お隣のMさん方から、今獲ってきたというやや小ぶりの鯵10匹が届きました。

 早速、昼に、新鮮そのものの鯵の刺身をいただきました。

 柔らかさ、旨み、そして弾力性、いずれも申し分なく、舌鼓を打たせていただきました。

 この味、約30㎞先にある関鯵(せきあじ)の味とよく似ていて、これが大きくなると関鯵と同じになるのであろうと思われました。

 この関鯵は、佐賀関と四国の三崎半島の間が約15㎞しかなく、この間を潮が通る際に流れが速くなり、それによって、

 1)プランクトンが運ばれる、

 2)この流れで魚が動きやすくなる、

 3)流れが速くなって上下に水が流動しやすくなる

などの効果が生まれて最高水準の旨みが加わることを特徴にしています。

 また、別府湾や大分空港沖は、それらの魚が集まるところでもあり、その味は、関サバ、関鯵の旨みとほとんど同じといってよいでしょう。

 このように極上の旨みを有する新鮮な魚が、こうしていただけるのですから、魚好きには堪らない場所といえます。

 このMさんとは、互いに何かあれば届けあう仲になり、先ほどは、この鯵のお返しに、わが家で栽培している野菜を届けておきました。

 さて、今夜のおかずは、この鯵の刺身か、それとも塩焼きか、ちょっと迷いますね。

 日常的に、互いに分け合う、届けあう近所付き合い、これは、とても気持ちのよいものですね。

 すばらしきかな、国東の海の幸、そして親しきかな、国東の近所付き合い、ここは、よいところです。 

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新鮮な国東の海の幸(鯵)