おはようございます。今日も、快晴の爽やかな春の朝です。

 先ほどまで、緑砦館において、東西南北の窓とドアを開けて通気をしながら、野菜や植物の様子を観察していました。

 また、一昨日に、遮光カーテンをより南側に移動して朝陽のカットもできるようになりましたので、約90%カットの遮光シートを巻き上げて天井付近の遮光カーテンのみでよいかを本日から確認することにしました。

 すでに、緑砦館のBレーンの約3分の2において移植がなされ、その定着が始まりました。

 この定着がよかったのかどうかは、新たに若葉が出始めたことで明らかになります。

 その典型はホーレンソーであり、いずれの株も中心部から一斉に若葉が出始めてきて、移植前の様子とは異なる成長具合を示すようになりました。

 また、サンチュも、その定着を喜んでいるようであり、すくすくと伸び始めています。

 このBレーンへの移植によって、反対にAレーンでは、新たな入植が開始されています。

 現在の状況は、次の通りです。

 ①サンチュ:立派に成長したのが10数株植わっています。これらは移植せず、その成長した葉を収穫し、袋詰めしての日持ち試験を行っています。

 1)成長サイズに併せての袋の選定

 2)葉に付着している汚れや虫の点検、洗浄

 3)袋詰め後の保存方法と品質変化の観察

 
などが、その試験項目です。

 ②大葉、チンゲンサイの小苗の移植

 ③セロリ 10数株 3月中旬に移植済


 まだ、このAレーンには移植余地があるようですので、当面、その移植の追加を、以下のように順次行う予定です。

 ①苗を購入しての移植
 サンチュとレタスの苗を、それぞれ28株購入しました。この土落としと洗浄を行い、近日中に入植します。

 ②種からのスポンジ栽培による小苗の移植
 大葉とチンゲンサイのスポンジ苗ができ上ってきましたので、それを順次移植していきます。そのために、Aレーンの水路を、このスポンジ苗用に改善しました。

 ③露地栽培で育った苗の移植
 大葉の苗が若干育ってきましたので、これも順次、大きいものから移植していきます。また、その露地の余白に「青しそちりめん」の種まきも行う予定です。

 こうして緑砦館においては、初期の状態から徐々に抜け出し、定常栽培への「移行」がなされるようになりました。

 今の調子では、あと1か月で定常的な栽培サイクルへの移行が可能となるでしょう。

 これに伴い、Cレーンもどうするかが問題になってまいりました。

 ここの野菜は、いずれも「収穫サイズ」に達していますので、ここの整理を兼ねた収穫のスピードを徐々に加速していく必要があります。

 すでに小松菜や水菜の花が咲き、シュンギクもその先端に蕾ができてきて、今にも開きそうな気配です。

 ソラマメもたくさん実を付けているようで、その背丈は2mを越えました。

 また、セロリの背丈は80㎝を越えてきて、大変立派な様相を帯びてきました。

 このように、春を迎えて緑砦館では、緑の成長が順次休みなく繰り返されています。

 2月、3月と、緑砦館におけるメインのA、Bの水路を製作し、そして栽培を行ってきました。

 ここが野菜で満杯になったら、相当にすばらしい光景になるのではないか、と想像してきましたが、まもなく、それが実現することになりますね。

 間近に迫ってきた「緑の爆発」、それをワクワクしながら待つことにしましょう(つづく)。
sannchu-6
よく育ってきたサンチュ