いよいよ「緑砦館物語」の「パートⅡ」を開始することにしました。

 前回は、第3000回記念の記事でしたが、それでは、どこかで終わりがありますので、「国東の食環境」と同じように、終わりのない記事として、これから、その物語をゆかいに展開していきたいと思います。

 どうか長いお付き合いをよろしくお願いいたします。

 この「緑砦館物語」は、緑砦館で起こるさまざまな現象や事柄におもしろさや驚きを感じ、これは特別に書き記しておきたいと思ったことを紹介しようとする企画です。

 おそらく、この緑砦館での出来事が進んでいく限りにおいて、この物語が展開していくのでしょうから、それが汲みつくせないほどに出現していくことが最も理想的なことではないかと思います。

 本緑砦館は、今年2月になって本格稼働開始、これまで春の葉野菜を中心に苗を植えてきました。

 それらの成長がすばらしく、その第一ステージの葉野菜類が予想以上に早く終わってしまいましたので、4月になってからは、それらを整理しながら、次の夏野菜の準備に入りました。

 この過程において、春野菜の主役のひとつだったセロリが、先の5月26日に国東の文殊仙寺で開催された「ダイニングアウト」に初出荷されました。

 これは、緑砦館として初めてのことでしたので、真に記念すべき出来事となりました。

 時折、地元の和風レストランのシェフに、私の手作りの光マイクロバブル野菜を届けていますが、先日、ここを訪れた際に、何気なく「内で育ったセロリです」と手渡したのがよかったようで、ここから「幸運の女神」が微笑み始めたようでした。

 その後、このシェフから電話があり、今度国東で開催されるダイニングアウトに推薦したいという申し入れがあり、早速、それを取り仕切る南麻布のメインシェフのところに、サンプルとしてのセロリを送付し、試していただきました。

 その結果、うれしいことに、このセロリが採用になり、その1.4㎏を24日に納入いたしました。

 これは、緑砦館にとっても幸先よいスタートとなりましたので、とても素晴らしいことでした。

 これが契機となり、2つ目も東京の和風レストランにも採用され、それを航空便で届けることになりました。

 しかし、こちらのシェフが注目されたのはセロリの茎ではなく「花」でした。

 かれも、セロリの花を料理したことはなかったようで、驚きの声を出されていましたので、それを急いで送ることになりました。

 そして、そのセロリの花の洗練された料理を直にいただく機会を得て、今度は私の方が感激しました。

 「こんな食べ方があったのか!」

 その風味と食感は、真にみごとなものでした。

ーーー セロリも花が咲いたので、これで終わりか。

と思っていたら、じつは最後にすばらしい贈り物が残っていたようですね。

 これも幸運の女神の微笑みかと、思わず心が緩みました。

 その日以来、セロリは未だ、貴重な光マイクロバブル野菜として育成中であり、緑砦館内のセロリの茎は曲がりくねって、その総延長は1.5mを超えるまでになっています。

 こうして、緑砦館では、幸先よく、新しくて吃驚するような現象が生まれ始めています。

 私の尊敬する作家「井上ひさし」さんの有名な言葉に、

 「おもしろいことをゆかいに、

 ゆかいなことは、あくまでもゆかいに」

があります。

 この緑砦館物語では、この精神を学んで、光マイクロバブル野菜の栽培研究を全うしていきたいと思いますので、どうか、今後ともよろしくお願いいたします。

 次回は、「しそ」についてゆかいに語ることにしましょう(つづく)。

serori
セロリの花