明日から、第14回国東セミナーが開催されます。

 この数日間、その講演スライドづくりに没頭してきました。

 このような頭の作業をすると、何か無性に頭を寛がせることをしたくなるもので、今回は、偶々、あるBS番組で「ホ・ジュン」という韓国医師の番組を見たことがきっかけとなり、この物語を視続けることになりました。

 といっても、この番組は週に1回の放送であり、それを待つという悠長なことはいっておれませんので、DVDを取り出して、それを毎日見続けました。

 これは、私が「ホ・ジュン」に魅せられていたころに身内からプレゼントされたもので全32巻(1巻に2番組が収録されていますので64回分の放送)です。

 この番組の特徴は、主人公の「ホ・ジュン」が、いつも差し迫ってくる苦難を知恵と強い信念で乗り越えていくことにあり、これが私の思いと重なったからでしょうか、このDVDをよく観たことを思い出します。

 また、いつだったでしょうか、その「ホ・ジュン」のことを本ブログ記事で連載したこともありました。

 今、調べてみると『許浚(ホジュン)』は、2009年1月から執筆を開始し、同年11月9日まで13回にわたって連載されています。

   今、改めて、その後半部分をじっくり観てみると、ホ・ジュンの偉大さがよく解ります。

 かれの周囲には、敵ばかりで、己の欲のためにホ・ジュンを利用しようとしますが、それを跳ねのけて「心医」を貫くことが、かれの真骨頂といえます。

 かれは、生涯の仕事として、総合的な医書の編纂に取り組みますが、それが10年を経てもまとまらず困惑していましたが、それだけ膨大な内容の取組だったのだと思い、その姿勢に啓発されました。

 このかれの偉業と比べると、毎日のブログ書き追われている自分が恥ずかしくなりました。

 これでは、ホ・ジュンの足元にも及びません。

 さて、セミナーの準備は未だ半分を終えたところであり、今夜、明日の午前中までの残された時間を有効活用しなければいけませんね。

 前置きが長くなりましたが、今月のブログガイダンスを始めましょう。

 その第1は、「高専の未来図」シリーズが順調に展開し始めたことです。

 これは、「概要」の原稿書き、講演用のスライドづくり、講演時の反響などが、この進展の後押しをしています。

 現在の執筆状況を踏まえて予測しますと、まだ数回分の記事が必要になりますので、このまま勢いを維持して、学会から推薦を受けた論文化につなげていけると幸いです。

 高専をどうするかは、高専関係者の総意に基づいて決められていくべきであり、その自主的研究の「たたき台」を示すことが重要ではないかと考えています。

 第2は、おなじみの長期連載『国東の食環境』についてです。

 ほぼ連日のように、お隣のMさんからの「お裾分け」が舞い込んでいますので、こちらも真剣に対応(お返しをどうするか)を考え始めてはいますが、今のところ妙案はひらめいていません。

 こんな折、どういうわけか、家族の一人が、自分で安岐港の魚の競りにいって、立派な鯛とカワハギを1枚買ってきました。

 これで鯛めしを作るのだそうで、それをいただくと、鯛がよかったせいでしょうか、非常においしく、「いつも行っているレストランの『鯛めし』より上等だよ」と喜び合いました。

 しかし、この鯛を写真撮影することができませんでしたので、記事化することはできませんでした。

 惜しいことをしました。

 第3は、3300回記念シリーズ「光マイクロバブルフォーム技術の基礎」についても触れておきましょう。

 もう半年も前からですが、この技術を生かした商品が、じわじわと普及し始めています。

 この傾向が、先月からやや強まってきたように感じられ、その状況にふさわしい取組が求められるようになりました。

 このような事業は、数カ月後を予測しての計画的な取り組みが重要になりますので、そのマーケッティングの工夫が重要になりますね。

 その意味で、本ブログ記事の充実化にも尽力したいと思います。

 この記事は、少なくないみなさんが、熱心に読まれているようですので、その光マイクロバブルフォーム技術の構築をめざすことが重要ですね。

 第4は、「ヘチマだより2018」についてです。

 これは、4年前にHKさんと始めた取組でしたが、遅ればせながらですが、幸いにも今年もヘチマが結実化してきたようで、ほっと安堵しています。

 この数日間、気温も下がってきましたので、連日、光マイクロバブルをたっぷり供給していますので、ヘチマたちもぐんぐん育ってきています。

 昨日は、ヘチマの雄花が多数咲いていましたので、しばし、それに見惚れるほどでした。

 これから、開花、結実、収穫、料理という手順で、「ヘチマだより」を届けることになりますので、どうか、ご愛読をよろしくお願いいたします。

 HKさん、一緒に、今年のヘチマの味を、あれこれと論じることができるとよいですね。

 第5として、すでに連載を終えた「真夏の沖縄」についても言及しておきましょう。

 ここで少し紹介いたしましたが、沖縄に初めて導入した植物工場用光マイクロバブル装置は、その後も順調に稼働し、威力を発揮し始めたようで、なによりもよかったと、うれしく思っています。

 この展開しだいでは、沖縄の農業に小さくない影響を与える可能性がありますので、今後も引き続き、大切に見守っていく予定です。

 また、この成果は、今後の私どもの研究にも重要な示唆を得ることになりましたので、今年の「真夏の沖縄」での出来事は、忘れられないこととしてしっかり記憶に刻まれることになりました。

 それにしても、今回の沖縄旅行では、「きん田」のターイモチーズケーキに感動しました。

 昨日、お土産に横浜の「伝説のチーズケーキ」をいただきましたので、その味を思い出しながら、その比較を楽しむことにしましょう。

 最後は、いよいよ動き出す「緑砦館物語Ⅱ」についてです。

 しばらく、緑砦館における野菜栽培が滞っていましたので、それを再開するために、野菜の苗を購入してきました。

 セミナーを終えた日曜日の午後から、これを入植することにしましょう。

 気温も下がって、野菜を育てるにはよい季節になり始めましたね(つづく)。

hetimaobana
                          ヘチマの雄花