本日は、4つ目の質問に対する回答を示すことにしましょう。

 Q4:
仕上がりは、これまでの方法と比較して、どう違いますか?

 
A4:これは、日本を代表するトップトリマーの一人であるMさんが最も評価し、強調されたことでした。

 その仕上がりが、これまでの方法と比較してまったく違う、これがトリマーMさんが、最初に吃驚されたことでもありました。

   この仕上がりを、Mさんは「しっとりふわふわになる」と表現されました。

 よく考えてみると、この「しっとり」と「ふわふわ」は相反する現象にように思われます。

 前者は、水分が多めになったときに感じる被毛の様子を表した言い方です。

 それに対して後者は、「乾燥」が上手く行ったときによく用いられる用語です。

 この2つの用語に示されるような現象が同時に起こった場合に、この「しっとりふわふわ」が起きたのではないかと考えられますが、それでも、読者のみなさまは、これを容易に理解することはできないでしょう。

 そこで、この理解を深めるために、この2つの用語に相反する言葉を探してみましょう。

 まず、広辞苑で、この2つの用語の意味を確かめましょう。

 「しっとり」:適度に水分を含んでいたりするさま

 「ふわふわ」:多量の空気を含んで押しても抵抗がないほどに柔らかくふくらんでいるさま


 前者は、適度に水分を含んでいるときのことのようであり、ここでは「適度に」が重要といえそうです。

 この場合、適度が過ぎて過度の場合には、水分が多すぎて「びしょびしょ」になります。

 逆に、水分が少なすぎると乾きすぎて「ぱさぱさ」状態になります。

 しっとりは、この「びしょびしょ」と「ぱさぱさ」の中間に存在しているはずです。

 一方、「ふわふわ」では、被毛と被毛の間に空気があり、被毛同士がくっついていなくてばらばらになっていることが想像されます。

 また、その状態の被毛は硬すぎず、そして柔らかすぎず、適度な弾力を持っていることも想像できるでしょう。

 人毛では、髪の毛が一本一本きれいに分かれていて、それぞれが自然にカールして膨らんだ状態のことと同じような現象ということができるでしょう。

 被毛が未乾燥の場合は、それに触ると手が濡れてしまいます。

 それは、びしょびしょ状態、あるいは濡れている状態といってよいでしょう。

 逆に、乾燥しすぎると被毛の水分含有がなくなり、「ぱさぱさ髪」状態になります。

 また、よくいわれているように、乾燥状態にある被毛のキューティクルは開いていますので、無理な操作を加えると被毛自体が傷んでしまいます。

 以上をまとめると、次のようになります。
 
siagari
被毛の仕上がり比較

 これからも明らかなように、マイクロバブルフォーム洗浄・温浴法においては、被毛に水分が適度に浸潤し、その抜群の洗浄力によって汚れがきれいに除去され、被毛の表面が適度に乾燥されることによって、「しっとりふわふわ」状態が形成されることが、トリマーのMさんによって発見されたのです。

 そして、これが、トップトリマーMさんがめざしていたものであり、それが実現されて「納得」されたのでした。

 この仕上がりは、Mさんだけが実現できたことではありませんでした。

 その後少なくないトリマーの方々が、この最高水準の仕上がりに到達できたことから、このマイクロバブルフォーム洗浄・温浴法は、口コミで次々にトリマー間に伝わっていきました。

 その最初の変化が起こり始めたのが今から半年前のことでした。

 点から面へ、これからも、その口コミによる普及が広がっていくことでしょう。

 次回は、「しっとりふわふわ」の仕上がりがなぜ可能になったのか、その謎解きに分け入ることにしましょう(つづく)。

マイクロバブルフォーム-0425
マイクロバブルフォームですっぽり埋まってしまいました
(トリマーは国東市のMさん)