早いもので弥生の月も下旬を迎えました。
寒い冬が終わり、あらたな季節がやってきています。
日中の陽ざしも徐々に強くなり、ここ国東の向陽台では鶯の声も聞こえ始めました。
この季節の様変わりに応じて緑砦館のなかも新たな様相を帯びてきました。
先行してきた北側のCレーン(5つの水路)の植物や野菜が、ところ狭しと繁茂していますので、今度は、その収穫を毎日楽しんでいます。
ここは、今年の1月から本格的に入植を始めたのですが、約2カ月で、このように満杯状態になってしまいましたので、かなりの成長促進がなされた結果ではないかと推察しています。
ここでは、とにかく、その成長具合を観察することが目標でしたので、それをほぼ達成できたのではないかと思います。
また、この期間の栽培において、おもしろいことがいくつかありましたので、それを2、3紹介することにしましょう。
最初は、西の端に置かれた2つの水路で育てられたセロリについてです。
やや密植気味の状態で育ったセロリですが、ここは毎日西日が長く時間差し込んでいましたので、あまりよい場所ではありませんでした。
とくに、西側の水路の方の成長が今一で、その味も驚くほどのものではありませんでした。
ーーー これは、仕方ないか!格別のおいしさを生み出すには、環境がよくなかったのかもしれない。
と思って、それを生のままいただくことを諦めていました。
ーーー 生がダメそうなので、それではスープにでもしようか!
こう思って、自己流のセロリスープをつくってみました。
両手でつかむほどのセロリを収穫し、それを適当に切って、大きな鍋にいれました。
水はマイクロバブル水を用い、それにセロリ入れて煮込みました。
調味料はコンソメの固形物2つと塩だけにしました。
さて、味はどうか?
ここで、少々吃驚いたしました。
意外にも、これがおいしいではありませんか。
ほのかにセロリの香りがし、さっぱりとした味で、何杯もお代わりをしたくなるスープになっていました。
早速、このスープを家族全員に味見していただいたところ、これが予想以上に評判がよかったので、その理解が促進されたことを、とてもうれしくなりました。
しかし、それはなぜか?
西日がよく当たっていましたので、乾燥気味の環境でした。
また、風の通り抜けもよくなく、隣の同型の水路で育ったセロリとは次のことが違っていました。
①背がやや低い。
②一株から出てくる茎の径が小さいが、逆に茎の数は多い。
③生で食べると、その隣の方がよりおいしい。
どうして、こうなったのか、より詳しく調べてみる必要があると思っていたところ、次に、またおもしろいことが起きました。
先日の来客の際に、それをスープにしようと思って収穫していましたが、他にカワハギの肝スープができているとのことで、それを取りやめました。
「スープの替わりに天ぷらにしましょうか?」
というので、それを了解しましたが、「味はどうなるか?」と少々不安でした。
ところが、これは杞憂だったようで、「このセロリの天ぷらはおいしいですね」というお客さんの感想をいただき、私も、それを確かめてみました。
そしたらどうでしょう。
あの渋味やエグミがすっかり消えていて、しかも甘みが出て、柔らかさも増してきて、最高級に近い、セロリの天ぷらに仕上がっていました。
「これは、上手いではないか!」
生で食べた時は、少々がっかりしていましたので、余計に、これをいただいてうれしくなりました。
セロリのスープに、天ぷら、いずれも最高に近いおいしさでした。
これは、物事を簡単に諦めてはいけないことを教えていますね(つづく)。
セロリ
寒い冬が終わり、あらたな季節がやってきています。
日中の陽ざしも徐々に強くなり、ここ国東の向陽台では鶯の声も聞こえ始めました。
この季節の様変わりに応じて緑砦館のなかも新たな様相を帯びてきました。
先行してきた北側のCレーン(5つの水路)の植物や野菜が、ところ狭しと繁茂していますので、今度は、その収穫を毎日楽しんでいます。
ここは、今年の1月から本格的に入植を始めたのですが、約2カ月で、このように満杯状態になってしまいましたので、かなりの成長促進がなされた結果ではないかと推察しています。
ここでは、とにかく、その成長具合を観察することが目標でしたので、それをほぼ達成できたのではないかと思います。
また、この期間の栽培において、おもしろいことがいくつかありましたので、それを2、3紹介することにしましょう。
最初は、西の端に置かれた2つの水路で育てられたセロリについてです。
やや密植気味の状態で育ったセロリですが、ここは毎日西日が長く時間差し込んでいましたので、あまりよい場所ではありませんでした。
とくに、西側の水路の方の成長が今一で、その味も驚くほどのものではありませんでした。
ーーー これは、仕方ないか!格別のおいしさを生み出すには、環境がよくなかったのかもしれない。
と思って、それを生のままいただくことを諦めていました。
ーーー 生がダメそうなので、それではスープにでもしようか!
こう思って、自己流のセロリスープをつくってみました。
両手でつかむほどのセロリを収穫し、それを適当に切って、大きな鍋にいれました。
水はマイクロバブル水を用い、それにセロリ入れて煮込みました。
調味料はコンソメの固形物2つと塩だけにしました。
さて、味はどうか?
ここで、少々吃驚いたしました。
意外にも、これがおいしいではありませんか。
ほのかにセロリの香りがし、さっぱりとした味で、何杯もお代わりをしたくなるスープになっていました。
早速、このスープを家族全員に味見していただいたところ、これが予想以上に評判がよかったので、その理解が促進されたことを、とてもうれしくなりました。
しかし、それはなぜか?
西日がよく当たっていましたので、乾燥気味の環境でした。
また、風の通り抜けもよくなく、隣の同型の水路で育ったセロリとは次のことが違っていました。
①背がやや低い。
②一株から出てくる茎の径が小さいが、逆に茎の数は多い。
③生で食べると、その隣の方がよりおいしい。
どうして、こうなったのか、より詳しく調べてみる必要があると思っていたところ、次に、またおもしろいことが起きました。
先日の来客の際に、それをスープにしようと思って収穫していましたが、他にカワハギの肝スープができているとのことで、それを取りやめました。
「スープの替わりに天ぷらにしましょうか?」
というので、それを了解しましたが、「味はどうなるか?」と少々不安でした。
ところが、これは杞憂だったようで、「このセロリの天ぷらはおいしいですね」というお客さんの感想をいただき、私も、それを確かめてみました。
そしたらどうでしょう。
あの渋味やエグミがすっかり消えていて、しかも甘みが出て、柔らかさも増してきて、最高級に近い、セロリの天ぷらに仕上がっていました。
「これは、上手いではないか!」
生で食べた時は、少々がっかりしていましたので、余計に、これをいただいてうれしくなりました。
セロリのスープに、天ぷら、いずれも最高に近いおいしさでした。
これは、物事を簡単に諦めてはいけないことを教えていますね(つづく)。
セロリ
コメント