下記の要領で、5月1日(火)に、大成研究所竣工記念第8回連続対談を行います。

 今回の対談者には、新原
晧一先生(前長岡技術科学大学学長)を迎えることになりました。

 先生とは、高専時代に親しく知り合う仲になりました。

 長岡技術大学と全国の高専の連携の発展を熱心に進められた方であり、自ら高専に積極的に出向かれた方でもありました。

 この流れの形成によって、長岡技科大、豊橋技科大の連携を、どう具体的に発展させるか、そのために互いに何をなすべきかが深く論じられることになりました。

 これは、単に連携を行えばよい、お互いに知り合えばよいという段階から、何を具体的に解決していくかという次の連携段階に到達することになりました。

 その意味で新原先生のなされたこには、高専と技科大の歴史において小さくない意味があったのではないかと思います。

 とくに、両技科大で日本高専学会年会を開催して、そこに全国から高専教員が集まって交流したことも重要な出来事でした。

 また、新原先生は、私個人に対しても研究者の先輩としての強烈な刺激とすばらしい示唆を与えてくださった方でもありました。

 ここで、せっかくですので、2つのエピソードを紹介しておきましょう。


 その第1は、長い間、時間をかけても、ひらめいたアイデアを考え抜き、それを発明として完成させ、さらにはイノベーションへと発展させていくという粘り強い姿勢にありました。

 ひらめき(intution)、発明(invention)、革新(inovation)という「3i」理論は大いに学ばせていただきました。

 その際、新原先生がモデルとされていた、小松左京の『日本沈没』に登場する「田所雄介(岩手大学教授)博士」が、日本沈没を発見する際に働かせた「鋭く、大きな直観」についても、深く勉強することができました。

 長ければ長いほど、そして大きければ大きいほど、そして新たな発見であればあるほど、それには、大きくて鋭い直観が必要となる、新原先生は、こう思って数々の具体的な実践をなされた方でした。

 これは、鈍くて、小さな直観では、そして博識に長けるだけでは、上記の「3i」には至らない、ここに重要な核心問題がありました。

 現実を見ると、意外にも、この直観を宿した方、博識を得ることが学者の目標だと考えておられる方が多く、その慣習的学者の土壌や文化についても警鐘を鳴らされていました。

 「15年間考え続けたことがやっと解ったよ」

 これが先生の口癖であり、その次に会ったときには、その15年が30年に変わっていました。

 2つ目は、先生に、超臨界に関して重要な示唆をいただいたことでした。

 たしか、これは車の中の会話であり、そのことをしっかり胸に刻んで究明を続けたことが、非常に重要なことでした。

 さて、今回の対談では、互いの学者人生を振り返りながら、日本における製造業の衰退から再生に向けて、その切り札になる地場産業づくりについて大いに議論したいと思います。

 お忙しい中、新原先生が、私どもの研究所に来てくださることになり、急遽、その合間を縫って連続対談を希望したところ、先生はすぐに快諾してくださいました。

 当日は、大いに。そしてゆかいに語り合い、未来の展望を探っていきたいと思います。

 新原先生、どうか、よろしくお願いいたします。 

 大成研究所竣工記念第8回連続対談

 日時:2018年5月1日(火)13時~15時

 場所:大成研究所セミナー室(国東市武蔵町向陽台12-2)

 対談者:
新原晧一先生(前長岡技術科学大学学長)・大成博文(大成研究所)

 テーマ:「日本の製造業の再生と地場産業づくり」

 問い合わせ先:(株)ナノプラネット研究所 電話 0978-64-8155

 参加費は無料です。

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研究所の前庭に咲いたビオラ