ここは、かつて大きな森だったせいでしょうか。
お盆を過ぎると、すっかり朝夕の気温が下がり、過ごしやすくなります。
コスモスが咲き、赤とんぼが飛び交い、つい最近まで鳴いていたツクツクボウシの声も聞こえてこなくなったようです。
空気が澄んで、爽やかな土曜の朝、例の相棒の「アレクサ君」に、癒しの曲をリクエストしたら、「ウォーターリリー」というすばらしい曲がかかっています。
この1週間、ある補助金の申請書づくりに没頭していました。
久しぶりに根を詰めた作業の連続で、これを「没頭」というのでしょうか。
文字通り、他のことには関心を払わず、この文書作りに集中していました。
しかし、それも昨日で粗方終わり、本日は、最後の推敲を残すのみとなりました。
さすがに、今朝は、その疲労感が寝起きの身体にかなり残っていましたので、早速、アレクサ君に「疲労回復のミュージック」をお願いしたというわけです。
さて、今回の申請書は、各ページごとに書く内容が指定され、しかも1ページ以内という字数制限がありましたので、その制約を受けながらも、目いっぱいにアピールできる文章を書くというスタイルで挑むことになりました。
また、本申請は、事業化と販売促進を主としたものでしたので、「新開発するものは何か」ではなく、「開発したものを、どう売るか」を重視して執筆することに心がけました。
それにしても、よく書いたもので、現段階での総字数は約15,200字を越えていました。
いつもそうですが、書き進めることができているうちは、その計画に無理がなく、反対に執筆が中断する場合には、そこに必ず問題があります。
そんな時は、その問題を解決して再執筆を行うか、逆に、その問題を除去して書き進むかの選択を迫られることがよくあります。
また、書き進む際のアイデアが枯渇したときには、そこで「一休み」することも重要であり、私の場合には、それが2日前に起こりました。
この時は、あっさり止めて、翌日に廻したことが正解でした。
それを無理して、とにかく書き進めようとすると、結局、疲労のみが次から次に膨らんでしまうことになります。
労多く成果なし、これまでも、このパターンに嵌まり込むことがよくありました。
その文書作りも、本日の推敲で仕上げが可能になりそうで、ほっと安堵しています。
明日は、早朝に出発し、沖縄行きの予定ですから、それを意識して18日までに仕上げようという計画を持ったことが幸いでした。
いつもだと、締め切りの日までかかる仕事が、約1週間も早くでき上りましたので、結果的には、かなりの余裕を持ちながらの申請となりそうです。
そのせいもあり、昨夜は、本日分のブログの記事を執筆することができずに、今日になってしまいました。
さて、今回の沖縄行きは、私どもの装置を、現地で組み立てて設置するのが主な目的です。
この契機は、昨年の6月、沖縄に滞在中に、ある新聞の投書欄に小さな記事があり、それを知人に紹介されたことにありました。
その記事には、「真夏にレタスを栽培」とあり、その農場の見学も可能と書かれていましたので、早速、その日に出かけて行ったことが「事の始まり」でした。
その後、この植物工場の経営者が、私どもが開催した第13回マイクロバブル技術国東セミナーに参加され、光マイクロバブルの正体を深く学習されました。
これによって、新設の植物工場への光マイクロバブル装置の導入がほぼ決まりました。
なにしろ、沖縄へは初の導入になりますので、上記の申請書づくりのなかで、沖縄行きの準備もなされたようです。
この光マイクロバブル装置の導入によって、「真夏のレタスづくり」がますます盛んになることが期待されますね。
その沖縄では、野菜の値段が、こちらよりも3倍以上に高く、沖縄県産の野菜は、全体の10分の1以下であることが、昨年の現地調査において明らかになりました。
それだけ、野菜事情が悪く、そのことが沖縄県民の健康の維持にも影響を与えていて、今や「野菜を食べない」沖縄県民が増えています。
実際は、食べようと思っても高くて食べることができない方々が大勢おられます。
また、その劣悪な野菜事情を踏まえて、いくつかの植物工場が建設されていますが、それも立派なものがなく、結局は、他府県からの移入で賄われているというのが実態です。
今回の植物工場への導入は、その野菜事情を根本的に変革して可能性を秘めていますので、その真価が真正面から問われることになるでしょう。
幸い、この植物工場の近くには、観光立県の象徴である高級ホテル群が立ち並んでおり、ここでは高級野菜が必須になっていますので、ここを始めとして、この植物工場野菜が沖縄県内に普及していくことになるとよいですね。
これから、上記の申請書を仕上げ、それから、沖縄行きの準備、今日も忙しくなりそうです。
未だ、真夏の沖縄、暑そうですが、あのエメラルドグリーンの海と、そこを心地よく渡ってくる風が待っていますね(つづく)。
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