長年の習慣を改善して、早めに就寝することに努めています。

 昨夜は、ワールドカップの準決勝、その前に錦織のベスト4をかけてのジョコビッチ戦と豪華な番組が並んでいました。

 仮眠後に、運よく錦織戦をテレビで放送していましたので、その後半を視聴することができました。

 すでに、1対2で負けていて、最後のセットも押され気味になっていました。

 このクラスになると、いかに冷静に、そしてミスを少なくして有効打を決めるか、その集中力が問題になりますが、今回は、相手の方が疲れの見えてきた錦織よりも勝っていました。

 真に惜しい戦いでした。

 よくここまでカムバックしてきました。

 世界のトップクラスと対等に戦う姿は立派ですね。

 これを見終えて、サッカーが始まるまでには1時間余もありましたので、体調のことを考えて、そのまま就寝しました。

 おかげで、今朝は7時に起床、少し寝汗をかいていたので、そのまま光マイクロバブル入浴を行いました。

 久しぶりの朝風呂、天気も良く、入浴とともに風呂の窓を開けて、朝の冷気を取り込みました。

 いつものように、入浴直後は、目をつぶって全身を光マイクロバブル風呂に任せました。

 徐々に手足から、特有の「ここちよさ」が湧いてきました。

 それは、光マイクロバブル水の浸潤部分において大幅な血流促進が起こったからであり、その自覚反応は、手足のマッサージ運動の際の「ここちよさ」とよく似ています。

 たとえば、仰向けになって手足を小刻みに振り続けると、手足の血流が良くなって、この「ここちよさ」を自覚することができます。

 この「ここちよさ」に浸りながら、さらに、じっと光マイクロバブルを味わっていると、今度は手の指先が、柔らかくじんじんしてきました。

 全身の皮膚表面付近で起きた血流促進が静脈を伝って心臓に送られ、そこから再び、指先まで届けられたからでしょう。

 このジンジンする振動の周期が、心臓の脈拍周期とほぼ同じのようであり、これは、光マイクロバブルによって全身の血の巡りがよくなったからではないかと思っています。

 この光マイクロバブルの「ここちよさ」を十分に堪能した後に、朝陽が射しこむ明るいなかで、持ちこんだ新聞紙にくまなく目を通しました。

 そのなかで、いつもは読んだことがない一面下部の随想覧に目を向けました。

 そこには、今年、菊池寛生誕130年、没後70周年になることが記されていました。

 若いころの菊池寛は、なかなか頭角を現すことができず、苦労の作家でした。

 亡くなったのが1948年ですから、それは私が生まれた年です。

 菊池寛の代表作は、「恩讐の彼方に」であり、大分県耶馬渓の青の洞門を訪れた際に、その史実を題材にして書き上げられたものでした。

 当時の青の洞門は、観光名所のひとつであり、子供のころから、この青の洞門の逸話を聞かされ、写真を見て育ちましたので、よく記憶に残っています。

 私も、この青の洞門を何度か訪れ、実際に鑿と金槌で掘ったトンネルを見て、そして、その鑿跡を手で触り、感動したことを思い出します。

 また、菊池寛をモデルにした「末は博士か大臣か」の映画についても思い出が残っています。

 当時の中学校では映画を見ることは禁止されていましたが、何か月かに1回で映画を見に行くことがあり、おそらく、その時に見たのが、この映画ではなかったかと思います。

 この映画の反響もあり、「末は博士か大臣か」ということを中学校の先生がよく言葉にされていました。

 当時、とてもすばらしいI先生がおられ、この話をされて、一人一人の手相を見てくださったことがありました。
 
 丁度私の番になって、先生は、「これはすばらしい、博士になる手相だ!」と仰られ、教室がざわめいたことがありました。

 当の私は、恥ずかして身を縮める思いでしたが、内心、それがとてもうれしかったので、その時のことを今でもよく覚えています。

 「そうか、博士になれるのか!」

 思ってもいなかったことを聞かされ、吃驚して心のなかに刻まれることになったのでしょう。

 「I先生、おかげで博士になることができました。

 それに、世間では『マイクロバブル博士』と呼ぶ方も出てきました。

 ありがとうございました。

 先生の、あの時の一言のおかげです」

 因みに、その当時の中学校の同級生6クラスで、博士になったのは私を含めて二人だったようです。

 これも、菊池寛の映画とI先生のおかげではないかと思っています。

 今朝は、こんな思いに浸りながら、光マイクロバブル入浴を楽しみました。

 ところで、今朝の光マイクロバブル入浴の効用をもう一つ紹介しておきましょう。

 私は、出浴前に、湯船のなかで片足に体重をかけてゆっくり屈伸運動を行います。

 いつもですと、この繰り返しを50回行いますが、そのころには足の筋肉が傷み始めて、もう限界かと思うほどになります。

 しかし、今朝は、たっぷりと光マイクロバブル入浴を行ったせいか、その屈伸を100回以上やっても、断然平気の状態でした。

 「そうか、これはすばらしい!」

 こう思ってさわやかな気分で出浴することができました。

 おかげで汗も出ないまま、すっきりした状態で、この記事を認めることができました(つづく)。
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裏庭から見える小城山