最近になって、さまざまな立場から、日本と世界の未来に関する注目すべき発言がなされるようになってきました。

 たとえば、ソフトバンクの孫正義氏は、コンピュータの未来について、この30年において、計算能力、記憶力、通信力のそれぞれが100万倍も増加したといい、それが、これからの30年において、さらに、その100万倍にもなると予測しています。

 このAIの時代になると、それは超知性と呼ばれているそうです。

 通常のヒトの平均IQを100とすると、アインシュタインやレオナルド・ダビンチは200にも上ったそうです。

 AIの人工知能を、このIQに例えると、30年後には1万にも達する値になるという指摘もなされていました。

 この超知性は、ディープ ラー二ングといって、わざわざプログラミングをしなくても自分でかってにプログラミングをするようになり、やがて、そのAI優位の時代がやってくるといわれています。

 この技術的特異点のことを「シンギュラリティー」といい、それが2045年であると予測されています。

 このような時代を迎え、「私たちは、どうすればよいのか?その意味をしっかり考えてください」、これが、かれの重要な問題提起でした。

 その2045年といえば、これから27年、すでに、その準備と胎動が始まっているといえ、これは、黙って見過ごすことができない問題となり始めています。

 一方、歴史学者の磯田道史氏も、その専門家としてのユニークな、次のような見解を示されています。

 「AI技術によって、産業革命以来の歴史的な大転換が起ろうとしている。

 これまで、大きな技術イノベーションが起るたびに、その富の恩恵が多くの人々にもたらされてきたが、このAIイノベーションによっては、その恩恵がもたらされない。

 それによって起こるのは、むしろ、富の偏在による格差の助長である。

 しかも、そのAIイノベーションによって世界を制覇するのはアメリカと中国であり、日本には、その恩恵がもたらされない」

 こうなると、当然のことながら、先のことをしっかり考えるだけでは済まなくなりますので、今から必要な準備をしておくことが大切です。

 その視点に基づいて、磯田氏は、近い将来の日本を次のように予測しています。

 ①人口減

 ②少子高齢化

 ③国の借金の増大

 加えて、南海、東南海地震の連動による太平洋ベルト地帯の破壊とその復旧に要する膨大な借金、さらにはAIによる格差の偏在の進展、これらにも十分に備えておく必要があると強調されています。

 政治や経済の分野においても、小さくない変化の兆しが見え始めています。

 おそらく、今、目の前に見え始めているのは、ほんの僅かなことであり、これが、徐々に明らかになってくるのではないかと思います。

 もしかしたら、西野ジャパンのワールドカップのサッカー選手たちの心を一つにした活躍ぶりも、その部分的発露ではないでしょうか?

 若者たちが、一致団結して闘う姿は、真に美しく、すばらしいものです。

 これは、平気で「嘘」と「ごまかし」を重ねる輩に、レッドカードを突き付けることを意味しているのではないでしょうか(つづく)。

shokanosora
初夏の空