昨夜は、大方の予想を超えたサッカーワールド杯初戦の勝利に日本中が湧きたっていました。

 冒頭のPK、そして相手ディフェンダーのレッドカードによる退場で、数的有利で戦うことができました。

 不利に陥った相手方は、状況を打開しようとメンバーを交代していきましたが、これがかえって裏目に出て、ますます焦って反則をしてしまうようになりました。

 このような試合をだれも予想しておらず、あり得ないようなことが起きて勝利を掴むことができました。

 同じ日、自分の罰の悪さを隠すために、部下がかってに嘘をついてやったことだといって憚らない異常な記者会見がありました。

 前者には、子供のときからの「夢が叶った」と全力を尽くして勝利した若者の真摯な姿があり、これが多くの人々に感動を与えることになりました。

 一方で、後者には、「これでよいのか」という欺瞞に満ちた大人の狡猾さが垣間見えていました。

 あまりにも違い過ぎる落差に、ただただ驚きを越えて呆れかえってしまいました。

 全力を尽くして挑む若者の姿は美しく、未来を感じましたが、この年配者には、その欠片もありませんでした。

 さて、本題の第15回ナノプラネットゼミにおける後半部分の報告を紹介しましょう。

 ここで、示されたスライドを1枚示します。
 
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人口予測
 
 大分県においては、2015年の120万人弱から30年間で約3割減の90万台に減少します。

 この間、人口が増える都市はひとつもなく、大分市、別府市、日出町が微減、その他の都市においては急激な現象が起こり、その最大の減少予測がなされているのが国東で、その減少は約半分近くにまで達しています。

 なかでも、国東市における20~39歳の女性の減少率は、2010年からの30年間で67.4%にもなり、これが消滅の恐れがある都市の最大の根拠になっています。

 次が姫島村の66.4%、順に津久見市が64.3%、玖珠町が61.8%となっています。

 これらの市町村における人口減少の特徴は、全体の人口減少よりも、この出産可能な人口の方が、より顕著に進行していることにあり、子供を産むことが可能な女性の急減、それに伴って発生する子供の減少、一方で高齢者は増加するという現象が起きていることにあります。

 上図にも明らかなように、小規模な都市ほど、人口の減少割合が大きいことが明らかです。

 これらの人口急減少の恐れのある市町村の特徴は、以下の通りです。

 ①古くから農業(海岸地域では漁業も含む)を中心にしてきた地域であり、その不振とともに衰退が加速している。

 ②製造業においては、大企業に依存する中小企業が多く、その撤退や工場閉鎖に伴って、その改善が図られずに困っている。

 また、近郊の地域の大企業の影響を受けて、中小企業の存続が可能になっている。

 しかし、製造業を担う中小企業の生産高は総じて減少傾向にある。

 ③サービス業が発展するほどの都市化が実現されず、全国的な発展の波に乗れていない。

 ④若者の流出が多く、逆に若者が流入する事例が少なく、定住者における住民の高齢化が進行している。

 ⑤地域を再生し、地域の経済を牽引する比較的中規模の地場産業の形成ができていない。

 また、それを担う人々の養成が進展していない。

 さらに、その核となる産官学連携が未熟なままで、大いに発展していない。

 以上を踏まえて、まとめの議論がなされました。

 次回は、この議論を詳しく紹介することにしましょう(つづく)。

ajisai
 
                       紫陽花