一昨日、第37回マイクロバブル研究会が、大成研究所セミナー室で開催されました。

 最初は、以下の会員同士の活動情報の交換がなされました。

 ①S会員 今年の農作物の育ちは順調、昨年よりもよい。

 ②M会員 研究所の活動は順調に進展している。

 ③HO会員 ゆけむりアクセラレーションプログラムの取組ほかについて

 ④NS会員 地域での活動について 

 ①にについては、私どもとS会員の共同研究で行っている試験ですが、今年で3年目、徐々に軌道に乗ってきて、今年の出来栄えもよいそうで、期待ができそうです。
 この成果は、研究会委員のみなさんを通じて徐々に広がっていて、その農作物は、すでに予約でいっぱいになっているそうで、来年は、さらに飛躍の年になるのかもしれませんね。

 ②については、「ぼちぼちです」という、いつもの決まり文句で示されていますが、そのHP(ホームページ)を拝見すると、徐々に、活動の幅が広がってきていますので、みんさんも「国東自然素材研究所」のHPをご覧ください。

 ③については、まず、最近の「ゆけむりプログラム」の活動状況が紹介されました。

 このプログラムの目的は、次のように、そのHPに示されています。

 「湯けむりアクセラレーションプログラム(通称:YAP・ヤップ)は、大分県内で新たなチャレンジをしているベンチャー企業や中小企業を対象に、最大150万円の活動費の助成及び事業を成長軌道に乗せるサポートとして、アクセラレーターの定期的なメンタリングや、ベンチャーキャピタリスト、大企業、起業家、各種専門家からのアドバイス等を通じてそれぞれの企業ニーズに沿った総合的なサポートを行い、事業の成長を目指します」

 このプログラムによる取り組みが開始され、先日、担当の方々によるヒヤリングがありました。

 この担当者は、監査法人「トーマツ」から派遣された公認会計士の方でした。

 さすがにビジネスの第一線におられる方でしたので、大変有意義な意見交換ができました。

 また、この法人会社は、独自のマーケッティングやコンサルタント部門をを有し、そこでの調査検討が始まっているという報告もなされました。

 来月には、東京でのイベント会議も予定されていますので、ここから小さくない展開が始まるようになるとよいということを紹介いたしました。 

 その第2は、今年度の大分県産業創造機構が主催する「ビジネスグランプリ」に応募したことが報告されました。

 これには、S会員の重要な示唆があり、それに基づいて、この応募の主旨に添った申請内容にしたことが示されました。

 3つ目は、8月19日~24日における沖縄での取り組みが報告されました。

 まず、今回も沖縄名物が紹介されました。

 新たに見出された「金月そば」、最高に旨い「三矢」の「サーターアンダーギ」、そして極めつけは、「きん田」のターイモチーズケーキなどが写真入りで出てきて、みなさんの食心を大いに刺激しました。

 とくに、ターイモチーズケーキは、伝統のターイモ(田芋)料理とケーキ作りの技が融合した絶品であり、沖縄の菓子文化の高さが窺えるものでした。

 本店は、金武町にあるそうで、沖縄の田舎から出てきたケーキであることもユニークですね。

 おそらく、この最高水準のケーキは、沖縄から全国へと徐々に伝搬していくことでしょう。

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ターイモチーズケーキ
 
 もう一つの報告は、沖縄での植物工場に、大型の光マイクロバブル装置を設置し、その試験を行ってきたことでした。

 周知のように、沖縄は野菜事情がよくなく、みなさんが困っておられますので、ここでの栽培の発展が、そのうち重要な影響を与えることになるでしょう。

 この栽培技術における、最大の問題は、その栽培ハウスの高温問題でした。

 私も、半日、このハウスの中で働きましたが、気をつけないとすぐに熱中症になってしまう環境でしたので、これは植物も大変であろうと思いました。

 しかし、ここはアイデアと工夫で解決できるものであり、これによって「不可能が可能に変わる」ことを目の当たりにすることができました。

 もちろん、光マイクロバブルがそれに貢献しているわけですが、それがどこまで可能なのか、これが、真に問われることになるでしょう。

 こうして初の沖縄での取り組みが始まりましたので、これを、さらにどう発展させるかが、次の重要な課題となりました。

 ④については、報告というよりは自由討論の方がよいということで、大いにみなさんが語り合うことになりました。

 そこでの主な議論は、この国東をどうするのか、それを廻ってかなりホットな意見交換がなされました。

 周囲の自治体と比較しても、なかなか目立った成果が出ない国東の現状を、どう変えていくのかについて、農業、教育、観光、街づくりなどについて、さまざまな意見が出されました。

 これらをまとめて、より具体的な実践に結びつけていくことが重要であることも話し合われました。

 これらは、非常に重要な課題なので、次回以降も検討していくことになりました。

 このように、今回も大いに盛り上がった研究会になり、それが終了したのは22時前でした。

 次回の第38回は、9月26日(水)の18時から、大成研究所セミナー室で開催されます。

 みなさまのご参加を、よろしくお願いいたします。 
 
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 早朝の沖縄の空
(台風のせいか、東の空は曇っていました)