このところ、大成研究所への訪問者が増えてきています。

 その度に、国東の海の幸でもてなすことが少なくなく、「今日は、よい魚があるかな?」と、国東安岐港の魚市場の水揚げ具合に思いを寄せることが多くなっています。

 こんなとき、私は、お客さんへの準備に忙しく、その魚の購入は家内に任せることが多くなっています。

 「今日は、よい魚がありましたよ」

 こう家内がいって買ってきたのが、大口ヒラメでした。

hirame50
大口ヒラメ

 みごとな体長50㎝弱の大口ヒラメです。

 もちろん、養殖ではなく天然ものです。

 体形もよく、肉付きも立派で、しかも大口ヒラメという上等のヒラメですから、このようなヒラメの水揚げは、そう頻繁にあるものではありません。

  「生きがよさそうなので、これを刺身にして出しましょう。さぞかし、喜ばれることでしょう」

 前菜は、手作りのマイクロバブル野菜、続いて、この大口ヒラメの刺身、柔らかいタケノコを用いたちらし寿司、カワハギの肝をふんだんに入れた汁などが出てきました。

 それに、モンドセレクション最高金賞7連覇を果たした大吟醸酒『錦(村重酒造)』、約10年ぶりの再会でもあったことから、話は大いに弾んでいきました。

 おもてなしは、国東の海の幸、これが我が家の定番となりました(つづく)。