので、その内容も持続的に発展し、その構成も定着してきました。
決してマンネリ化に陥らず、日々進化している部分を新たに付け加え、その基礎もしっかり教示していくことが重要です。
とくに、今回は、講演者と相談して講演①と②を新たに示すことにしましたので、それらをやや詳しく解説しておくことにしましょう。
最初は、マイクロ・ナノバブルなどの定義を明らかにしました。
その図を次に示します。
これは、現在使用されているマイクロ・ナノバブルなどの用語の定義が示されたものです。
私どもが、当初から用いてきたのは、この図の上部に示されたものですが、途中から、それとは異なる定義法が示されるようになり、非常に紛らわしくなりました。
また、さまざまな種類のマイクロバブルを発生させる装置が出回るようになり、それとの区別を行うために「光マイクロバブル」という新たな用語を用いて、それらとの区別を明確にしました。
光マイクロバブルとは、「直径1~65㎛の、自ら収縮するマイクロバブル(新物質)」であると定義しました。
ですから、直径が65㎛以上の大きなバブルは、光マイクロバブルではなく、また、みずから収縮しないマイクロバブルも「光マイクロバブル」ではないといえます。
ここで非常に重要なことは、
1)直径が65㎛以下であること
2)自ら収縮すること
の2つです。
これらの特徴を有する発生装置が、私どもが開発した「超高速旋回式発生装置」であり、他の方式では、この1)と2)を共に実現することはできませんので要注意が必要です。
それでは、図中の各用語の説明をしておきましょう。
センチバブル:センチメートルサイズの気泡
ミリバブル:ミリメートルサイズの気泡
マイクロバブル:広義には、マイクロメートルサイズの気泡、狭義には、発生時における直径が20~40㎛(マイクロメートル)前後の気泡のことをいう。
マイクロナノバブル:直径が10㎛から数百nm(ナノメートル)の気泡、マイクロバブルかナノバブルかの識別が困難な場合の便宜的な定義である。
ナノバブル:ナノサイズの気泡
マイクロ・ナノバブル:マイクロバブル、マイクロナノバブル、ナノバブルの総称
マイクロバブル:マイクロサイズの気泡(ファインバブルに含まれるマイクロバブル)
ウルトラファインバブル:ナノサイズの気泡
ファインバブル:マイクロバブル、ウルトラファインバブルの総称
これらを踏まえて、次回は、「用語の解説(3)」を示します(つづく)。
大成研究所前庭のコスモス
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まず、このようなセミナーが14回も開催されている事実に驚きました。しかも年に何回も開催されていて、これにも感心しました。少人数で徹底的に議論して学んでいく、これだと参加者のみなさんは大満足されたことでしょう。私も、次回に参加してみたくなりました。