新たに3300回の記念シリーズとして「マイクロバブルフォーム基礎技術」の記事連載を開始することにしました。

 その理由は、次の2つにあります。

 1.マイクロバブルフォームを実感してみたい

 2.マイクロバブルフォーム技術が、日本社会に徐々に浸透している、それは、なぜか?

 まずは、最初の課題について探究することから始めましょう。

 すでに述べてきたように、マイクロバブルフォームは、ペットの洗浄・温浴に優れた作用効果を発揮します。

 ペットは、ヒトよりも3倍被毛が多く、そして、その被毛の大きさは、ヒトよりも3倍小さいことから、汚れやすく、そして汚れが落ちにくい動物です。

 おまけに、高温多湿の日本の気候に合わないことから、皮膚疾患が起こりやすいという厄介な特徴を有しています。

 しかし、一方で弱者が好きという日本人特有の性質もあり、今や、ペットは友達以上の家族の一員として迎えられています。

 ペットの番組が人気になり、コマーシャルにおいても白い犬が必ず登場してヒトの言葉をしゃべる、これも日本人ならではの生活習慣から出てきた、特有のアイデアではないかと思われます。

 さて、光マイクロバブル技術をペットの洗浄・温浴法に適用するアイデアは、10数年前にもあり、実際のペットサロンにおいて初歩的な実験を行ったことがありました。

 しかし、この時は、一定の広がりはあったものの、あまり大きな進展はありませんでした。

 その理由のひとつは、私どもの、今でいうマイクロバブルフォームの研究があまり進まなかったことにありました。

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ブルーセージ(大成研究所前庭にて)

 新技術とは、それを最高度に活かす利用者が現れてこそ初めて実を結ぶものです。

 しばらくの中断を経て、ここ大分県の国東に移転してきて、この新ペット洗浄・温浴技術において新たな展開が始まりました。

 それは、地元のトリマーであるTMさんでした。

 何事に対しても鋭い感をお持ちのTMさんとの出会いは、今でもよく覚えています。

 この時、TMさんは、私たちの光マイクロバブルの話を聞かれて、きっとすぐに理解されたのでしょうか。

 「この光マイクロバブルだったら、上手くいきそうだ!」

という言葉を何度も連発されていました。

 おそらく、これを「鋭い直観(ひらめき)」というのだと思います。

 かれに、ペット用のデモ機を貸して試していただいたところ、たちまちに、すばらしい成果が産み出されました。

 それは、これまでのペット洗浄・温浴法を「革命的に変革する可能性」を秘めたものでした。

 まさに、鬼(TMさん)に金棒(光マイクロバブル装置Pシリーズ)とは、このことをいうのでしょう。

 別にいえば、技術と技能が結びついて新たな世界が拓かれた瞬間でもありました。

 何が、そうさせたのか?

 それは、かれが求めていたものであり、これによって、かれの技術と技能が花開くことを自覚したからではないかと思われます。

 その具体的な内容については、これから順次再紹介をしていきますが、この時、かれは、これを驚きを持って迎えたようでした。

 「これが、本物の光マイクロバブル技術なのか!」

 かれの店の片隅には、他社製品のマイクロバブルと称した「使い物にならない装置」が置かれたままでした。

 こうして、かれとの光マイクロバブル交流が始まり、それをどう生かし、発展させるかで、さまざまな取り組みがなされるようになりました。

 そして、かれから、重要な次の発言が飛び出すようになりました。

 「マイクロバブルフォーム技術が、これからのペット業界におけるスタンダードになっていく!」

 かれが、ここまでいうようになった理由についても、これから追々と解説していくことにしますが、これをより確実にするために、さらに、光マイクロバブル技術を進化させていくことが何よりも大切です。

 おかげで、「光マイクロバブルP1」から始まった商品開発は、P4にまで到達し、今や、次の「P5の商品づくり」を構想するに至っています。

 一方で、「マイクロバブルフォーム」に関する科学的な探究もなされるようになりました。

 マイクロバブルフォームとは、シャンプー液を含む水中で光マイクロバブルを発生させたときにできる泡(フォーム)のことです。

 この用語法は従来になく、株式会社ナノプラネットが産み出した、いわば造語でしたので、これを早速、商標として申請し、その登録が採択されました。

 その後、上記のTMさんの予言の通り、また、TMさんのご尽力もあり、このマイクロバブルフォームを利用した洗浄・温浴法の技術は、じわじわと全国に普及し始めました。

 その核となったのが、地元国東や熊本、そして最大のペット人口が存在する東京を含めた首都圏でのセミナーの開催でした。

 これには、日本を代表する、そして世界的なコンテストで優勝するような超一流のトリマーも加わることで、さらに、マイクロバブルフォーム洗浄・温浴法に関する探究が深まることになりました。

 まだ、その技術的普及が徐々に発展し始めた段階ですが、これが関係者の方々に注目されるようになってきました。

 そのほとんどは、約1か月のデモ機利用によって、その良さを納得していただくことが、口コミを通して持続的な発展に結びついていることが、その注目すべき特徴といえるでしょう。

 さて、初回の導入解説は、これまでとし、次回からは、マイクロバブルフォーム洗浄・温浴法を楽しむワンちゃんの気持ちになって、まずは、私自身が、その洗浄・温浴法を直に試験することにします。

 いつもそうですが、非常に大切なことは、自分で、光マイクロバブルの卓越した優秀性を確かめることです。

 これができないと、大切な本質を素通り、あるいはひどいときには勘違いして、その優秀性さをほとんど理解できないことが数多くあります。

 マイクロバブルフォームの体験的学習、このシリーズを通じて、これを大いに深めることにしましょう(つづく)。

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これからマイクロバブルフォーム洗浄・温浴を行うワンちゃん