この数日間、ある植物の栽培と収穫に関するレポートづくりに精を出していました。

 これは、近い将来において、とても重要なことになりそうなので、前から気になって実験データを集めていました。

 また、実際の現場でも共同研究が進行し、今年で3年目を迎えていますので、かなりのことが実践的にもよく解るようになってきました。

 しかし、かなり重要とは思っていても、それは表面だけの漠然としたものであり、その本質をよく理解したものではなかったことが、この考察によって徐々に明らかになり始めました。

 そうなると、私も現金なもので、

 「これは、注目すべきことが起きている。この結果が、これから、重要な影響を広く与えるようになるかもしれない!」

と、ますます思うことができるようになりました。

 何事も、そうですが、細部のなかに普遍的な真理が潜んでいて、そのベールを一枚、そしてまた一枚と剥がしていくことには尽きないおもしろさがありますね。

 結局、このレポートは表紙も入れてA4版で22枚にもなりました。

 これをさらにブラッシュアップし、新たなデータを加えることで、大成研究所のレポートにするとよいなと思っています。

 さて、一仕事を終えて、抱えている荷物がやや軽くなりましたね。

 今回のレポート作成において、改めて光マイクロバブル水耕栽培の本質の一端が明らかになりましたが、その特徴には、次の傾向が認められました。

 その第1は、これに精通していないと、ほとんどが見逃してしまうほどに、その初期においてはわずかなものであるということです。

 通常の方は、大変申し訳ないことですが、「常人の目」しか持っていません。

 この目では、このわずかな兆候をほとんど見逃してしまいます。

 そのほんのわずかな細部のなかに本質的真理を見出すことができないのです。

 しかし、私どもは、それを科学としての目、すなわち、光マイクロバブルの科学の目を日ごろから養ってきましたので、

 「おやっ、ちょっと待てよ。ここに、その特徴が現れているではないか」、

こう思うことができるようになります。

 ふしぎなことに、その目で対象物を観ていると、そのわずかな違いが、より明確になり、それがわずかな違いではなく、「わずかではあるが、注目すべき違い」であることが明確になっていくのです。

 第2は、その「注目すべき違い」のなかに、普遍的といってもよい本質的な法則性を見出すことであり、これによって、その違いの真偽が明らかになることです。

 「そうか、この特徴は、他の植物においても観ることができる共通のものだ」

 この過程において、観察力のなかに、鋭い洞察力が入り込むことになります。

 「観察力」と「洞察力」、これらは、みなさんが保有している資質ですが、それを発揮する際に、その対象物が未知のもの、あるいは未体験のものであると、それらには、優秀さ、鋭さが求められるようになります。

 しかも、これらの力は、先天的に備わったものではなく、数々の修行と苦難のなかで洗練されるものですから、一朝一夕に身に付くものではありません。

 光マイクロバブルは、ほとんどの方において、未知のものであり、未経験のものですから、ほとんどの場合、それを見出し、その本質を洞察することは難しいことから、知らず知らずのうちに通り過ぎてしまうのです。

 第3は、「確信」の問題です。

 何回かの光マイクロバブルに関する実体験を繰り返しているうちに、「きっとこうなるであろう」、「この兆候は、重要な本質が見え始めたことだ」、「もしかして、これはひょっとすることなのかもしれない」、このような思いが湧いてくるようになります。

 しかも、一見関係がないこと同士に、共通の類似性や法則性が見出されるようになることもあります。

 個々の小さな出来事であっても、それが積み重なってくると、そこに貫かれる確信めいたことが生まれてきます。

 そして、その実践において成果が確かめられることによって、それがしっかりとした確信へと変化を遂げるようになります。

 やがて、この確信は不動のものとして確立されると、その確信を基本にした技術的適用が可能になり、これによって技術的な成功に至る可能性が生まれてきます。

 最後には、この確信に基づく技術がスタンダードになり、それが国民の生活や産業に根付いて開花するようになります。

 私たちの周りを見渡すと、その生活や産業のなかに、このようなスタンダードの商品や技術、そしてそれらを基礎とした生活や文化をいくつも見出すことができます。

 この技術的確信、これも本質の証を示す一現象ということができるでしょう。

 さて、冒頭のレポートのことに戻ることにしましょう。

 昨夜は、その最終的な推敲にかなりの時間を要し、日にちを跨ぐことになりました。

 仕上げた後に、再度見直し、推敲を練り上げる、これはどうしても必要なことであり、おかげでより読みやすい文章になりました。

 これで、本日は、先方に送付することができるでしょう。

 結局、送付の挨拶文、表紙、本文の合計で、A4版24ページになりました(つづく)。

cheri-
チェリーセージ