今月は、かなり遅くなって7月の下旬におけるガイダンスとなりました。
梅雨が明けてから一気に猛暑の夏になりました。
被災者のみなさんは、今なお大変な状況のなかで日々を過ごされているようで、心からお見舞い申し上げます。
さて、今月の初旬に学会への原稿提出があり、それらを本ブログにおいても一足先に発表することにしました。
2つとも、なかなか大きなテーマでしたので、実践的な問題を含めて、今後もより深く追究していきたいと思います。
なお、これらに関連して、最近、新進気鋭の経済学者3人と経済ジャーナリストによるホットな座談会が約2時間にわたって繰り広げられていました。
かれらの指摘によれば、これから日本における新産業政策が重要であり、「これからわが国は何でお金を稼ぐの?」という問いかけがなされていました。
これからは大変厳しい時代がやってこようとしていますので、これらの提言も含めて探究していきたいと思います。
さて、最初のガイダンスは、西日本豪雨による被災問題です。
毎日のように、この様子が報道されていますが、その全容が明らかになってきました。
死者の数は212人、不明者は21人となり、大規模な災害であったことが判明してきました。
政府も、東日本大震災並みの大規模災害であったことを認めて、その対応を行うようですが、しっかりとした復旧がなされることを願っています。
これに関連して、愛媛県の野村ダムおよび鹿野川ダムの放流問題が気になり、少し調べてみて、「これはひどい」という印象を抱きました。
報道によれば、「被害が出たのは止むを得なかった」いう主旨の管理者側の説明が明らかにされています。
しかし、この判断は正しかったのでしょうか。
「止むを得ない」とは、「ほかにどうすることもできない」という意味ですが、本当に、ほかにどうすることもできなかったのか、こう自問してみました。
「もっと、よい処置があったはずだ。これによって、人命を救い、被害を軽減させることは可能だったのではないか?」
すぐに、こう思って、この問題を調べ始めました。
いつもそうですが、この種の問題は、何度もデータを見直し、それを踏まえて考える、これを何度も繰り返さないと、その本質は観えてきません。
まだ、その考察の結果は一部しか示されていませんが、今後、徐々に明らかにしていきたいと思います。
川づくりは、そこに住むみなさんの生命と生活を守るためにあるものであり、その視点から、今回の災害問題を考えてみたいと思います。
第2は、「光マイクロバブルとナノバブルの間(3250回記念)」のシリーズが本格的に滑り出したことです。
最近では、このシリーズものがよく読まれています。
光マイクロバブルが新物質であり、しかも、それが革新的機能性を発揮できることから、「未来材料」である、ここまでの解説に至っています。
これに対し、ナノバブルはどうなのか。
これから、より詳しい解説を試みることになるでしょう。
光マイクロバブルの定義
このナノバブルの解説に関連して、巷で、どのような説明がなされているかについて少し調べてみました。
それは一例にすぎませんでしたが、誤った見識を積み重ねた「いいとこどり」、あるいは「まやかし」といってもよい類のものでした。
これも、これまでのナノバブル研究の反映なのでしょうか。
呆れかえるとともに、必要なコメントを、今後もきちんと示して社会的な混乱を生み出さないようにすることが大切だと思いました。
これを(1)~(24)回までまとめて、正規の報告書にするつもりで、まずは、ワードに落とし込みました。
するとA4版で66ページにもなり、少々、その多さに驚きました。
これを推敲して正規の研究レポートにして仕上げていく予定です。
第4は、大成研究所ニュースレター「OI-Newsletter」の作成を終え、これから順次みなさまに送付する予定です。
今後、本研究所の方も、どうか、よろしくお願いいたします。
第5は、新連載の「高専の未来図」が早くも展開し始めたことです。
大活躍中の歴史家磯田道史氏の対談を足がかりにして、おもしろい未来図が描くことができるかどうか、大いに探究心の火を燃やしていきたいと思います。
最後に、緑砦館のことについても少々触れておきましょう。
梅雨明け後、気候は安定してきましたが、相変わらず、ハウス内における高温気体の滞留の改善問題に取り組んでいます。
外が高温になっていますので、いくら外気との換気を行っても、このハウス内の高温状態を速やかに解決することはできません。
また、エアコンにも限界があり、なかなか良い方法が見いだせない状態にあります。
しかし、一方で暑さに強い植物にとっては、その成長が進んでいます。
毎日、この壁のブレイクスルー(突破)方法を思案していますが、未だ、その有効な解決法は見出せていません。
この夏は、この困難との闘いになりそうです。
猛暑の折、どうか、ご自愛のほどをよろしくお願いいたします(つづく)。
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