緑砦館における3つ目の吃驚現象の話題を紹介しましょう。

 それは、光マイクロバブル栽培のセロリです。

 セロリには、独特の匂いがあり、渋みもあることから、それが好きな人と嫌いな人に分かれます。

 後者の人は、ほとんどセロリを食べることがなく、年中、無縁の存在となっている食物といえるでしょう。

 一方、セロリ好きの方は、このクセのある野菜を上手に料理して、その長所を引き出した工夫を行っています。

 ここまでは、よくあることですが、光マイクロバブル育ちのセロリの場合はこの関係が崩れていきます。

 それは、次の現象によって明らかになります。

 「セロリ好きはますます好きになり、セロリがきらいな人も、セロリが好きになる」

 これまでも、来訪されたお客さんにセロリを試食していただいたことがよくありました。

 その際に、ほぼ決まって起こる現象がありましたので、まずそれから紹介しましょう。

 ①いくつかの種類の野菜が並べられているときに、まず、セロリから先に食べ始める。

 ②セロリを食べ終わった後に、「セロリは、嫌いで、日常はほとんど食べません」という。

 ③「こんなにおいしいセロリは食べたことがありません」という。

 なぜ、このような「セロリ吃驚現象」が起こるのか?

 その意味を少し深く考えてみましょう。

 それは、これまでの食物としての「セロリ観」を大きく覆すものでした。

 その光マイクロバブル育ちのセロリの特徴は次の5つにあります。

 1)茎は水分が豊富で柔らかい。

 2)しかし、繊維はしっかりして、噛み応えがある。

 3)従来のセロリのような渋味や嫌味がなく、ピュアで純粋な味がする。

 4)噛むほどに旨みが出てくる、とくに葉っぱは、それが顕著である。

 5)熱を与える(揚げる、お湯を通すなど)と甘味を増す。


 これまでのセロリの味は、上記の5つの特徴とはまるで正反対でした。

 1)水気がなく、硬い。

 2)噛み応えがなく、パサパサしている。

 3)渋味や嫌味を感じる。

 4)噛むほどに、旨みよりも渋味や嫌味を覚える。葉っぱは食べない。

 5)熱を与えても、あまり甘さや旨みが変わってこない。

 さて、今年はセロリの苗をたくさん購入して移植してきましたので、その光マイクロバブル育ちのセロリの生態もよく理解できるようになりました。

 これらは、光マイクロバブル育ちのセロリが、上記の青色の部分から赤字の特徴へと変化することに重要な関わりを有していますので、そこにやや深く分け入ることにしましょう。

 今年のセロリのほとんどは、高さ15㎝前後に成長した苗から育てました。

 これらの苗には、2つの農薬が使用されて育てられていることが記されていました。

 この農薬育ちのセロリの苗の葉を試しに食べてみましたが、あまりのまずさに、すぐに吐き出すほどでした。

 皮肉なことに、このまずさが、そのセロリの味の基点となりました。

 「あのまずい味が、いつの時点で抜け去るのか?」

 これを観察しながら確かめていきました。

 「まだ、あのまずさが残っている。もう少し、時の経過を待とう!」

 しかし、苗の種類、陽当たりの有無、移植の位置、風の当たり具合、肥料の与え方、装置の違いなどによって、それらのセロリの味が微妙にことなることも解ってきました。

 こうなると、セロリといえども、その育ちによって味が微妙に異なることが明らかになり、これは非常に繊細で、センシティブな栽培法の確立が重要であることが判明しました。

 「たかがセロリではない。非常にきめ細かい、栽培法の開発が必要だ!」

と思うようになりました。

 そのセロリですが、今や、その背丈は1mを超えるようになりました。

 その背丈の高さに吃驚しているうちに、この程度の高さになると、そして、セロリの栽培が終わりに近づくと、すなわち花が咲き始めると、セロリは倒れやすくなるようですね。

 倒れないように、しっかり支えをしていますが、ここで、もうひとつの光マイクロバブル育ちのセロリに関する吃驚現象が起きました。

 次回は、その話に分け入ることにしましょう
(つづく)。

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光マイクロバブル育ちのセロリ